頭が悪いタイトルですね…
なんでこういうタイトルを付けているかと言うと、自分が感じた内容を忘れないようにしているためです…
どうせ記事を書いても自動翻訳でセール情報書いているサイトに内容を適当にパクられて終わりですしね。AIの進化が間違った方向に行っていると思わざるを得ない。
自分のメモと考えないとモチベーションが保てんのや…
せめて自分が楽しめるようにはしたい。
ちょうどセールをやっているのでいい機会なので感想をまとめておきます。70年代ファンクを代表するシンセでもあるので、そのあたりの調べたことなどもまとめていきます。
需要ゼロやな…いいの。楽しいからね。
私のようにオールド・スクールなファンクが好きな人なら購入したらハッピーになれることは間違いないです…
Model72とは
MoogのMinimoog Modle Dのモデリングですね。ファンクにおける最重要シンセといっていいと思います。
モノフォニックのシンセなので、当然和音を弾いたりは出来ません。リードにもベースにも使うことが出来ますが、シンセベースのイメージが強いですね。
Bernie Worrellのこのベースラインは、ファンクというジャンルだけではなくてシンセベースの中で最も有名なものかもしれないですね。
Stevie Wonderももちろん使っています。
Stevieの音楽をファンクというだけに限定するのは無理がありますが、ファンクでシンセが使われるようになったのはStevieの影響は大きかったはずです。あんまり有名ではないですが、実はTONTOはThe Isley Brothersも使用しています。
TONTOはMoog,ARP,Oberheimなどを組み合わせたモジュラーです。
以下の動画はMoogだけに限りませんが、 ファンクの歴史としてもシンセの歴史としてもStevieは重要人物なので楽しめると思います。
Herbie先生といえば、ARPのイメージが強いのですがもちろんMoogも使ってます。しかし、Herbie先生はいつも通りやりたい放題ですね…
あと、皆さんがSUN RAが好きかどうかわからないですけれど、SUN RAのこれもMoogですね。
The Isley Brothersも3+3からHarvest For The WorldまでがTONTOを使っています。Chris Jasperも過小評価されてると思いますね。興味があるかたはこちらのインタビューもご覧になると楽しめるかと…
あとは、Earth Wind,and FireのLarry Dunnもそうですね。
リストを上げていくとキリがないのでこれくらい?にしておきますが、太いベースサウンドが特徴的だと言うことがよく分かるのではないでしょうか。
オールド・スクールなファンクだとMoog,Arp,Oberhiemの人気が突出していて、その中でもMini Moogは圧倒的な人気がありました。というか、今でもありますね…
MinimoogのプラグインはそれこそCubaseがVSTになった頃からアホみたいに出ていたわけですし、本家Moogもプラグインを出しています。
さっと思いつく限りでも、Cherry AudioにNIにIK multimediaUADにArturiaとありますね。ある意味、シンセを象徴する機種と言ってもいい。
私も例にもれずMinimoogは大好き。実機で以前はもっていましたし、プラグインは大体買っている。猫にチュール状態です…
まあ、ファンクやるんならないと始まらないようなものですからね。これは仕方ない。僕は悪くない…
と、いろいろ試してきたんですが、このSoftubeのModel72が自分の一番の好みでした。ファンク系でシンベが必要な場合は90%くらいこれでやってますね。あとはARP Odesseyのモデリングですね。ディスコやるときは違いますけど…
Model72の良いところ
まあ、音ですよね。一番は。プレイはこちらをご覧頂くとベースに強力なのはよく分かるんではないでしょうか。
その次は、モデリングであることです。サンプル音源ではない。
いろいろ頭がおかしいんですが、SlopパラメータをいじるとA=440が安定しないという狂気の作り込みです…
え、プラグインなのに?
そうです。ピッチの揺らぎそのものがアナログシンセの魅力であって、サンプル音源だとリアルであっても質感はやっぱり違うなとなってしまうわけですね。
Minimoogのプラグインの中にはモノフォニックじゃなくなしたりするものもありますけど、あくまでMinimoogのモデリングであるということにこだわりたかったんでしょうね。
あとね。演奏しやすい工夫があります。
後着優先があったり、リトリガーだったり、Modulation MIXがあるから3番めのオシレータもオシレータとして使えます。まあ、なくても太いベースサウンドは作れるので全然問題ないんですけどね。
アナログサウンドだけれど、操作性を犠牲にしないというSoftubeの方針は貫かれてますね。
これだけ強力なフィルターがあったら、他でも使いたくなりますよね。スイープしていくときに一番気持ちいいのがこれだった。
Model72はエフェクトとしても使えますし、SoftubeのAmp Roomをお持ちならエンベロープフィルターとしても使えます。Moogのフィルターのプラグインもありますけど、そちらと比較してもなかなかに強力ですね。
シンセをエフェクターとして使うのは昔から結構ある技法なわけですけど、そう使うことも出来る。
ベースにも良いんですが、もちろんリードにも使えます。なめらかなポルタメントはファンク系だけではなくて、R&Bのバラードでも使えそうですね。
追記:2023/12/12
Model72のデメリット
忠実なモデリングなので、それなりに重いところでしょうか。低スペックなマシンだとキツイかも。
M1 proで使ってますが、困ることはないですね。
私自身はデメリットと感じてないですが、一切エフェクトなど付属していません。
シンセだけで音作りしたい人には不向きかもしれませんね。プリセットから好みのエフェクトで音作りしていくほうが楽しいと思っているので。Softubeで揃えて、アナログごっこを楽しんでます…
あと、これはSoftubeの問題なのか、Abletonの問題なのかはわかりませんが、NotePBを変換してPUSH3で弾こうとすると固まることがあります。
自分にとっては、これは誤算でしたね…
私のPUSH3はかなりトラブルが多いので、ソフトではなくてハードの問題かもしれませんが…
NotePBが変換できたら鍵盤を超える速度で弾けるし、よりアーティキュレーションをコントロールできると思っていたので。まあ、Touchéがあればいいので、Note PBはAbleton純正のものだけ使うことにしました。
まとめ
ハードから脱却して、もう10年ちょっとですか…
時々発作のようにシンセが欲しくなっていたのですが、ああ、これでいいなと思えるものがついに出た感じですね。
実機と同じかというというと、自分が所有していたものとは違うなという印象はあるんですけど、正直、録音したら、どっちもありだろうというレベルです。アナログシンセ、そもそも個体差がありますしね。昔の自分の音源聞き返していて思いました。
ソフトシンセって、なんというかなじまない感じがあったんですけど、そうではないですね。もうそういう違和感を感じないレベルになった。
いい時代になりましたね。そう思います。
昔は古いサウンドを作るために古い機材を買い集めてきました。となると買ってもそのまま使えなかったりするわけですね。コンデンサーが腐食したり、いろいろ大変でしたね…
図面見ながら色々作ったり、パーツを取るためにジャンク品を買ったりしていました。寿司を作るのに、魚を海に釣りに行くところから始まるような感じですね…
費用も正直かなり掛かってました。リコールが簡単に出来ないですし、さっと録音するなんてことはとても無理だった。
Minimoogもチューニングが安定するまでに時間がかかって、大変だった。楽しかったんですけどね…
お陰で知識もいろいろ付きましたし。
でも、どんどん歳をとって、やっぱり自分がやりたいのは演奏して作ることだということに落ち着きました。Softubeが好きなのは、自分が好きなオールド・スクールな音色を作れる一方で、操作性を犠牲にしないというところです。
音楽を作ることが再び仕事の一部になったとはいえ、生活の中で、純粋に自分の好きな音楽だけに振り向けられる時間は少ない。そんなときでも気軽に自分が本当に愛している音楽を出来るのは嬉しいことです。
Model72、お気に入りです!
Rhodesなどはギター・アンプと繋げて使っていたことが多いので、そういう遊びをしたいときには時代的に銀パネのTwin Reverbがあるこれが最高のごっこ遊びが出来ます…
DTCがこんなに便利だとは思いませんでした。ベースに最強だと思ってますが、リバーブ歪ませたり、シンベにパラレルで掛けたりしても質感出てていいですね。これとTAPEはアナログサウンドが好きな人は買うと後悔しないと思います。
Midnight Jam #17
— うりなみ (@urinami) April 20, 2023
ソウルで延々とシンガーがアドリブしてるような後半部分みたいな感じ。わかりますかね…
セールやっているSoftubeのFlangerをストリングスに。コーラスなんかに使ってもいい質感で楽しいです… pic.twitter.com/9mN6uHNFUN
記事は書いてないけれど、Paul Wolffが作ったこの2つはあると捗ると思います。テープのフランジを模していて、テープスピードを変えるモードがあるというあたおかプラグインです。原理勉強するにも楽しかったです。
Softubeのフェイザーが1,270円だったから購入してみた。AbletonのElectricもSoftubeまみれにするとこういう感じにできて楽しいです…
— うりなみ (@urinami) November 17, 2023
その場で移調して音域考えながら弾くとこんなひどいプレイになるけど練習したら、パッドでベースライン入れながらコード弾くのはできますよ。… pic.twitter.com/XZ6gtyOBzd
これも記事は書いてないんですけど、この時代のシンセやエレピのサウンドが好きなら、あったら楽しめるのでは…緩やかにも掛けられますし、きつく掛けてもいい。Tube DelayやSpring Reverbを深めに使うと艶めかしい感じになってファンクがはかどります…
絶版なのだが、黄金期のスティービーに関しての音楽面からの資料がある。キー・オブ・ライフで使われていたのはGX-1でクレジットではGX-10と書かれていた誤植であるとか、微に入り細を穿つ書籍ですね。最高です…
ミュージシャンが書いているスティービーの本はあまりないので貴重な資料。絶版なので、ファンは買うと良いです…
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