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アフロフューチャリズム ブラック・カルチャーと未来の想像力 イターシャ・L・ウォマック

無理ない暮らし
この記事は約4分で読めます。

友達からのプレゼント、奥さんからのプレゼントと2冊もらった。みんな、私の事をよくわかってますね。実は原著も持ってるんだけどね…

だいぶ前に読んだのだけれど、読み返したので読書メモを。今後、アフロフューチャリズムと関わりがあると思われるものに関しては気づけば追記したい。

出版社の惹句

ブラックカルチャーのミッシング・ピース!!

サン・ラー、オクテイヴィア・E・バトラー、ジョージ・クリントン、マイルス・デイヴィス、ジャネール・モネイ、サミュエル・R・ディレイニー、ニヨータ・ウフーラ(「スター・トレック」)、ブラックパンサー(マーベル)……
彼/彼女たちが夢見た宇宙、切り開いた未来とはなにか?

文学、音楽、映画、美術、コミックス、あらゆる表現を横断し、フェミニズム、社会運動を駆り立てたSF的想像力とテクノロジーの精神史

ブラック・ミュージックに関心がある人なら、P-Funkのジャケットにあるような、宇宙的なイメージ、EW&Fのエジプト的なイメージ、サン・ラ、ジャネル・モネイなどの世界観に独特のものを感じ取ったかもしれない。

惹句にブラックカルチャーのミッシング・ピースとあるようにその背後にある思想が何かという事を知りたい人には面白く読めるはず。

こういう動画などのイメージの源泉はどこから来たのか。そういう事に関心がある方なら楽しく読めると思います。

読み返す時に、マイルスのStar Peopleはブルースだけれど未来の音楽のように感じられた。

物凄く雑に要約すると、過去の歴史を、未来の視点、科学技術からポジティブに捉え直す思想と言えるだろうか。サン・ラやジョージ・クリントンは意識的だったと言える。

自分たちのルーツを再定義と考えると、アフリカ回帰運動とも当然繋がりがある。

このあたりは調べ直したい。マーカス・ガーベイのブラック・スターラインもスターシップのイメージの一つだったかもしれないと今更ながらに気づいた。ボンクラすぎる…

ハーレム・ルネサンスがアフロフューチャリズムの前身というのは、それはそうなのだけれど今までそういった捉え方はしていない。

ブラック・カルチャーの精神史とあるように、大部の本ではないけれど折に触れて読むと新たな視点が得られる。年に一度くらいは読み直して、現在の自分の視点で気づいたところを書いておこうか。

ネラ・ラーセンも今は日本語で読めるのね。

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よく考えるとMarvin Gayeの離婚伝説もそういう風味があったな…

興味を持った方は、フリーダム・ドリームスも合わせて読むと楽しく読めると思う。

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読書メモは書いていないのだけれど、そのうちまとめたい。サン・ラがシンセを使っていたのは有名だけれど、ミュージシャンにはテンションの使い方がモダンで、当時としては相当に先進的だったということなども面白く読めた。非・ミュージシャンにサン・ラは一体どうやって理解されていたのだろうか。

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学生時代、高円寺の駅近くにあるレンタルビデオ店で借りた記憶がある。オルガンとドラムとKと見た記憶が。どうでもいいが、パット・マルティーノの教則ビデオなどあってとんでもない店だった。

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ニーナ・シモンはリベリアに行っていたはず。音楽と当時の社会状況などを理解すると、苦しみは考えるに余りある。

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