Ableton PUSHのフィンガリングについていろいろ考えています。
完全4度音程であるAbleton PUSHのクロマチックモードの配列が、テンションコードが弾きやすく、拡張性があると思っています。
スケールモードに関しては、あまり興味がない。転調が多い曲で演奏するのが自分には面白いので、使わないんですね。ただ、アウトせずに、インプロヴァイズできるというのはメリットはあります。モーダルなものを打ち込みでやる(いるのか?)のも出来ると思います。
ただ、統一した運指で12キー全部で演奏できることを考えると、クロマチックでやるのが一番自分にはしっくり来る。ギターやベースの知識を使うことができるのはこれだけですしね。
左手でコードを演奏する場合は、基本的に親指をホームポジションとして最低音を演奏するのが基本。他のプレイヤーをみてもそれが多い。
バリエーションとして人差し指で最低音を担当するようにすれば、ほとんどの場合対応できると思います。指板の捉え方はギターやベースと同じですから問題はフィンガリングだけです。
ただ、シングルノートを演奏しようとする場合、バリエーションが多いんですよね。
左手を加えてもいいんですから。ピッチベンドホイールやモジュレーションを使いっぱなしなら右手のみでのプレイでシンプルです。ただ、速度は出せない。クロマチックでうねうね弾きながらみたいなのは片手だときつい。
ピアノのように横移動だけで対応するのは無理がある。PUSHはそれには向いていない。右手だけのプレイより、低音側を左手に担わせたほうが圧倒的に楽に演奏できる。
左手の指一本、左手の指2本など左手をどれだけ使うかで、右手の指を何本使うか決定するのがギタリストにとってはわかりやすそう。初めは、このパッドで早いフレーズなんか弾けないと思っていたんですが、「いや、左手を使えばいけるか?」と気づくんですよね。他のプレイヤーを見ると参考になることばっかりです。
頭を柔らかくすれば、思っている以上にできることが多い。スケール弾いているだけでもいろいろ発見があって楽しいです。
なにか面白いフィンガリングのアイデアありませんか?あったら教えてください。私はいま左手を加えていろんなスケールを弾いて遊んでます。それだけでも発見があります。
2018/01/10 追記
グリスは可能性があります。ギターのフィンガリングと近い感覚でできます。PUSHのパッドは高さがないのでグリスはやりやすいです。こんな簡単なことをいままでずっと使ってきてどうして思いつかなかったんだろう…
グリスを使うことで、水平の動きも対応しやすくなりました。ギタリストやベーシストなら人差し指、中指、薬指などでスライドさせてポジションチェンジするのと同じ感覚です。
動画に撮ろうと思っていて、最近準備中です。ここまで書いてきてなんですが、文章で書くより動画の方がはるかにわかりやすいですね。
2018/01/19 追記
グリスがつかえることで、かなり運指スタイルが変わってきました。左手は基本一本。右手は二本指がメイン。
もう少し練習したらスケール練習したりフレーズを弾いた動画を撮ります。ギタリストやベーシストなら動画をみたら一発でわかってもらえると思います。
Ableton PUSH2面白いですよ!
追記:2018/11/21
グリス使えないと、速度は出せないですね。クロマチックアプローチが多くなるのは、Ableton PUSH2の特性ということで、積極的に使っていこうと思うようになりました。
追記:2021/08/06
完全に自分のプレイスタイルの一部になりましたが、正直PUSHでやるのはおすすめしません…
パッドの寿命を短くします。
こういうプレイするなら、LaunchPADXのほうがいいです。64パッドで演奏したいだけならこれで充分と思うようになりました…
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