PUSH勉強会55回目
PUSH勉強会の55回目をMeguさん(@CymaSonic0 )と行ったよ。
2019年43回目。今年の目標は50回だから、残り7回。進捗率86%
今年の目標だからペースとしては上出来だけど、どこまで続けられるかはわからない。
だから、できるうちにやってブログの記事を増やしたいな。
あとでAbleton LiveやAbleton PUSH2を使ってみようと言う人が楽しく使えるようになるようにしたい。
前回の記事はこちら
ちょっと記事を書く順番が前後したけど、53回目の記事はこちら
やったこと
- アレンジメントで複数クリップの選択
- アボイドノートの確認
- EQ8の使い方
- サイドチェインコンプのパラメーター
- Utilityで低音をモノラル化する
- 音域
- 代理ドミナント
- 代理ドミナントのテンションとスケール
- エンハーモニック
- 二次代理ドミナント
- 二次代理ドミナントのテンションとスケール
- 代理ドミナント、二次代理ドミナントにⅡmを導入する
- 7thコードの解決例
- パッシング・ディミッシュをドミナント7thに変形する。
- ドミナントの4度進行をリハモする
結構やったね…
MEGuさんが曲を作るとき、こういうこと確認したら便利やよというのを話した。ちょっとしたことだけれど知ってたら随分作業の手間省けるもんね。
Meguさん、shift+選択で、複数クリップを選択できます。
アボイドノートの確認や、音域の確認にも便利です。スムーズなボイスリーディングを考える上でも役に立ちます。
MEGuさん、EQ8はとても便利です。スペクトラムアナライザがついている今どきのEQですが、PUSHなら画面でみえるのも便利です…
EQで調整することは多いので、EQ8はどのトラックに立ち上げておいてもいいと思います。
あと、勉強会で言うのを忘れていましたが、LIVE9で付属するようになったGlue Compressorは便利です。
標準のコンプレッサーと何が違うかというと、ソフトクリップボタンを押すと、最大の出力が-0.5dbになります。要するにコンプ+リミッターとして働きます。クリップの防止にもなりますし、通常のコンプレッサーとは違った音質になります。まとまった感じになります。
WavesのSSL持っているけど、こっちばっかり使ってますね。軽いですし。
ドラムやホーンなどそれぞれでグループトラック作ってGlue Compressor挿してます。ミックスやりやすくなるので重宝してます…
地味なんですが、非常に便利なのがUtilityです。
クリップのゲインよりレベルを稼げることもメリットですが、低音をモノラルに出来るのも便利です。ステレオでちょっと困ったなという時に活用すると便利かと…
考えたこと
これで、一応コード進行に関する理屈はもうちょっとで終わり。パッシング・ディミニッシュは7thコードに変換できるというのは、勉強するとわかりやすい。
その応用みたいなのは前にも書いてあるんだけれど、結局勉強していけば行くほど、いろんなことがつながってくるから、楽になるんだよね。ああ、これとこれって同じことじゃないかって。
MEGuさんとのPUSH勉強会では、特にこれは代理として使えるというのを重視して話してきた。
ジャズの場合だと即興のツールとして、こういう代理が使えると知っているのは大事。
縦のハーモニーをメロディとして横に展開するようなのがある意味バップとかのコンセプトやんか。
それは作曲と大きくかぶる部分があるからね。
ゼロから作曲するのももちろんありだし、ジャズ的な即興が全ての曲に有効というわけではもちろんない。
だけど、こういう考え方をしっていれば、作曲する時のとっかかりにはなるよね。
一つのツールボックスではあるから。アルペジエイターが作るときのきっかけになる人も多いはずだしね。手段の一つとしてはありかなと。
LIVE10から、複数のMIDIクリップの編集も出来るようになった。
キックとベースの関係性なんか簡単にわかるよね。特に、アボイドノートの確認なんかは便利。
今、MEGuさんはこれでベースラインを参照しつつ、コードに合わせて変形したりしてるのね。
ドラムと、ベースとコードをみたら全体像もわかりやすいよね。あ、これもKindle Unlimitedで読めます。
ここで、ベースをトライトーンサブにしたらどうだろうとか全体像みえたら自分で工夫しやすいよね。いろいろ広げられる。
メジャー7thより6thにしたほうが美しい場合もあるだろうし、転回形を使ってスムーズなボイスリーディングにしてみようと考えるのも容易。
shift+上下矢印でオクターブで簡単にオクターブ移動出来るしね。
Ableton PUSH2使う時に、覚えておくと便利なショートカットをまとめておいたよ。
Ableton Liveは譜面の機能がないから、いままでだったらこういうのは他のDAWより使いにくかったけど、ある意味ずっと使いやすくなった。
ホーンやストリングスアレンジするのもわかりやすい。
楽器の音域や、ボーカルの音域も意識しやすくなるよね。
Ableton LiveとPUSHをうまく使うことで、譜面の音楽も、それ以外のミックスやサウンドデザインも同時に学べる。
すごいことやなと思う。
今の音楽だと、作曲とミックス、場合によったらマスタリングまで行ったり来たりするよね。特にAbleton PUSH2とAbleton Liveはそれに向いていると。セッションビューでサウンドデザイン的なことをやってから、アレンジメントビューに持っていってもいい。
即興的に演奏したものをCaptureで形にしてもいい。Max for LIVEで自分のエフェクターを作ってもいい。サンプルを切り刻んでもいい。
Rackなんて、他のDAWではできないこと簡単にできる。Ableton LiveもAbleton PUSH2も楽器だなと思うよ。つかって機能がわかるようになればなるほど、面白いことが出来るようになる。自由を感じられるよ。
PUSH勉強会は、学ぶことができるきっかけになったらええな。出来ること増えると楽しいやんか。みんな時間がない。自分で学んでいける方法が提示できたら自分の目的は果たせたと思う。
いつまで続けられるかはわからんけど、生活の中に無理なく音楽できる人が増えると嬉しい。
Ableton LiveもPUSHも楽しいな!
Kindle Unlimitedは激しくおすすめです…
譜読みやコードにかなり時間を掛けたのは、得られる情報量が全く違うから。MEGuさん、ドラム譜、ヘ音記号、ト音記号と慣れていくうちに読めるようになったからね。アレンジの情報やジャンルの情報をえるのに、ギター・マガジンやサンレコはやっぱり役に立つよ。
いろんなプラグインあるけど、基本的な原理をしっていたら応用はしやすいよね。とくにこういうのでパラメータ見ながらPUSHでつまみをいじってみたら、理解も早いと思う。これはKindle Unlimitedで読めるよ。
シンセの原理も、Ableton Liveで学ぶのは出来るよね。Operatorもおかげでだいぶ使い方わかったよ…
自分で記事を書くと使い方覚えるね…
アナログシンセの原理なら、これもおすすめ。こっちはKindle Unlimitedで読めます。
Ableton Liveだと、Analogが典型的なアナログシンセで、シンプルだから使い方覚えるのも簡単でええと思う。
Max for LiveのBassやPoliもシンプルだけど強力で好きだな。Ableton Liveの場合、好きにいじることが出来るようにあえてシンプルにしてあるんだと思うよ。
自分でエフェクト組み合わせたり、他のインストゥルメントと組み合わせたりすることで自分の楽器を作れる。
これはAbleton Liveのおもしろいところやと思うな。
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