練馬 樹藝夢 空を眺めてコーヒーを一杯
ひたすら歩く。夕方まで歩くことにした。
豊島園まで歩くことを目標にして歩く。
さすがに歩き疲れたので、少し休みたい。
携帯で調べると、カフェがあるようだ。
造園屋さんがやっているカフェらしい。
フェリーチェもそう言うところだったので、練馬は緑が多いからだろうか。
気持ちの良い天気だった。
テラス席もあると言うのでそちらに座ることにした。
来た時間が少し涼しくなる時間だったの良かったのだろう。
緑に囲まれて落ち着いた。
静かである。
アイスコーヒーを頼んだ。
よく冷えていて美味い。
五月は好きな季節だ。梅雨に入るまでの季節は一年の中でもとくに美しい季節だと思う。
ゆるい風が頬を撫でる。
夜に来ても気持ち良いだろうな。
目をやると、犬と散歩に来ている年配の女性が見えた。
散歩で一緒に来られるカフェがあるのは愛犬家には嬉しいだろう。
ちょっとゆっくりしてなかったな。
忙殺、忙月、忙祿
そんな言葉が思い浮かぶ。
忙の対義語は閑。
熟語はなんだろう。
閑散、閑職、閑話
そんなところか。
閑の語源を調べると、門の中に木があるとある。
そんなことを思って空を見上げた。
空が高い。
大樹
文字通り、この店の柵の中にある。
生きて行く中で、自分の生活をコントロール出来なくなることがある。
身体を悪くしてから、簡単に自分の限界を超えるようになった。
過信だ。
過大評価も過小評価もせずに、正確に己を見つめる方法はない。人間では不可能な視点だが、望んでしまう。
まあ、でも自分が限界を超えつつあることは、忙しくなければ気付けるんだよな。
忙しい環境に自分を置いた時点で失敗なんだよな。いつもやってしまうけれど。
閑かは守り、防ぐと言う意味もあった。
そうだよな。ぼんやりできる時間がある暮らしをすること。
それが自分の暮らしを守ることだろう。
無理ない暮らし。難しいよな。閑居の友に読書と音楽あれば良いんだけど、少しずつだな。
さ、疲れも取れたし、歩いて帰りますかね。
ごちそうさまでした。また、来ます。
昼総合点★★★☆☆ 3.5
コメント