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AbletonユーザーがStudio Oneを使うときに覚えておくと便利なこと サンプルのスライス

Studio One
この記事は約4分で読めます。

Abletonはオーディオ編集が得意。Simpler,Drumrackの連携などで極めて快適に使えます。

Studio Oneを使うまでは、サンプリングに強いイメージが無かったのですが、なかなかどうして強力です。Abletonでも、オーディオのスライスの方法は複数ありますね。Studio Oneもいくつか方法があります。

ドラムをスライスする場合

Abletonの場合だとドラムループなどを右クリックして「新規MIDIトラックにスライス」で切り分けてくれます。Transientで切り分けるのが一般的ではないかと思います。スライスすると、Drumrackにスライスされた物が立ち上がるのと、MIDIデータが立ち上がります。

アタックで切り分けられているので、このMIDIデータをコピーしたり、入れ替えたり出来ます。Stylus RMXやなつかしのRecycleと同じ形式ですね。

スライスしたサンプルはDrumrackにアサインされているので、そこから叩いてリズムパターンを作ったりするのも簡単です。

Studio Oneの場合は、サンプルをshiftキーを押しながら、ImpactXT(Drumrack的なもの)やSample One XTにドラッグすると、自動的にスライスされます。

注意点としては「新規SampleOneに送信」「新規Impactに送信」でスライスされたデータがSample One XTに読み込まれはするんですが、そのままだとスライスされてないデータが送られてしまいます。

ですので、アレンジメント上のイベント(クリップ)で右クリックして、「ベンドマーカーで分割」してから送信します。

これでスライスされたデータがパッドやキーボードにアサインされます。

手動でサンプルを切り貼りしたいという場合は、ベンドマーカーで分割して切り貼りすれば問題ないですね。

スレッショルドがSimplerのSensitivityというところさえわかれば戸惑うことはないのでは。

追記:2022/03/25

スライスしたデータをMIDIデータと出力する方法がわからなかったのですがわかりました。

ブラウザからでないと、スライスしたデータはMIDIデータとして出力されないということです。ハマりました…

ここはAbletonのほうが作業早いですね。

注意点としてはスライスしてあるデータ(Studio Oneの付属のLoopやRexファイル)でないとMIDIデータが出力されないことです。

なので、スライスしたデータを加工してブラウザに持っていく必要があります。

手順としては以下の通り

  1. MIDIデータとして出力したいループを読み込みます。
  2. 分割
  3. グループ化
  4. ファイルをブラウザにD&DしてaudioLoopとして保存
  5. ブラウザから「新規SampleOneに送信」か「新規Impact XTに送信」を選ぶ。

これでMIDIデータが生成されます。これでStylus RMXやRecycle的なやり方が出来ますね。

今回はドラムループを選択して、「オーディオベントで分割」を選択した。分割されている状態。

今回は、ドラムのループをスライスしたので自動検出させましたが、もちろん手動で切っても構いません。

分割されているオーディオイベントを全選択してから「G」でグループ化する。これでスライス情報が書き込まれた。

分割されイベントを全選択してからグループ化して、ブラウザにドラッグするとオーディオループが生成されます。

ブラウザからブラウザから「新規SampleOneに送信」を選択しました。

MIDIデータでしっかり出力されている。

これで再利用できますね。まあ、そんな事するより、オーディオベンドで分割してオーディオデータを切り貼りしたほうが今風の作り方かもしれません…

Abletonのサンプル関係の記事はかなりあります。カテゴリAbleton Liveでサンプリングは楽しいを御覧ください…

Impact XTのレイヤー、チョークやフェードなども書こうと思ったのですが、記事が長くなりそうなのでまた別記事にします…

Studio Oneのブラウザはかなり便利です。

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