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オンラインで音楽を一緒に作るためにやっていること1

音楽
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いろいろ試行錯誤してきて、自分なりのやり方が固まりつつあるので忘れないうちに書いておきます。自分へのメモ。

共同制作と言ってもいろいろなやり方があると思います。

ファイルのやり取りだけで完結する方法もあると思いますが、オンラインだと演奏したものを聞いてもらいながら作っていくというのはなかなか難しかった。いろいろ試行錯誤しました。

一緒に作る場合、特に同時に作業していく場合は問題点が多い。このパートだけ録音してとか、そういうのなら同時に作業しなくても良い。それなら問題はバージョン管理だけですむ。

同時に作業する必要ないならDropboxでファイルを共有すればいいですよね。いままではそうやってきました。

Studio Oneはバージョン管理も簡単ですし。Abletonでもプロジェクトの命名規則さえしっかりしていたらなんとかなる。

アイデアを提案する時に、録音してから聞いてもらうより、聞いてもらいながら録音する形をとりたい。そのほうが楽しいですしね。バンドの楽しさというのはそういうところにあると思うので。

でも、なかなか難しかったです…

今も工夫しています。

役割分担の確立、コミニュケーションツール、音声の共有

まず、第一の問題はそれぞれが作業している時間が違うということでした。あと、作業している箇所も違う。

これは結構大きい問題でした…

曲の必要なパートを順番に録音していくような形なら問題ない。

一緒に曲を作りながら、構成も変えていくような場合ですね。一緒にあって作るなら何の問題もないですね。

これがネットとなると格段に難しくなる。今回、いろいろ考える必要があったのは、パッドフレンズのMEGuさんと一緒に曲を作っているからです。

パッドフレンズのMEGuさんはアメリカ在住。アメリカと日本ですから、昼夜が逆なわけです。

私もMEGuさんも自分で仕事をやっているので、時間はお互いに調整できるものの、私は代打仕事もあるし、出張も多い。

実際に音を出す以外でもメッセンジャーで細かく作業の進捗を報告しあったりして、できるだけオンラインで共同で作るときはそれに集中できる環境にしました。グループウェアも使ってます。それとDAWのメモ機能。

トラックごとに何をやるかなんかメモをDAWに記載してあるので、ミーティングやレコーディング以外の個別の作業はそれを参考にしてます。

メッセンジャーは確かに便利なんですが、メッセンジャーでやり取りするより、直接聞いてもらったほうがいい場合というのはやっぱりありますね。

二人で同時に作業する必要性があるのはまずは方向性ですよね。方向性がずれたまま作業してもひたすら時間が経つだけで進まない。そうこうするうちにモチベーションが尽きてしまう可能性はある。

だから、ここは実際に話しながらやる必要がある。

本テイクはどうするかという判断ももちろん一緒にやる必要がある。

そしてアイデアなんかは二人で出したほうが面白いものができますよね。

録音してからファイルで聞いてもらうということはどうしてもズレが起きやすい。演奏しているものを録音しながら判断してもらうのが速い。自分でアイデアを出し、聞いてもらい、アイデアをもらい、修正する。コロナウイルスが蔓延する以前のあたりまえのスタイルです。

技術的な問題で一番初めに解決しなければならなかった問題は、PCの音声を共有することでした。

音質を考えるならAudioMoversが一番良いと思うのですが、画面共有、PCでの作業を考えて、Zoomを使っています。Zoomは有料アカウントで契約しています。

人によってはZoomの画面共有で音声を共有する方法だけでも成り立つかもしれないですね。

Zoomも画面共有のオプションで音声の共有も出来るのですが、ドライバ入れている間はPCからDAWの音声が聞こえないので、ループバックは必須です。

このあたりは勉強会ですでにやり方は確立していたのは大きかった。

お互いにループバックが出来るオーディオインターフェースを使っています。

このあたりの設定についてははまた別の記事にしたほうがいいですね…

Macはソフトウェア上で解決するのがなかなか難しい。ソフトも有るのですが、ハードのほうが負荷も減らせるし、安定しました。そもそもZoom自体も結構負荷がありますし。Windowsは簡単というわけではないですけど、通信量制御することもできるけど、Macでやるのは難しかった。

そして、そんなのをリモートで一緒にやる人が全員設定するなんてのは現実的じゃない…

ベストは無理でも出来る範囲でやる方法を模索するしかなかった。生楽器ばっかりならsyncroomでやるという方法もなくはないですけどね。そもそも時間に全員集まれない方も多いと思うんです。そういう時にいろんなやり方があるというのは記録として残しておいても良いはず。

オーディオインターフェースに関しては、私はRME,MeguさんはPreSonusのRevelatorを使っています。演奏する人でPC上でアンプシミュレーターを使うような人はRMEは非常に便利です。

というかTotalFXがなかったらできなかった…

DAWの音声を聞いてもらい、PC上でアンプシミュレーターを立ち上げても負荷でDAWが不安定になることもない。アンプシミュレーターの音を自分も相手もモニタリングしつつ、録音ができます。

ネットで作る場合は役割分担を明確にする必要が普段の制作以上に重要だと感じています。

MEGuさんとやっている場合、私は基本的に演奏、アレンジ担当で、最終的なジャッジはMeguさんにしてもらってます。ミックスもMEGuさん。プロデューサーとコンポーザーがMEGuさんということですね。

演奏してる時にジャッジはできない。特にギターからベース、鍵盤パートまで全部自分が演奏するので、客観性はゼロですからね…

はじめは自分も記録したりしていたのですが、どうしても思考が途切れてしまう。

役割分担がある程度明確にできてないとうまく行かないというのは、かなり初期の段階でMEGuさんと問題点を認識できていました。

MEGuさんがめちゃ仕事が出来る人なので、演奏以外の多くを担当してもらってます。ありがとうございます…

このあたりはやっている人によって役割は変わるので、早い段階でやり方を確立するとスムーズに制作できると思います。

メモなどは個別の記事にしたほうがいいですね…

Zoomとスカイプだと、Zoomのほうがマルチカメラが簡単に使えるメリットもあるんです。こういうボイシングだとか、さっと見せられる。

負荷の分散を考えるなら、会話は携帯でやってという方法もありますね。

自分が録音を担当する場合はやり方が違うのですが、こっちはそんなに難しくなかった。

ネイティブスピーカーの音声を録音することもコンテンツを作る業務の一部にあるんですけど、そのノウハウを転用するだけだったので。

録音側のノウハウはいくらでも調べればでてくると思います。

ですが、誰もが使っているシステムでないと、導入コスト、習得コストが高くなる。音楽をやることそのものと関係ないことを、日々生活があってやるのは非常に難しいと感じています。

今年の後半に移動をしたいのは、特に音楽を続けるのが難しくなってしまった仲間たちの環境構築をやりたいからなんです。

音楽に詳しいからDAWに詳しいというわけではない。DAWに詳しいからルーティングに詳しいわけでもないですし…

自力で環境構築するのもできない場合がある。日本なら行って自分が環境構築したほうが早いですしね。そうなると、仕事の環境を持っていきながら移動することを考えてシステムを構築しなければいけない。

全員が同じ時間に集まれなくても、なんとか出来る方法はありますよ。

完璧なものでなくてもいいから、今できるところから無理なく音楽を続ける方法を模索していきます…

追記:2022/06/10

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