PUSH勉強会68回目
PUSH勉強会の68回目をカバさん(@toronikaryo)と行ったよ。
今年56回目。100回目指すのは悪くないけど、さすがに仕事きつい状況で上方修正は難しいから考えないといけないね。
週に2回でも結構体力的にも限界だからね。ちょっと働きすぎだから考えやんと…
前回の記事はこちら
カバさんとの前回の勉強会の記事はこちら
で、カバさんも大分練習されて、7thまでのコードは大分弾けるようになったと。
でもドラムを自分で打ち込んでコードを打ち込んでもなかなかいい感じにならないと。
カバさんは自分でラップもされるんで、そのためのトラックづくりをしたいということやね。
じゃあ、テンションコードとリハモ。特にパッシングコードを実践的に使うのが感じが出やすいだろうということでやってみたよ。
ピアノやギターとは違う、PUSHならではのポジションがあったりするし、ピアノの奏法やボイシングを理解しないと感じが出なかったりするかもしれないから、ちょっとむずかしいところだよね。
やったこと
- サンプリングされている上ネタはテンションコードが多い
- テンションコードとは
- R+3とトライアドで9thコードを作る
- メジャー7th(9)
- 7th(9)
- マイナー7th(9)
- マイナー7th(b5、9)
- マイナー7(9)のよく使われるボイシング
- マイナー7(9,11th)でよく使われるボイシング
- R+3+7+トライアド アッパーストラクチャートライアド
- R+3+7と全音上のメジャー・トライアド=7(9,#11,13)
- R+3+7と短3度上のメジャートライアド=7(#9)
- R+3+7と半音上のマイナートライアド(b9、b13)
- ジャズ的なバッキングで、上のトライアドを動かすパターン
- いろいろなフォームを覚える意味
- PUSHの場合クロマチックでの修飾を前提にするとワイドなフォームを覚える必要がある。
- ワイドなフォームでないと早く弾けない
- ワイドなフォームでないとパラディドル奏法は出来ない。
- コードとメロディを弾く場合とフォームが違う
- コードから8音に変更する
- 8音スケールに変更して、表にコードトーンを持ってくる
- 崩したアルペジオ
- ソロもコードから考える
- Ableton PUSH2はピアノと弾き方が違う
- 上行するパターンは引きやすいが、下降するパターンは弾きにくい
- 全ポジションを訓練する意味
- 初めはメトロームを使わない
- 動きを覚えてからメトロームを使う
- 弾き語り的なパターンの左手
- コード進行のよくあるパターンを知る
- 4度進行
- 循環
- 逆循環
- ピアノ的な奏法例
- R+5+R+9
- Ableton PUSH2の場合は9thが右手親指に来ないとメロディを弾くのが難しい
- ペダルをつかったピアノ的な奏法
- 転回形を重ねていく
- コードを作るときにも転回系は使える
- パッシングトーンで実際には様々に装飾している
- 第一転回形をパッシングコードとして使うパターン
- 第一転回形にパッシングトーンを加えるPUSHではやりやすいパターン
- セカンダリー・ドミナントを使うパターン
- 裏コードを使うパターン
- コードフォームを分解してパラディドル奏法を使う
- 実際弾いて覚えるしかない
- サウンドを覚えてから
カバさん、また記事書きます。
けど、PUSHでやるとしたら、このようにアプローチするというのがは演奏したの見てもらえばわかりましたよね…
これが今回結構時間を掛けてやったやつですね。
これ、実は使用頻度は一番高いと思います。初見の曲を演奏するときなんかはできるだけシンプルに弾けるほうがいい。実はこれ、パッシングコードを使う時にすごく使います。
PUSHで一番弾きやすいんです。
5度を省略してあることでいろいろ対応させやすくなってます。
ピアノ的なプレイにも重要。ペダルをつかって転回系を弾くのはモテの第一歩ですよ…
あ、ダンパーペダルと、フットスイッチは買ってください。笑
あと、パッシングコードとして第一転回形を使うのは、むちゃくちゃたくさんあります。
実際にこれを加えるだけでも相当印象が変わるのはわかりましたよね。地味だけど覚えるとモテに近づくはずです…
ピアノ的なペダルのつなぎ方なんかも説明しますね。多分知らないと苦労すると思うので。
こちらの二つも覚えておくと、後で役に立ちます。4和音を減5度上(右斜め上)に動かす以外にもいろいろ活用法があるんです。
アッパーストラクチャートライアドを動かすのは、また、記事にしますのでお待ち下さい…
演奏例は、物凄く簡単にした動画をあげておきます。
2516というパターンで弾いてます。そして、6がマイナーではなくて7thです。
5のときに、ルート以外は減5度上(右斜め一つ上)に動かしてます。これは非常に使われるので覚えると幅が広がると思います。
実際、ドミナント7thでよく使われるバッキングのイディオムみたいなのもあるんですが、いきなり覚えるのはきついですよね…
ある程度コード覚えたら理論やりましょう。
勉強会ではさらに高度なやり方しましたが、まずはこういうサウンドを頭に入れるといろいろ聞き取れるようになると思います。
ピアノ的奏法ということで、結構低い音域でやってます。卒業ソングパターンとか言ってたやつです。笑
追記:2019/06/10
これも第一転回形でFにつなげてます。パッシングコードがモテに近いのは間違いないですね…。これ、PUSHでやるときにやりやすいポジションを選択しないと地獄のように難しくなります…
あのときは、ベースラインが下がっていくパターンでやりました。
ピアノ的な奏法の場合は、当たり前ですがピアノに最適化されているので、PUSHの場合だと取捨選択する必要があるんです。
このあたりはまたカバさんがやりたくなったらやりましょう。
左手で、R+5+R+3を押さえるのがポイントです。曲調によっては、オクターブのルート、R+3+R,R+5+Rなどありますが、これは曲調に応じてです。
PUSHで弾くのはかなり難しい。実はジャズ的なプレイより、こっちのほうが難しいです。
ピアノなら左手だけで弾くのをPUSHでは両手で分散させています。
実は、ちょっと右手インチキしてるんですが、PUSHだとこのやりかたのほうがやりやすいです。
ピアノ弾くときなら、私はこう弾きません。
コードをジャストで弾かずに、下から順番に弾いてますよね。
これもPUSHだとかなり難しい。
ギターやピアノだと全然難しくないんですけど、PUSHの場合は音の積み重ねが左手から右手ではないのでコードフォームを覚えたら下から一音ずつ発音する練習をしたほうがいいです。
勉強会でやった、ドミナント7thそのものが半音で動かせるというやつと、上のトライアドを動かしているパターンです。
こういうのテンション感が強いものは、難しいは難しいと思いますが、パターンの組み合わせに過ぎないです。
この例でも4小節目のドミナント7thでコードを下から上にバラけるように弾いてます。
こういうのがあるとないのとで全然違います。
まずコードを覚える。ひとかたまりで弾けるようにする。それが出来たらバラけて弾くです。
練習は分割したほうが上達は早いと思います。
勉強会ではかなり複雑なパターンを弾いてますけど、動画はかなりシンプルに弾いてるので、えっ、全然ちがうやんって思うかもしれませんけど、考え方は同じなんです…
追記:2019/06/13
これもドミナント7th一発でやったやつでドミナント7thを半音で動かしたりしています。
コードフォームを覚えてから弾くといろいろ遊べます。勉強会でやってるようなのはかなり難しいと思いますが、これくらいなら毎日練習すれば夏までに弾けるようになると思います。モテまくりですね…
考えたこと
前回の勉強会のあとに、カバさんは転職されたんだよね。
前のお仕事では音楽する時間がないっておっしゃってたけど、新しい勤め先では音楽をする時間もあるということで本当に嬉しいよ。
カバさんがしたいことを全部できるようにするには、しっかり理論もやったほうがいいのはわかってる。
でも、まず、覚えてすぐできることをやるのがええかなと。
ハーモニーやリズムでできるところを増やしたら楽になる。
ああ、こういうサウンドねって理解してから理屈やったら、ああ、なるほどねとなるはずなんだよ。
やっぱり作るときにある程度、演奏できると早いことというのはたくさんあるなと。
バッキングのパターンや、ソロなんかは譜面読めるようになったらできるかと言うと、それをPUSHに置き換える必要があるんだよね。
だから、ある程度弾き方説明してしまったほうができるようになるのは早いかなと。譜読みできるようになっても、こういうのは譜面にすると物凄く複雑になるから。
ギターや鍵盤の知識を数年掛けて置き換えて来て、ノウハウは大分溜まってるんだよ。
普通の人が社会人になってから、ギターや鍵盤を覚えてというのはなかなかに厳しいと思うんだよね。
自分の場合は、いずれ動けなくなるときに備えて鍵盤から移行してきたという面がある。
だから楽に弾くことやPUSHで弾ける物はなにかといつことは情報提供できると思うんだよ。
練習方法とかね。
一つのフォームでコード弾いてたら、ピアノのようには弾けない。考え方知らないと無理とは言わないけど、難しい。
コードとメロディーを同時に弾く時の方法論なんかはピアノと考え方が違うんで、そういうのもやっていきたいなと。
で、MEGuさんとはやってるんだけど、こういう練習を伴うようなものは勉強会に参加してく出さった方にはデータを共有していこうと思う。
練習する時、PUSHで再生したらわかるだろうしね。
パッシングコードを一つ使うときは4拍目に弾きましょうと言ってぱっとイメージするのは難しいだろうけど、ピアノロール見て、PUSHの光るところ見て、動画があれば習得しやすいよね。
もうちょっと簡単に動画撮れる環境になったから、考えてみるよ。
カバさんもついに今回のセールでアップグレードして、Suiteになった。
やっぱり、エレピいい音だったな。
Suiteになると、一気に音作りはいろいろできるようになるし、PUSHをフル活用できるようになるからね。
これだけPUSHを勧めてきたんだから、何回も参加されてる人が自分の音楽を作ることができるように、工夫するわ。
Ableton PUSH2も演奏できると楽しいよ!
一番安いけど使用上問題ないです。ペダルがあるのとないのとではモテ具合違うと思いますんで…
Ableton Live10になった時感動しましたね。
フットスイッチの記事のリンク貼ったら、カバンについて書いてあったのでこれもリンク貼っておきます。カバさんみたいに移動が多い人にはおすすめです…
本格的にいろんな演奏の訓練をするときになったら、Kindle Unlimitedから使えるものでできれば選ばうかなと思ってる。コストを低くするのは大事だと思うんで。
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