PUSH勉強会29回目
Push勉強会29回目をJunさん(@junjun_mitani)とオンラインで行ったよ。
Junさんとの勉強会は初めて。2019年16回目。目標50回だから進捗率32%
Junさんは、パッド研究会の4回目にいらっしゃったんだよね。
その時はAbleton PUSH2やAbleton Live用のPCをまだ持っていらっしゃらなかった。買う前に遊びに来てくれたんや。
PUSH楽しいってこれだけ言ってるんだから、出来るようになるまでちゃんとやらんとね。
パッド研究会の後もやり取りを続けていて、本当は東京でのPUSH勉強会に参加して貰う予定だったんだけど、自分が東京引き払ったからのびのびになっていたんだよね。
ご迷惑掛けて申し訳ない…
Junさんはブラジル物、ジャズ、ヒップホップが大好きと、自分と音楽の好みが近いんや。友達増えて嬉しいわ。
前回のPUSH勉強会はこちら
パッド研究会についてはこちら
まずは聞き取り
junさんに、どういうことをやりたいかは聞いてはいたんだよね。サンプリングして曲を作ったりされたいと。
でも、Ableton Liveというか、DAWで何が出来るかはわかっているけれど、どうやればいいかということはよくわかっていないと仰ってた。
今回は初回ということで、通信環境の確認がてら、どういうことができるか話しながらやっていきましょうかと話したんや。
サンプリングについては、初回だからやるのは後にしようとこの時に判断した。
サンプリングについては、Ableton Liveでサンプリングして遊ぼうというカテゴリーがあるから、サンプリングに興味ある人はみてもらうとええかな。
サンプリングは、Drumrack、MIDI、レイアウトの変更などDAWそのものの理解が必要。だから、形にするのに時間がかかってしまう。
いきなりサンプリングも出来るけれど、それだと、サンプルの並び替えくらいしかできないし、Drumrackや他のセッションビューの理解をしてもらった方が、より、いろんなことが出来るからね。
Junさん、毎日3時間通勤時間あると仰ってた。
自分の目標は音楽をしながら無理ない暮らしを出来る人を増やすこと。
家庭、仕事、それ以外の場所を作ること。
個人もいろんなレイヤーでできとるやろ。知恵を絞ったらなんとか出来るかもしれやんよね。
このことについてはもっと考えていきたい。自分の最後の目標になるかもしれんしね。
そのためには、一日の中で使える短い時間でJunさんが音楽を続けていけるように考える必要がある。
え、お前の生活、無理だらけやろって。言わんでもええことはあるんやで・・・
やったこと
- 環境設定
- サンプリングレート
- Cueの説明
- Prehear
- 64パッドのクロマチックモードで演奏
- Capture
- Captureした物をCrop
- Drumarackシーケンサーで打ち込み
- トラックのデリート
- オートメーションの録音
- オートメーションのオフ
- In keyモードで演奏
- セッションビューでクリップを再生
- クリップを試聴するときはPCでやるほうが早い。カーソルキーの操作
- PUSHにおけるサンプルの扱い
- Ableton Liveのサウンドなどの名称
- Drumrackで打ち込みをしてもらう 4つうち
- ドラムの機能
- 音価
- ナッジ
- ベロシティ変更
- Loopselecetor
- Browse,Device,Clipの意味
- UNDO
- AddTrackとは
- AddDeviceとは
- Browseとは
- Deviceとは
- Clipとは
- DoubleLoop
- Drumrackで一音だけエフェクトを掛ける
いやあ、結構やってるね…
流れとしては、まず、自分が64パッドで適当に演奏してからCapture、それからいい感じになったものを切り取って、ドラムを打ち込んで軽く形にしてみるような感じで、さっと1ループ作ってみた。
で、そこから、ドラムの打ち込む方法やね。説明しながらJunさんにやってもらった。
Junさんは自分とオーディオインターフェースが同じBabyFaceProなんや。今後、ライブするかどうかわからないけど、環境設定はしっかりしておくと便利だからね。Cueの設定なんかはじめに知ってたらあわてやんもんね。
BabyFaceProについての記事はこちら
Junさん、環境設定はcmd+,です。よく使うことになると思います。
サンプルレートは48k
バッファサイズは256です。バッファサイズが低ければ低いほど、演奏は快適になりますが、PCへの負荷は大きくなります。
今回はCueOutを聞けるようにするために、ステレオ出力3/4を選択しました。
ライブや外でDJすることなかったら、こちらの3/4もオフにしたほうがPCの負荷を減らせます。
Junさん、こちらの記事のカテゴリってところに、インストゥルメントやオーディオエフェクト、ドラム、サウンドなどの定義が説明してあります。
Junさん、動画、足りないところがあったら仰ってください…
詳しい解説は、Youtubeチャンネルの方の説明欄にあります。Recordボタン押しながら、Newキーを押してみてください。
Junさん、これはCaptureしてからはよく使うことになると思います。
Deleteキーを押しながら、トラック名が表示されているところの下を押すとトラックが消せます。
PUSHの場合は基本的にサンプルをそのまま読み事はできません。simplerというAbleton Liveのサンプラーに読むこむことになります。
Double Loopを押してください。バリエーション作ったりする時に便利です。
Automationキーを押して録音ボタンです。シンセのパラメーターをいじりたかったので、Deviceキーをおして、シンセ付属のリバーブをいじっています。
Deleteキーを押しながら、ノブに触れたら、オートメーションを書いたものはオフになります。
Clipキーを押してからです。長押しして、ズームインしたら、velocity,nudge,Lengthがノブでコントロールできます。
ダブルタップで1小節のみ再生です。ループセレクターの設定です。始点をおしてから終点を押して範囲指定します。そのページだけ再生したい場合はダブルタップです。
エフェクトを掛けたいステップを押したまま、MIXキーをおして、Reverbに送る信号の量を設定しています。
Junさんは、まず、こちらでコードを覚えてもいいかもしれないですね。
in key モードというのは同じ指使いでダイアトニックコードが弾けます。
ブラジル物やジャズは無理ですが、初め、自分いろいろ作ってみる取っ掛かりとしては悪くないです。
私は、4度のクロマチックモードは大変でも覚える価値があると思っています。
わかったこと
今回、Junさんにやってもらって改めて感じたのは、DAWは習得コストが高いということ。
Ableton PUSH2を買う人ってどんな人なんかなって思うんや。
なんか、これがあったら音楽ができそうって思うから買うんちゃうかな。
確かに、理解したらすごく楽に作れるようになる。でも、それはDAWの操作、音楽の知識の両方があるから早いわけで。
今回、Junさんとやってみて感じたのは、まずリズム譜を読めることが重要だなと。
サンプルの組み合わせばっかりだったら多分飽きる。
何か、自分で作ったという感覚は大事やと感じるんや。
最近特にね。
ドラムが自分でできたら、楽しいはずや。音楽で一番印象が変わるのはドラムだと自分は思うからね。
Ableton公式もピアノロールを読めることの重要性はもちろん考えている。
だから、learning Musicというサイトがあるわけだよね。
ピアノロールを学ぶにはすごくいい。
LearningMusicは上手く作ってあって、譜面を使わずに構造に着目するように設計されている。
でも、生演奏が好きな人やPUSHで複雑なハーモニーを作ったりしようという場合、譜面が理解できる必要が出てくるんやよ。やっぱりね。
ピアノロールとドラム譜、タブ譜とPUSHのシーケンサーでの表記の違いを理解できるようになったら、Ableton PUSH2を楽器として使える人が増えるはずや。
これはなんとか作る。
追記:2019/02/17 ドラム譜とピアノロール、PUSHのステップシーケンサーの関係がわかるように記事を作りました。
特にドラム譜とPUSHの表示の違いは、MEGuさんもわかりにくかったし、Junさんもわかりにくかった。
なので、Junさんに、ドラム譜を渡して、PUSHで打ち込んでみてくださいというのを宿題にしてるんだけどね。
で、いまちょっと考えているのは、まずPUSHで打ち込みに慣れてもらったらすごくいいんちゃうかなと。
これだと、PUSHのDrumrackシーケンサーで打ち込む練習が出来る。
ドラム譜との違いの前にいろいろなリズムに慣れることが出来るんじゃないかと。聴覚上で認識できるようする意味は大きい。当たり前だけど、音楽だからね…
Ableton LiveのMIDIデータは付属していないけど、PUSHで打ち込むのが目的だから問題ない。
Kindle Unlimitedに加入していたら読める。
サンレコ、ギター・マガジン、ドラムス・マガジンと音楽の知識を学ぶのに一番低コストでできると思っているので、PUSH勉強会の人には勧めてる。
譜面読めたらいくらでも勉強できるしね。モンクだって図書館に通って譜面見てたわけだから。
ドラム譜ももちろん読めるように最終的にはしていくけれど、今の段階ではドラムの耳で理解できるようになって打ち込めるほうが、Junさんにとっては少ない時間で前進できるんじゃないかと思うんや。
ドラムに関しては、やっぱり、フィンガードラムをやることを考えるとこれかな。
スペカンさんの動画はやっぱり素晴らしいからね。
ドラム譜と、ピアノロールとPUSHの対応関係については、書くよ。あるならリンクで貼ろうと思ったけど無いからね。
MEGuさんやJunさんがわかりにくかったということは、困っとる人もっといると思うからね。
PUSHのタブ譜みたいなのも作ったほうがええんやろうな。茨の道やな…
生楽器の伝統というか、学ぶために整備されているのは当たり前だけど凄いよ。
やっぱり。
タブ譜がなかったら、ギターって、すごく大変だろうしね。
次回からの目標は、ドラムの打ち込みが出来ることとクリップを組み合わせて曲の形を作ってみることをやってみようと言うことになった。
DAWは操作を覚えるのも大変やし、楽器をやってこなかった人には音楽の知識も学ぶの大変や。
でも出来るようになった時の喜びは大きいと思う。
やめさえしなければ進歩は出来る。学ぶ方法を知っていれば、一人でも音楽は出来ると思うからね。
無理なく音楽を出来るような人が増えたら嬉しい。
Ableton PUSH2、使えると楽しいな!
追記:2019/02/20
Junさんから質問あった、Packのフォルダ移動について記事を作っておきました。疑問があったところから記事を書けば、いつか誰かの役に立つはずですもんね。笑
PUSH勉強会について。
PUSH勉強会は、私、うりなみが主催する勉強会です。
費用は無料。
マンツーマンでやってます。
オンラインのみになりました。
詳細はこちらにあります。
初心者大歓迎。誰もがはじめは初心者ですから気兼ねなく。
PUSHの使い方がわからない、Ableton Liveの使い方がわからないという人でも全然構いませんよ。使えたら本当に楽しいですよ!
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