ハードコア・パッドスタイル、note.comで活動中!

Roy Ayersタイプのボイシングを覚えてクールにきめよう

  • URLをコピーしました!

またもや頭が悪いタイトルですね…マイナー7系統をうまく使ってモーダルなものもうまくてハイブリッドコードを多用する第一人者といえば、Roy Ayersです。これとか、ロジックがわからないとどこでモーダルインターチェンジしたかわからないんじゃないでしょうか…

そして最後、何故Dm(9)に戻れるか謎かもしれません。パッドなら気づくかもしれませんよ。フフフ…

Herbie先生とRoy Ayersがこういうモーダルインターチェンジの達人ですね。

今回はネオ・ソウルなどにも多大な影響を与えたRoy Ayersがよくやるようなボイシングを取り上げます。

覚えて楽しみましょう…

コード進行はシンプルです。でもないか…

Dm7(9) Bbm7(9) Gm7(9)Cm7(9)Am7(9) Abmaj7onBbです。

Roy Ayersのボイシングの特徴は、クラスターを多く作ることです。半音でぶつけるところを多く作るってことですね。そして、クールさを出すために、同じコードの形を平行移動します。

鍵盤なら普通ボイスリーディングを考えてなめらかにつながるようにするものだけれど、意図的にやるわけですね。ギタリストならやるけど、鍵盤だとあいつはわかってないとか怒られが発生するかもしれません。でも、かっこいいから問題ないですね。

コードをサンプリングして動かすようなハウスやヒップホップと相性が良い手法というのはよく分かるのではないでしょうか…

あとは、ハイブリッドコードの多用です。でも、ちょっとボイシングが普通ではやらないようなことをやります。すごく個性的ですね。

Dm7(9)

右手で173ボイシング、左手で9thと5度を押さえます。ネオ・ソウル系などでもよく使わるボイシングです。9thとm3が半音でぶつけてます。よく使いますね。

9thを押さえないパターンもよくあるので、覚えておくと応用が利くと思います…

Bbm7(9)

Gm7(9)

Cm7(9)

Am7(9)

Abmaj7onBb いわゆるハイブリッドコードです。

メジャー7thのルートの全音上をベースにするハイブリッドコードは、R&B,ファンクなどではよく使われます。ポップスなどではドミナント7thの代理として使われることが多いですけど、ソウル・ファンクなどではもっと色々な使い方がされますね。

Roy Ayersが特徴的なのは、クラスターを作るために、Abmaj7のルートの半音下に長7度をおいていることですね。ダブリングしないのが普通だと思うのですが、Roy Ayersは結構やってますね。特徴だと思ったので取り上げました。

クラスターを出来るだけ作るというコンセプトでボイシングをすることも多いように思います。

かっこいいボイシングで弾くのも楽しいですね!

ハイブリッドコードについて知りたい方はこちらの記事を御覧ください…

あわせて読みたい
押して覚えるコードとスケール ハイブリッドコードで遊ぼう ハイブリッド・コードと最近?呼ばれるコードがあります。昔はそんな名前で呼ばれてなかったのに、君、そんな名前で呼ばれるようになったんやね。DX的な感じですかね…違...

173、137のシェルはパッドでのボイシングではもっとも基本になるものです。

あわせて読みたい
1-7-3,1-3-7パターンから作るボイシング 基本形 173 137パターンから作るボイシング 今回の記事は、PUSHフレンドのクニチアさんへの記事やな… これ、テンションコードを弾くときや、ボイス・リーディングを考えるとき...
あわせて読みたい
64パッドで譜面が読めなくてもテンションコードを弾くためのやり方 シェルを使う 前回に引き続き、64パッドでのコードワークについてやりました。前回は4和音まででしたが、今回はテンションを含んだコードを弾くためにシェル(一定の形)にテンション...
 動画のほうが細かく説明していますし、音が出るので良い方はこちらを御覧ください。
よろしければ…
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

うりなみ(@urinami)です。

無理ない暮らしにずっと憧れていました。

無理なく音楽を続けるにはどうすればいいのか。

環境がないなら作ろう。

紆余曲折あってAbleton友の会を主催しています。

楽しいことが一日の生活時間で増えれば、それはいい暮らし。

ちょっと目線を変える。最後まで主体性を失わないのが私にとっての無理ない暮らしと思っています。

YouTubeやってます。パッド成分、Abletonの話題が多めです。note始めました。

目次