第9回パッド研究会をpinさんと行いました。引き続きオンラインで。
今回も楽しかったです…
使える時間が少ないのに上達が早くて驚いています。素晴らしいです…
今回は6連符系統、シャッフル系統のドラム譜の読み方、打ち込みなどをやりました。特にシャッフルなんかは聞き慣れないはずなので参考音源を聞いてもらいました。
pinさんも自分でお仕事をされているフレンズで、仕事が休み以外の日には自分のために使える時間は30分くらいしかない。
でも仕事中に音楽を聞くことは出来る。
作ることは深く音楽を理解することでもある。聞いているものの理解度が作れる上限だと思っています。
PCにむかってDAWを使うことだけが音楽を作る方法ではない。
音楽を聞くときの解像度が上がれば制作にフィードバックできるはず。
続けるための試みとして、pinさんには宿題を出すようにして操作を覚えてもらうようにしました。
週末に1回触るだけではどうしても忘れてしまう。時間が潤沢にある学生とは違うわけですからね。
復習を含んだ宿題があれば、やった操作は覚えるし、早くなる。休日に操作をマニュアルで調べながらだと音楽を続けるのは無理です。だから、平日の短い時間を活用できる方法を考える必要がある。
いままでやった操作を確実に覚えれば、休日により音楽的なところに時間を使えるようになるはずですしね。
pinさんへの伝言
ホットスワップ(Qキー)、PUSHでも使えるわけですが、実際にはPCで操作したほうが早かったですよね。
視認性を考えると、PUSHを使うよりPCを使ったほうが良いこともあるので、楽な方を採用しましょう。笑
今回、XOやEzdrummerを紹介したのは、自分でドラムのパターンを考えるのと同時に、ツールを使えば学ぶのも楽になるためです。
ドラムのベロシティの付け方、タイミング情報を超高速に学べますよね。特にXOはDrumrackでキットを作ることも簡単にできますし、リズム譜を読めるようになったpinさんはうまく活用できますよ。
めちゃくちゃ楽しい。Abletonのpackが使用できるので、packについてもまた説明しますね。
リズムパターン、Abletonに持っていくと、ベロシティの違いで、単純な打ち込みも変化が出るのは実感できましたよね。ヒップホップ的なものでスネアがレイドバックしているのなんかもすぐわかりましたよね。
ゼロから作る方法を知っておくのと同時に、プリセットや外部プラグインを活用すれば、学べるスピードも全く変わります。
生ドラムの音色や奏法なんかは、Abletonの純正のものを使うより、外部音源のほうがわかりやすかったですよね。このあたりはお金で時間を買ってしまいましょう。笑
作りたい音楽を作る時に、どのようなものを使えば学んでいけるか知っておくのも大事なことだと思います。自分が学び続けられる方法があれば、たとえ音楽ができない期間があっても再開は出来ますから。
今回、pinさんが打ち込んだドラムにベースを入力したわけですけど、ハネているものにスクエアなベースでは合わないというのもわかりましたよね。
ベースもハネている。こういうのは聞いたら一発でわかりますよね。入力してくださったドラムのパターンにベースラインの例を付けましたけど、ベースが同じでもドラムが変わることで印象は変わりますよね。
同時に、ドラムが同じでもベースが変わると印象が変わる。こういうのは聞いて、作っていくことでpinさんのなかの引き出しが広がるはずです。
なのでもっとリファレンスをブログにも充実させていこうかなと思っています。spotifyなんかでプレイリストを作って共有するのがいいのかは、もうちょっと考えさせてください…
今回の宿題、音色の選び方も素晴らしかったです…お仕事中に確認されたんですかね。こういうのは自分で仕事やってるメリットですよね。笑
こういうリズムパターンはこういう曲で使われているとわかっていれば、自ずと音色も絞られる。手を動かし続ける人は上達が速い。お仕事自分でされている人は、その重要性をわかってる方が多いなと思います。
音楽の聞き方も変わってきますよね。ドラム、打ち込んでいくと聞いているものもコピーできるようになりますよ。実際、リズムパターン聞きながら打ち込み出来るようになってきてましたしね。素晴らしい上達です。笑
Drumrackの使い方でも、PUSHでセンド・リターンを使う方法もありますけど、ドラム単体での音作りならそれぞれにアサインしたほうが簡単。視認性が全然違いますからね。
そしてこれもPUSHを使うよりPCのほうが早いですよね。
作っていく中で、pinさんのやり方が固まってきますよ。1日30分でも自分のために使える時間があるだけでも、生きることの無理さは減らせるはずです。
ボンクラな自分は進歩することが難しいですけど、pinさんが進歩されていることは本当に励みになります。ありがとうございます…
いよいよベース、コードに入っていくので、もっと楽しくなりますよ!
考えたこと
今回までで、6連符を含んだドラム譜は読めるようになって、譜面ベースの情報を活用できる状態は出来た。
ベロシティやタイミング情報を含んだものを活用できるようになれば、短時間でも作ることは出来る。
今回、コードのルートだけでベースラインを作ることを軽く説明したが、モノフォニックなものから考えていけば音価の理解も容易になる。
コードワークを説明してラインが動くものをいきなり作ろうとしたら難しい。だが、サンプルでコードがわかるものであれば、アイデアに困ることは少ない。まずはルートだけから考えることで習得するために必要な行程を分割できる。
ドラムパターンからベースを作るにしても、ハネモノ、3連系ならそれに合わせた音価になるということを知っていれば、演奏することがなくても作れる。
そして、その音価も実際にAbletonのプロジェクトファイルを宿題に添付する形なら、早く理解できる。今回からDropboxで共有することにした。
30分しか時間がない以上極力無駄を省く事が必要になる。
ドラムから作る方法がよく取り上げられているが、ハネモノなんかの場合は演奏できないとわかりにくいはずなのだ。30分しか時間がないのなら、複数の手段を使えるようにすればアイデアは枯渇しない。
リズムの理解と譜面がわかっていれば詰まるところを回避できる。そういう意味でもドラム譜が読めることは重要。
1コードのものでいろいろなジャンルのリズムパターン、コードに沿ったループをしばらくは作成していく。
これで常にドラムに関しては復習することになるし、同時にエフェクトなどの理解を深められる。今はベタ打ちのドラムだけれど、次はベロシティの変化、タイミングの変化など一度に付き一つずつ要素を増やす。
リファレンスがあれば、より理解はしやすくなるので、どういう形で作るかはもっと考えたい。Youtubeからのリンクは切れる可能性がある。Spotifyなどでリストを作ることもいいがコストが掛かる。
1コード物でインターバルを理解すれば、PUSHでシングルノートの演奏ができるようになる。
そうすれば、ベースから作る、ドラムから作る、サンプルから作ると複数の手段がとれるようになるからだ。
同時に、ベースラインを作れば、同時に譜割りを意識することができる。そうなれば段階的に譜読みに慣れる。
ルートのみ。ルートと5度、ルートと7th、ルートと3度というように少しずつ違うインターバルを含んだベースラインを様々なリズムパターンで作るように設計すれば習得コストを減らせる。
そして、これをやっていけばコードを演奏するときには視覚的にポジションを全て把握できる状態になる。シングルノートの演奏法を覚えていけば、コードを演奏するときのコストも同時に減らせる。
打ち込みだけの限界もあるし、演奏だけの限界もある。どちらかだけではなくて、どちらもやるべきなのだ。
キーをCやAmに限定して、譜面とPUSHのインターバルを視覚的に理解できれば打ち込みは出来るようになるし、すでにデータとしては作った。
過去の勉強会で作ったデータがあるが、8分、16分、付点など習得しやすいように修正する必要はあり。
PUSHやLaunchpadを使えば対応する音は点灯するわけだから問題は音価だ。DAW時代の譜読みの習得は今までと違うということだ。
成果物にすることを考えると、EZシリーズは圧倒的に便利。コードがわかればそれだけでもリズムパターンを適用することも出来る。リズム入力支援にEzkeysを使うことなんて演奏できる人間は考えない。
自分も考えたことはなかったけれど、PUSH勉強会で何が問題なのかは十分理解できた。pinさんに無理音楽を続けられるなくための基礎は提供できる。
そして、コードネームからコードを作れるようになったら、それこそStudio Oneのコードトラックとマクロがあれば、演奏できなくても作れるし、適用させる方法は無限だ。
Notion連携を使えば譜面もさらに活用できる。
pinさんがご自身の音楽を作るための知識を最短で得られるのが目標なので、Abletonで学ぶのは一部でいい。
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