iLoud Micro Monitorレビュー 4年使って便利さ再確認 iLoudとの比較も
今年は移動少なくて済むと思っていたんですが、結局移動が増えそうです…
今回は1週間くらいの出張なので、MaschineとiLoud Micro monitor持ってきてます。
スペック的なことは公式サイト見てもらえばいいと思うので、私の一年間使った感想を書きます。iLoudも持っていたので、その比較もします。
東京に戻ってくるまでは、Genelecの8040A使ってました。それなりに防音もしてあったので、音も出せましたしね。
結論から言えば、iLoud Micro Monitorは買ってよかったです。
追記:2019/07/04
普通に持ち運べます。そういう観点で記事を書いている方いないと思うので、リンクを貼っておきます。PUSH2と一緒でも余裕です。
PUSH2とiLoud Micro Monitorを入れていったんですけど余裕でした。
追記:2020/05/23
また引っ越しました。モニター持ってこようかと思ったんですが、軽くて運べるiLoud Micro Monitorを持ってそのまま使ってます。3年使うと流石に癖もわかる。
後述しますが、iLoudもまた買いました…
記事の最後に、3年間使った感想を書きました。
追記:2021/12/01
現在はFocalのSolo Be6と併用してます。使用頻度はiLoudのほうが上かも…
4年目の感想を書きました。まさか4年使って、8040やSolo Be6より使用頻度が上とは思わなかったです。
なんでiLoud Micro Monitor買ったのか
去年は仕事で移動が多くて、持ち歩けるモニターが欲しかったんです。iLoudも持っていたんですが、甥にあげたんですね。
ヘッドフォンだけ聞くのは単純に疲れるんですよね。私は。移動が多い時はクライアントのところでの仕事が中心なので、神経を使っている。ホテルやウィークリーマンションに戻ってきた時に、ヘッドフォンしたくなかった。
ちょっと時間が出来た時に音楽やりたいと言う時に、ヘッドフォンだけでやる限界も感じてました。
なので、iLoud Micro Monitorを買いました。持ち運べる大きさというのは大きかった。
去年買おうと思った時に、新宿の島村楽器に行っていろいろ触らせてもらいました。サイズからは考えられない音がしたんでびっくりして、その場で買いました。
私が普段自分でやる音楽はジャズなんで、シンバルだったらシズル感がでてるとか、スネアの下のほうが出てるとか、キックだったらアタックのあとの部分がわかりやすいとか基準があるんですけど、このサイズでこれだけわかったら凄いなと。
実際、ホテルでそんな爆音鳴らせないですからね…
移動先で練習スタジオ借りて、iLoud Micro Monitor使えば、モニターは固定されますしね。それだけでも楽です。
メリット
小さいです。
iPhoneと並べてみました。
縦にするともっとわかりますかね‥
写真見ていただければわかりますけれど、この大きさなんですよね。移動が多かった去年はとにかく小さいものを求めていた。
ホテルの机におけるモニターで、解像度が高いモニターってこれくらいしかないと思います。
あと、東京に戻ってきてマンション住まいなんですけど、そんなに音量出せる環境じゃないんですね。
8040Aをボリュームフルでならしたら、苦情確実に来る。もちろん超低音とか聞きたいなら音量ないと難しいと思うんですけど、私がやっているのはそこまで必要ないですからね。それでも、かなりキックはわかる。これだけ出れば私には充分ですね。
ニアフィールドとしては充分な音量だと思います。
あと、小さくて、取り回しが簡単なので、スイートスポットの調整が簡単にできます。
持ち運ぶのが簡単なので、スタジオにも持っていける。これは強調したいですね。
この大きさで低音が出る
古い音源聞いてびっくりしました。
ジャズなんかバスドラはフェザリングといって、スネアのゴーストノートみたいにものすごく小さい音で踏んだりするんですけど、それがこのサイズでわかるんですからね…
ヘッドフォンで低音ずっと聴いてるとしんどい。ヘッドフォン使う時間が減ると疲労度は減るので私にはありがたかった。
デスクに置ける
モニター買うと、スピーカースタンドやインシュレーターや壁の距離やいろいろ調整しなきゃいけないじゃないですか。ホテルや練習スタジオでそんなの無理ですしね。DESKモードってあるのは地味に便利です。ハイパスフィルターもローパスもあって、重宝しました。
卓上マイクスタンド使えば、耳の位置にも調整しやすいです。いくらいいモニター買っても調整できない環境だとまるで無駄ですもんね…
スペースがない人には特におすすめです。
スタンドがある
簡単に耳の高さに近づけられます。
Bluetoothがある
これは本当に便利です。仕事から帰ってきた時に何もする気力がないこと結構あったんですね。
ヘッドフォンはしたくないという時に、Bluetoothで手軽に音楽を聞けた。これは楽です。今も出張先の宿舎に置いてあるんですけど、ベッドで横になりながら聞けるのは楽です。
安い
これで30000円台前半ですか…
音量は多分、このサイズからは信じられないくらい大きいと思います。
デメリット
うーん、あえて言うなら、左右をつなぐ4ピンのスピーカーケーブルが固いので取り回ししにくい。
低音、人によっては出すぎると感じるかもしれないです。これはメリットでもありますね。
もちろん、サイズがサイズなので、低音突っ込み過ぎたら歪みますよ。でも、口径考えたら当然ですし、このサイズのモニターを買う人はそんな爆音でローを確認する必要がある必要はないでしょうしね。
正直値段や住環境を考えると私にはデメリットらしいデメリットはないですね。
iLoudとの比較
iLoudは出た時にすぐ買って、寝室に置いてました。甥の進級祝いにあげました。
スマホと簡単につなげることは同じですけど、ギターアンプとして使えるのは便利でした。
Bluetoothがあるのは同じ。
低音はiLoud Micro Monitorよりは出ません。ただ、普通に音楽聞くのに気持ちいいのはこっちかな。
バッテリー駆動するのでちょっと場所を変えて聞いたりするのも便利。単純に持ち運びだけならこっちです。
ギターアンプになるメリットは人によっては凄くあると思います。野外でちょっとした演奏なんかには使えるかもしれませんね。もちろんiPhoneにAmplitubeいれたりする必要はありますけど。
甥はこれでモニターしてますね。ギターアンプの代わりにも使うし、PCでもスマホでも使う時に持ち歩いてます。簡易ミキサーつないでみんなで遊んだり、Bluetoothでみんな聞きたい音楽を交互に掛けてるみたいです。
これはiLoud Micro Monitorでも出来ますけど手軽さはiLoudの圧勝です。
バッグにシールドいれたり、ちょっとしたものいれられるのも重宝しているとのことです。
アウトドア用ならiLoudはやっぱり一番手に来ると思います。
追記:2020/05/23
引っ越して、またiLoudを買いました。
寝室においてるんですけど、サイズ感わかりますかね…
iLoud micro monitor持ってるのになんで購入したのって話ですが、一番初めに購入したのは甥にあげたので、実は2つ目なんです。もう一台買う価値は私にはありましたね。
寝室で音楽を聞くのに使ってます。
ギターつなげるときは四極のミニプラグ繋がなきゃいけないんですけど、どこかに行ってしまったから買わないと駄目ですね…
古いiPadminiにつなげて使おうと思ってます。
引っ越してきたとき、外で音楽聞くのに使えたらと思っていたんですが、コロナウイルスの影響もあったので家の中でばっかり使ってます。料理するときキッチンに持っていってして使ってます。バッテリー駆動はやっぱり便利ですね。
どっちがいいの?
持ち運びたいなら、iLoudだと思います。付属のバッグにケーブル類もいれられますし、ギターアンプの代わりもなるので、ギタリストやベーシストにはいいと思います。
狭い環境でそんなに音量が出せない環境にいる。そして正確なモニターがほしいならiLoud Micro Monitorじゃないでしょうか。
iLoudよりずっと低音がわかります。定位も。iLoudも凄くいいですけど、iLoud Micro Monitorのようにモニターとして使うには、設置は難しい。
iLoudより持ち運びにくいとは言え、余裕で出張に持っていけますからね。
いい買い物でした。また引っ越すかもしれないんですけど、その時音出せる環境でも8040Aと併用しますね。私は。大音量ずっと聞けないんで。
フィンガードラマーには勧められる。反応早いし、金物がしっかり聞こえるのは嬉しいと思います。ハイハットオープンの感じとかタムの胴なりとかわかりやすいんでプレイしていて気持ちいい。エレクトロ系統の音だと、キックのディケイが見えやすいので私には気持ちよく叩けます。
あ、私はARC2.5使ってます。使っている人と使っていない人では評価違うかもしれないですね。公式はこちらです。
モニター、人によって好みが違うので、お近くの楽器屋さんで触れたら是非。希望があったら、今度のパッド研究会に持っていきましょうかね。
モニターも良くなると、フィンガードラミングも楽しいですね!
モニターは普段自分が聞く音源で確認してください。私の好みと皆さんの好みは違うんで。これで30000円代前半って、今までスピーカーに使ってきた金額考えると涙が…
そして、バッグ買うのを忘れたのが失敗だった。iLoudの時もバッグ後で買った愚か者です…
あ、これ購入する時はバッグあったほうがいいと思います。バッグあると運ぶの楽ですから、これとiRig keysI/Oあったら最小限のシステムできるんですもんね。モバイル製品、IKはたくさん作ってるノウハウあると思うんですけど、凄く堅牢です。BBQとかやるひとは外に持っていっても良いのでは?
追記:2019/02/03
iLoud MTMが出るんですね。
超フラットというのは気になりますね。iLoudシリーズはどれも特徴あっていいですね。iLoudはバッテリー駆動で未だに陳腐化していない。iLoud MMは持ち運べるモニターという点で陳腐化しない。出張に持っていけるというのは驚異的ですからね…
iLoud MTMはARC付きというのが凄いですね。びっくりするくらい変わりますからね。ARC使ってなかったらiLoud MMの能力は全然発揮されないように思います。
iLoudMTM、2つとも良かったのでもっと音出しできる環境になったら欲しいですね。持ち運ぶのは流石にちょっときつくなると思うので、それなら、iLoud MMを持ち出し専用にしてもいいなと思っています。
iLoud MMは買った機材の中では満足度が圧倒的に高い。
追記:2019/07/04
シゲさんのサイトを追記。どうして同じ機材を使っていてこれだけ違いが出るんですかね…
追記:2020/05/23
こんなに長く使うとは思いませんでした。いい買い物だった。
三年使ったけど満足度は高い 移動が多い人、省スペースを求めている人には最高
低音はこのサイズから信じられないくらいの音が出ますが、ローを聞くならそれなりに音量は出さなきゃいけない。当たり前ですけど。そして突っ込み過ぎたら歪みますけど、このサイズにそんなものは求めない。日本の普通の住環境で音量をそんなに出さなくてもローも見えて、定位もわかる。ヘッドフォンだけでは苦しいと言う人はすごくいいと思います。
とはいえ、このサイズでキックやベースが分かるのはありがたい。キックを下にするか、ベースに下をするかなんかはある程度大きいスピーカーかヘッドフォンじゃないとわかりにくかったけど、iLoudMicroMonitorはこのサイズでわかる。
ベースやキックの量感みたいなのがわかるとは期待してなかったんで、衝撃でした。味付けはあります。でも、ヘッドフォン併用したら問題ないと私は思ってます。
移動が多い生活でiLoud Micro Monitorを使ってきて、随分慣れたことも大きいのだと思います。引っ越すときにGenelec持ってこようかと思ったんですが、引っ越すまでiLoudでいけたのだから、これでいいなと思えるようになりました。
また、引っ越してマンションぐらしで防音もしてない。
スピーカーと壁の距離なんか適正にできてないんですけど、演奏して確認するなら十分。このサイズなら狭い部屋でもそれなりにちゃんとリスニングポイントが設定できますもん。
マイクスタンドをスピーカースタンドとして使えるので、広くないデスクでも置けるのはメリットですね。簡単に調整できるので耳の位置に合わせるのも楽だった。これ、移動が多い人にとっては本当にありがたいと思います。
どこでも同じモニタースピーカーとヘッドフォンを使うことで、ストレスはだいぶ減りました。
移動が多かったので、できるだけコンパクトなものを集めてきたんですけど、iLoud MicromonitorとAbletonPUSH2は突出して満足度が高かったです。
あと、めちゃくちゃ丈夫ですね。これだけ使い倒して問題なかったので、IKmultimediaに対する信頼は増しました。
引っ越してiLoudを買い直したのも、この丈夫さを実感したからですね。
持ち運ぶと本当に物壊れますからね…
改めて買って思ったのは、移動を楽にするならiLoudの方が良いかもしれない。スピーカーケーブルの接続いらないですし。正確なモニターをするのに、位置を決めるのは難しいですけど、ヘッドフォンを併用してるのだから、問題ない。あれ、移動が多い時期の私にはiLoudのほうが良かったんでは…
2つあっても全然困らない。そのうちiLoudMTMも買ってたりして…
4年使った感想
追記:2021/08/08
現在は、FocalのSolo Be6と併用してます。
普段練習するときはiLoudMicroMonitorを使ってます。
設置の自由度が高いからSolo Be6あっても全然使う。
ローの確認する時や音量出して確認したいときにFocalのSolo Be6を使ってます。小音量はiLoud Micro Monitor。普段遣いはiLoud Micro Monitorということです…
小音量と音量上げるときの設定を変えるとすぐ判断できなくなってしまうので、2つ併用してます。
最近出先で作業することが増えてきました。
音声扱うのが業務で大きな割合を占めるようになって、どこでも持っていけるiLoud Micro Monitorは重宝してます。ヘッドフォンもそうですけど、モニター持っていける安心感は未来に生きてるなと思います。
SoundID Referenceで出先のプロファイルを収録しておけば、同じモニター環境で使えて最高になるんじゃないかと思ってます。
この4年間本当に使い倒して、癖もわかった。
ヘッドフォンとReferenceとiLoudあれば、練習もミックスもなんとかなるという安心感はすごいですね。マイクスタンドに固定できるからスタンドまで運べますからね。究極のモバイルモニターだと思います。
だめになったらまた買いますし、何なら持ち出し用に一台買い足してもいい。それくらい気に入ってます。
追記:2021/12/07
iLoudより低音突っ込んでも歪まないという基準でADAMのA3Xも購入していました。持ち運びできるiLoudMicroMonitorの価値がなくならないのは凄いことですね。
コメント
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スペカンさんのサイト見てもらうとiLoudの記事の情報も見てもらえるのでいいですね。笑
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