注文していたPUSH3が届きました。奥さんがPUSH3が使えるようになるコンテンツを作っていくと、質問いただいた方やら、パッド研究会に参加して下さった方にはお話ししていたのですが、中止します…
申し訳ないです。
というのは、いきなりトラブルがあったからです。
奥さんは楽器はできるものの、Abletonの全くの初心者。わからないところを説明していけば、知識がない方でも効率よくPUSHやAbletonの操作をマスターできると考えたからです。
いきなりサポートに問い合わせから開始もコンテンツとしては面白いかもしれないですけど、ちょっとハードモードすぎますしね…
まあ、でもハードを専業で作っているわけではないメーカーが作ったものはトラブルはそれなりにあるものです…
ブログには書いてないんですけど、実はMaschine+も出たばっかりの時に手にしていました…
Maschine+もはじめはかなりトラブルは多かった。アップデートを経て安定していった。PUSH3も、そのうち改善していくと思います。
とはいえ電源入れて最初に出たのがエラーメッセージというのはなかなかパンチが効いていましたね…
AbletonやPUSHの知識がなかったら、どう対応したらいいかわからないと思うので、自分がどう対応したかも含めて記録に残しておきます。
パッドフレンズかつ、ギターフレンズのレンさんがおっしゃるように、ある程度は仕方ないんですよ。覚悟はしていた。まあ、予想より上のトラブルでしたけど…
サポートに問い合わせるのも正直、PCに慣れて無いと難しいでしょう。使えたら楽しいマシンなのはPUSH1、2とも遊び倒したのでよく知っている。
どうしたかという情報はできる限りあった方がいい。不具合も余すところなく書きたいと思います。
PUSH3は本体、USBケーブル、電源アダプタ、電源ケーブルが付属しています。TRS MIDIケーブルなどは付属していません。
Abletonのショップで購入できるようなので、あとで、Abletonに問い合わせますね。TRS MIDI ケーブルだと店に置いてないところもありますし、自分で調べるのも面倒という方もいらっしゃるでしょうしね。
MIDI機器と繋ぎたい方で、TRS MIDIをお持ちではない方は前もってあるといいと思いました。USB接続できない機器の場合ですけど。このあたりも検証しますね。
Mother32繋いで試してみようかなあ…
以下、ツイッターの感想に付け加えていきます。できるだけリアルタイムの感想を残すように、ツイッターのツリーに今後も追記していきます。
全体的にちょっと大きくなっています。
つまみはPUSH2と違って外れない構造で、トルクも全て一定でした。高品位になってます。気にされている方が多かったポイントでここは明らかに改善されてますね。嬉しいポイントですね。
第一印象は重い…です。3.9キロあるわけですからなかなかの重さです。
多くの方はPUSHとPCを持ち運ぶことになることが多いと思うので、バックパックか専用ケースがあった方がいいかな。大きさは変わってしまったので、今までのケースは使えない場合もありそうです。
私はUDGのこれに入るのが確認できたので運ぶときは担ぎますかね。手が悪いので、できるだけ両手を使えるようにしておきたいんですよね…
つまみが重いです。個人的には重い方が長尺の変化はつけやすいので好印象ですね。
パッドは大きくなりましたが、パッドの幅は狭くなったので、大きな変化はありません。パッドの高さが変わった分、打感は変わりましたが、コードやメロディ弾くのに大きな支障はないですね。
ただ、手が小さい方はLaunchpadの方が弾きやすいだろうという印象です。
大きく変更があったのは、機能キーの配置です。PUSH2より機能的になっていると私は思います。セッションビューやクリップの扱いが変わったことを考えると、こちらの方が操作しやすいのでは…
セッションビューをディスプレイに表示しながら演奏できるのはPUSHでできるだけパフォーマンスを行いたい人には嬉しいのではないでしょうか。
機能キーの固さに関しては、それほど変化がないように思えました。ただ、私のPUSH2は酷使したので柔らかい可能性があるので、友達のところでまた確認してみますね。
自分のPUSH2のパッドは表面のマットなところが剥がれているので、PUSH3の初期状態のパッドの感触と比較できませんでした。友達のところで触ってきて比較しますのでお待ち下さい…
タッチストリップは材質が変わったものの、誤操作を生みやすいところに位置しているのは変更ありません。ここは残念だな。やっぱり。
タッチストリップはバッドでシンベなどのラインを弾く時にかなり問題で、キーボード的に使いたい人はTouchéを使うしか選択肢がありませんでした。
Note PBでピッチベンドはまかなって、タッチストリップはモジュレーションとして使う事が多くなるかもしれません。が、実際にしばらく使わないとわからないです。でも、難しいでしょうね…
タッチストリップはそれなりに長さがあるので、ファンク的なモジュレーションやピッチベンドを多用するのスタイルで演奏する時はTouchéの方がコントロールしやすそうです。
浅くモジュレーション掛けたりするのは縦の動きになって、パッドだと難しいからです…
もちろんY軸にモジュレーションをマッピングすればコントロールはできるが、設定をいちいちシンセごとに変えるのは面倒くさいですからね…
コントロールがハードで出来るLinnstrumentのように素早くは変えられないので工夫は必要。
質問があった3点は後程検証することにします。お待ちください。
- アサイン、パッドの設定が初心者にとってやりやすいか
- 縦軸の動きはPUSH3で対応できるものか
- Touchéとどちらが使いやすいのか
Suiteまでないと、MPE対応でないシンセをNotePB変換して使えないので、やっぱりPUSH3でMPEを使いたい場合はSuite推奨です…
大き変更があったのはリアパネルですね。電源の位置が変わりました。残念ながらスタンドアローンはUSB-Cだけ接続していてずっと使えるわけではないです。
持ち出しが多い人はケースなどに電源は買い足したほうがいいかもしれないですね。
電源スイッチの形状が変わったのはいいかもしれない。フリーズした場合など、Ableton PUSH2の電源を落として復帰させるのはよくやっていました。そんな事にならないのが一番ですけど、押しやすいに越したことはない。
手が大きい人にとってはAbleton PUSH2の電源は落としにくかったみたいです。 手というか、指が大きい方でもAbleton PUSH3は簡単にオン・オフは出来そうなので、人によっては嬉しいポイントかもしれません。
と、ここまで外見などをチェックしてから電源をいれたらこうでした…
初回起動で120秒過ぎても立ち上がらない…大丈夫なのかなと嫌な予感がしたのですが、その予感は当たります…
立ち上げたらこういう画面に。
いや、初めて立ち上げるんだけどと思わずツッコミ入れたくなりますね…PUSH君、ボケ倒してくれますね…
電源に手を触れたりして、電源オン・オフしていたのかなと思っていましたが、そうではないことが後でわかりました。電源をオフにする時はオフにするかと出てきますしね。10秒押しっぱなしで強制終了のようですが、そういう触り方はしてないですしね。
とりあえずNoにして少し動作を確認してみます。これくらいは想定の範囲内。ふっ、伊達に年はとってないぜとまだまだ余裕でした…
とはいえ、電源入れていきなりエラーメッセージはパンチが効いてましたね…
パッドの打感やNOTE PBをLinnstrumentなどと比較しようと思って、MPE対応のものを読み込んだら読み込んだまま動きません。立ち上げて15分経過せずにフリーズするのはいろんなハード触ってきましたけど初めてですね…
いやあ、何でも経験。年をとっても知らないことがあるのはええことやとポジティブシンキングで乗り切ることにします…
15分待っても変化なしです。おいおい、そんなに焦らさなくって良いんだぜ…
仕方がないので電源落として再起動するものの同じエラーメッセージが出ました。
まあ、そういうときはファクトリーセッティングに戻してやれば大体動くやろと当たりをつけました。大人の知恵ですね。嫌な知恵やな…
PUSH3でファクトリーセッティングに戻すには、歯車マークを押して「Software」を選択。Shiftキーを押すと「Reset PUSH」が出てくるので選択しました。
その後、Wifiに接続してPUSHをアップデートしました。
と、そうこうしているうちにAbleton JPからサポートに連絡してほしいとのツイートが。
これ、リンク見えますかね。こういう連絡先探すのも手間だと思うので、リンクを張っておきます。トラブルあった時にすぐ連絡できないと困りますもんね…
以前、リンク貼ったら直リンク禁止にされてたんで、駄目なら以下のwwwから「https://」を頭につけてブラウザのアドレス欄に貼ってください。
www.ableton.com/ja/help/#techsupport
オーソライズする前にintroでどれくらい動くのだろうかと実験していたんですが、またもや問題発生です…文字化けしている。もう、大人ぶってる余裕はないですね。
サポートへの問い合わせを開始しました…
まあ、自分はスタンドアローンモードを買ったものの、MPEコントローラーとしてしか使わないだろうからええやろと思ってましたが、流石にこれでは検証は難しいのでギブアップするしかないですね…
コントローラーモードにしてからAbleton立ち上げても繋がらなかったりしたから、自分がマニュアル読めないのかと正気を疑いました…
3回目でやっと繋がりました。奥さんがスタンドアローン使わないなら、私は別にスタンドアローンである必要ないんだよなあ。うーん。
サポートの問い合わせもなかなか面倒でした。こういうの好きな方はいないと思いますが、なにかトラブルがあったときにやり方知っていたら安心ですよね。書いておきますね…
ちょっと改善したほうが良いだろうと思ったのが、クラッシュレポートを添付する方法です。
そもそもクラッシュレポートが出せないんだよと怒りの動画を上げてる方がいましたけど、添付もちょっと手間ですからね…携帯だと結構厳しいんじゃないでしょうか。
私はもう画像や動画圧縮して添付するのは大変だから、うりなみですと名乗って、Twitterで一連の流れをご確認くださいとしました。まあ、これも外部リンクではありますしね。状況説明を正確に文字でするのも無理だし、画像や動画が50MBでは足りないですからね。
そして、歯車→「software」でShiftキーを押しているとクラッシュレポートを書き出せるんですが、これ、同じWifi上に無いと出来ないんですね。
Wi-fi環境がない若い方とか普通にいると思うんですけど、どうするんだろうと思いました…
ブラウザにリンクを入力してダウンロードするんです。
スタンドアローンだけで出来ると思った方は絶望ではないでしょうか…PC,Wifiはスタンドアローンでも必須ということですね。
問題はそれだけではない。
PUSH3のクラッシュレポートは80MBくらいあるんですけど、Abletonのサポートのページは50MBしか添付できません。
Twitterの画像をご覧いただけますかね…
クラウドなどのファイル共有サービスにアップしてリンクを添付して送らないといけない。これでサポートに問い合わせるのを諦めちゃう人もいそうです。
と、初日は機能を検証する以前にちゃんと動かせませんでした。コンテンツ的には面白いかもしれないから良いとポジティブシンキングで乗り切ることにします…
早く遊べるようになるといいな…
追記:2023/08/01
この記事で悩んでいた、オーソライズしていないPUSH3がMPEのロードでフリーズする問題、PUSH1.12で解決したとのことです。サポートから連絡がありました。Iさん、ありがとうございます。これで、初期状態でオーソライズしたりする前にも遊べますね!
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