ここのところ、ずっと考えていたデジタル百姓という考え方が固まってきたのでまとめておきます。
今回ね。いろいろ自分の記事を読ませながら、ChatGPTと共に考えてみました。
いろんなことを自然や農業などを例に取って考えることである程度整理されてきました。
実際、AIがこの先当たり前になっていく。どうやってAIを使っていくかの実験でもあります。
とりあえず2025年度版として書いておきます。追記、修正は色々やっていきます。
自分へのメモ。
デジタル百姓とは?
デジタル百姓とは、「自分の畑」をデジタルの世界に持ち、育て、変化しながら生きること。
百姓が自然とともに生きるように、デジタル百姓も、自分のリズムと調和しながら、価値を生み出して生きることを目指す。
農業では、作物を育てるために土を耕し、適切な時期に種をまき、時間をかけて育て、収穫し、また次の準備をする。様々な仕事を組み合わせて生きている。
デジタル百姓も同じように、自分の得意なことや好きなことを仕事にし、それをじっくり育てながら、無理なく続けられる仕組みを作る。
ただ、現実の田畑と違って、デジタル上では時間や空間の問題はない。
1. 自分の畑を作る——どんな環境でも耕せる場所を持つ
- 百姓は、天候や土壌に合わせて、どんな土地でも作物を育てる工夫をしている。
- デジタル百姓も、どんな状況でも働ける自分の畑を持つ。
- たとえ病気や育児、介護などでまとまった時間が取れなくても、デジタルの畑なら少しずつ耕し続けられる。
- デジタルは空間と時間に制約されない
- 出来る時だけ働くということが可能。時間に制約されない。
- どこにいても、何歳でも、どんな環境でも働ける仕組みを作ることで、無理なく生きられるか?
2. 無理ない暮らしを作る——環境を見定め、自分のリズムを重視する。
- 百姓は、天候に逆らわず、自然の流れに合わせて作業を調整する。
- 炎天下では畑仕事を控え、涼しい時間に働く。
- 長雨のときは畑には入らず、倉庫で次の準備をする。
- 冬は土を休ませ、次のシーズンの準備をする。
デジタル百姓も、自分のリズムに合わせて働くことが重要になる。ままならないコンディションは天候と考えれば良い。
- 調子が良いときは重い作業を進め、疲れているときは軽作業やインプットに切り替える。
- 土を休ませるように、心と体も休ませることで、長く続けられる。生産性の源泉は自分でしかないのだから。
「快適な時間を増やし、不快な時間を減らす」ことはリズムを作る時の物差しになる。
百姓にとっての「快適な時間」と「不快な時間」はこういうものだろうか?
快適な時間 → 収穫のとき、気持ちよく土を耕すとき、作物が順調に育つとき
不快な時間 → 作業を詰め込みすぎて体を壊すとき、無理に作業を続けるとき
デジタル百姓にとっての「快適な時間」と「不快な時間」
快適な時間 → 好きな仕事をしている時間、自分のリズムで働いている時間
不快な時間 → 無理に何かをやらなければならない時間、疲れ切って何もできない時間、つまり主体性を奪われている時間。
百姓が「土をいたわるように、自分の時間をいたわる」ことが大切。
無理をすれば、土地も体も持たない。デジタル百姓の土地は究極的には自分の思考なのだから。
3. 百の仕事を組み合わせる——一つだけではなくて、多くの仕事を組み合わせる
- 百姓は、一つの作物だけでなく、米・野菜・果樹・畜産などを組み合わせることで変化に対応できる
- たとえば、米が不作でも野菜が採れれば生活できる。
- 収穫時期の異なる作物を育てることで、一年を通じて食糧不足になることはない
デジタル百姓も仕事を組み合わせることで、変化に対応する。
- たとえば、レッスン業、書く仕事、大学受験生を教える技術。翻訳。音楽。どれかの技術を転用できるところもある。受験生を教えるスキル、翻訳のスキルは他の多くに転用出来た。様々な仕事を組み合わせて生きて来た。
- 仕事を増やしすぎず、適切なバランスを取ることで、無理なく続ける。これは矛盾するようだが、一つの仕事だけで生活するのでなければ、無理をせず済む。
クライアントワークをやめたのは、変化に対応できなくなるからだ。世界も自分も変わっていく。一つの仕事がダメでも少しずつの仕事を組み合わせることなら出来る。専門家であることをやめることでもある。
4. スキルのバーターを活用する——お金だけに頼らない価値の交換
- 百姓は自分が作ったものを交換することで、貨幣以外でも価値交換が出来ている。
- たとえば、米農家が野菜農家と作物を交換することで、自分が育てているもの以外を手に入れることが出来るか。
- 余った作物を分け合えば、無駄を減らせる。
デジタル百姓も、スキルを交換することで、お金を介さずに価値を生み出すことができる。
- 文章 × 動画編集、音楽 × デザインなど、お互いの得意なことを交換し合うことで、コストをかけずに活動を広げられる。メグさんと自分、三井田くんと自分など。
- お金にならなくても、ともに働くことで新しい仕事や機会が生まれることもある。
お金だけではなく、価値を分かち合うことで、自分の価値観と反さずに生きられるのではないか。
5. 価値が生まれるタイミングを待つ——長く続ける、視点を変える
- 百姓は、種をまいてすぐに収穫できるわけではない。
- 春に種をまき、夏に成長を見守り、秋に収穫する。
- 何年もかけて土を育てることで、より豊かな作物が育つ。
デジタル百姓も、すぐに成果が出なくても、長く育て続けることで価値を生み出せるかもしれない。
明日葉が雑草と思われていたが、栄養という観点から価値を持つものになった。デジタル上で作るコンテンツもそうかもしれない。
- スモールビジネスでなかなか収益に結びつかないものでも、仕事になることはある。スモールビジネスを仕事にした先輩たちのように。
- ブログ開始以来、ひたすら書いてきたパッドの記事は7年間収益にならなかったが、noteにしたら商品になった。
- まだ出来ることはあるかもしれない。人間が不完全で安定してないことそのものが価値を持つように思う。
6. 試行錯誤しながら続ける——環境に応じてやり方を変える。諦めない
- 育てている作物がうまく育たなければ、別の作物を育てて対応する。
- 田んぼでは育たない作物でも、畑なら育つことがある。
- 害虫に強い品種に変えたり、育て方を工夫したりすることで、収穫を増やすことができる。
デジタル百姓も、「今のやり方がダメでも、別の方法なら続けられるか?」を考えながら調整していく。
- AIやデジタルツールを使うのは、百姓がトラクターや灌漑設備を活用するのと同じで、「無理なく収穫を増やすための工夫」。
- 仕事の形を変えることで、負担を減らしながら続けられるようにする。
- 頭が働く時間に重い仕事をする
- 頭が働かない時には事務作業する
- 自分の限界を超えたら動けないので、それはやめる。
- やりたいことなら動けるので、やりたくないことではなくやりたいことで需要と重なる仕事を考える。
7. 一度作ったものを無駄なく使う——資源を最大限に活かす
- 百姓は作物の実を収穫するだけでなく、ワラを牛のエサや堆肥にし、不要な部分も活かしている。
デジタル百姓も、一度作ったものを無駄なく使うことで新しい価値を生み出すことができるのではないか?
- 「漬物」にする → 作ったコンテンツを変化させて別の形で活用する。ブログで書いたものを整形する?noteに書いたものを整形してKDPで出す?かつて書いたテキストを改定してブログに書く?
- 「干し野菜」にする → ストックして必要なときに再利用する。今すぐに使えないものも再利用する形にして保存する?
- 「堆肥にして他の作物を育てる」 → 失敗やボツを活かして新しいアイデアを生み出す
こうしたら、一度生み出したものを工夫して活用することで、厳しい季節を乗り切ることが出来るかもしれない。
まとめ
デジタル百姓とは、「自分の畑」をデジタルの世界に持ち、育て、変化しながら生きること。
百姓が自然とともに生きるように、デジタル百姓も、自分のリズムと調和しながら、価値を生み出し無理なく生きる。
農業では、作物を育てるために土を耕し、適切な時期に種をまき、時間をかけて育て、収穫し、また次の準備をする。
デジタル百姓も同じように、自分の得意なことや好きなことを仕事にし、それをじっくり育てながら、無理なく続けられる仕組みを作る。
当たり前なんですけど、自分の記事を読ませながら、これは「こうなんだけれど…、まとめ直してくれる?」とやっている内に自分が考えていることが整理されてきました。
「デジタル百姓だったらどう考える?」という問いをいろいろしているんですけれど、自分の思考を外部化する手段をもう一つ得たように思います。
デジタル百姓としてけもの道を爆走します…
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