通算7回目になります。前回で紹介しきれなかったAbleton12の機能を確認しました。
そして、アップデートの価値はあるか?ということの結論を出しました。
今回は他では取り上げられていないScaleについて特にやりました。
楽器を演奏する人にとっては通常のイメージでやるとどえらいことになるというのがわかっていただけのではないでしょうか。どういう挙動をするかわかっていれば問題ないですけど、おそらく多くの人がイメージするものと違う機能だと思います。
一本指でコードを弾けたり、メリットもたくさんある。今回は、どういうときにどのツールを使えばいいかという考えについて特に話しました。
今回の補足
いつも通りスライドをつけておきます。これから、スライドに過去記事や参考になるもののリンクを付けておきましたので、ご活用ください。
Chordに関しては特に挙動が不安定だったのですが、原因は今ひとつわかりません…
MIDI MONITORを使っているとCC64がおかしくなることを確認したのですが、まだ、常駐している入力補助アプリなどとぶつかっている可能性があります。それらを確認したうえで、うまくいかないようであれば、Abletonに報告しますね。
ダイアトニックならScale機能を組み合わせればこういう形で弾けるんですよ…
一本指で弾けるので、MaschineなどのChordset的にも使えます。クロマチックとScaleの使い分けなどは後ほど記事にしますのでお待ち下さい。
あ、あとChordやります。
— うりなみ (@urinami) March 16, 2024
Scaleと組み合わせたら、ダイアトニックしか弾けないけど、connect使ってちょっと知識あれば楽になるので。
Stack使うより楽なんですけど、ちょっと使い方にポイントがあります… pic.twitter.com/30JTNWGNKb
今回は三井田くんの勧めもあり、生楽器を打ち込むときの考え方などを話しました。
ツールを使うにしてもなんでそのツールを選択したかわからなかったら意味ないですからね…毎回手探りになってしまいますしね。
特に、ソウル、ファンク、ジャズ,R&Bなどでは特にジャンルに対する理解がある方が打ち込みはしやすいです。
ベロシティが一定で、リズムがよれている場合は異常に気持ち悪いことがわかったんではないでしょうか。
逆にベロシティの情報があったり、音色変化があったら気持ちよく聞ける。
MIDIデータ見たら、え、全くあってないと思うものでも機能することがおわかりいただけたと思います。
生楽器にある演奏の情報が打ち込みではごっそり抜けてしまう。こういう物をやるときに新しいツール群は役に立ちます。
新しいツール、生楽器の打ち込みにも使えるんです。もちろん全然生演奏と打ち込みやレコーディングしたものは違いますけどね…
ドラムの打ち込みについて色々応用例をやってみました。ゼロから作るのもまたやっても良いかもしれませんね。
新機能のRhythmもアイデア出しとして使えば、十分使えるのがおわかりいただけたと思います。
0キーの利用、分割、ナッジ(ちょっとずらす、グリッドを外して移動 cmd+左右)などは強力です。
うりなみファンク教室ではモーダルなもの、ジャズ・ファンク、ホーンアレンジ、ボイシング、アドリブ、譜読み、パッド演奏、ギターなどを教えております。ソウル・ゴスペル、ブルース、今様R&Bなども。ジャズもやってたけど需要がないのでもうやってません。
DAWはおまけだけれど、理論勉強している人はみんなパッドでやるというクレイジーな教室なので、私含めて全員ファンキーな人しかいませんね…
Captureを使うとこういうのが素早く出来ます。
新機能を使い倒してドラムやベースは打ち込みました。
こういうのをやることにするか。エレクトリックベースやドラムの打ち込みやりたいという人もいたし。
— うりなみ (@urinami) March 14, 2024
ホーンの打ち込みとかは別に需要ないから良いか。
MIDI関係で生楽器の打ち込みやるときにつかう基本的なツールは説明できるな。 pic.twitter.com/1nOcrllrnP
基本は演奏してではあるんですけど、ツールがあるので、打ち込むのは格段に楽になりましたね。うれしい。
ゴーストノートのに入力などは今まで手間が掛かっていました。クレッシェンドやフラムなんかも手間がかかったのが本当に素早く出来るようになった。
今回のornamentやピアノロールで実装されたrampで手軽に出来る様になったので、細かい打ち込みをAbletonでやるのは格段に快適になりました。
ストリングス、ホーンなどは友の会で説明したHumanizeやランダムを使ってハモリのタイミングなども同一環境(パラメーターが同じにならないように)にならないようにしています。
さり気なく使うとこういうジャンルでも十分使えますね。下の動画も同じ手法でやったものです。今までだと手間がかかったものがらしく出来るようになりました。思ったものを早く形に出来るのは嬉しいですね。
Morning Jam
— うりなみ (@urinami) March 17, 2024
Ableton12で格段にドラムが打ち込みやすくなった。
ストリングスやホーンセクションも前までだと細かい打ち込みはきつかったけど、非常に快適に。
まあ、こういうオールド・スクールなものでレイドバックしているものを打ち込む意味があるのかと言われたらあれだけど…
IKのMODO… pic.twitter.com/phM7Y1vXuE
打ち込みで音楽を作るときには、どういう結果を得たいか考えることが大事なんですよね。
そういう解像度をあげていけるとずっと楽しめる。時間が無くて、疲れていても聞くことは出来ますしね。
ツールを使うには、何の結果を得たいかわかっていないと、ただ理由もわからずツールを使い回すことになる。
聞くことや理解すれば、自ずと出来るようになると思います。
まあ、やってることは細かいかもしれませんけど…
このあたりはリクエストがあったので、もっと基本的なところから、ドラム譜を打ち込むにはなどテーマを決めてやっても良いかもしれないですね。
友の会は楽しくAbletonで遊ぼうという集いなので、音楽に関わるところをやるのはどうなのと思っていたんですが、楽しく遊べるような基本的なこともやっていけたらと考えを変えました。
基本となる技術は共通することもあるわけですしね。
次回はセッションビューで展開を作って、更にセッションビューに持っていくのをやっていって、最終的に曲にするところまでやりますかね。説明しっかりするとそこまで辿り着けないかもしれませんけど。
後ほど、chord,pitch,Scaleなどは記事にするなどして追記します。Scaleはまじで蛮族と言われても仕方ないですね…
CメジャーキーのCmaj7をFメジャーに移調したら、C7になるところとか、まじでゲルマン民族やなと思いました…
そういうとこやぞ、他のDAWからの移行を難しくしてるのは…
ルーティングを工夫すればコードとして録音できます。こちらの記事にルーティングのやり方があるので御覧ください…
あと、IK multimediaで今回使ったMODO BASSのモデルが使えるものがダウンロードできますのでリンクを貼っておきますね。ゴーストノート、押弦の位置で音色が変化するというあたおか音源です…
CSならプレベの1モデルは使えるようです。Mixboxも良いですよ…エフェクトチェーンが学べるのと、Abletonが弱いアナログモデリング系を補完できます。
追記:2024/03/20
配信中に設定いろいろいじっていたMODO BASS2です。良いですよ…
追記:2024/03/25
理解の鍵は、キーではなくて、Scaleということです。移調はピアノロールでする。クリップに記録する。セッションビューとアレンジメントビューで違うスケールを設定していると挙動がおかしいときは再設定する。これで問題なく使えると思います。
事故りそうだから絶対に使わないでおこうと思いました。私には無理だ… Chordの挙動などについても書いてあります。
今後の予定とメモ
お話しましたが、おばあちゃんツイートは三井田くんがYouTubeにまとめてくれることになりました。三井田くんはレッスン代滞納しているので、その分を労働で埋めてもらいます…
切り抜きやクリップなど、私がやっている時間は取れないので、そういうのは三井田くんにやってもらいます。
まあ、私達原人なので、切り抜きとクリップの違いもよくわかっていませんでした。うほうほがんばりますのでしばしお待ち下さい…
目次は三井田くんにつけてもらいました。ありがとうね。
三井田くんはAbleton12にアップデートするので26,500円払うそうなので、当面は労働してもらえるので安心ですね…
DAW関係は三井田くんのレッスンではそんなにやってるわけではなくて、理論が中心なんですけどその一環としてDAWやパッドを使ってます。
動画は別に公開していいと言ってあるので、パッドでの演奏だったりアドリブやアンサンブルについて知りたい方は三井田くんのチャンネルやブログなんかに今後情報が更新されるかもしれません。
エフェクトや打ち込み基本編などはテーマを決めてやるか、頂いたお題の中でちょっとしたコーナーとしてやるかもまた考えますね。
Sawryleさんから基本エフェクトの解説なんかはあってもいいと言ってもらえたので、考えますね。
まず記事を書いたゲートからやってもいいかな。ダイナミクス系、EQ,ディレイ、リバーブなどをAbleton純正のものを説明しようと思います。
基本的なものはDAW付属のものでも十分ですしね。
私がなぜAbleton付属のものをほぼ使わないかも比較したらわかると思いますし。
同じ機能でもサウンドは違う。こういうの基準を持てると良いですよね。DAW付属のエフェクト、昔のように明らかに質に違いがあるという時代ではないです。
それこそDiscordが機能したら質問を吸い上げるのは楽なんですけどね…
で、いよいよ、お話していた気軽に質問、研究結果などを置けるよう友の会のDiscordを準備していきます。
なんせ、私はDiscord初心者なので、まず金子さんに使い方を伺いつつ、規約や、どういう形が運用しやすいかを考えていきます。
そのあたりが固まったら、また皆さんにご連絡差し上げますね。
しばらくは私が招待した人で運営方針を決めたいなと。
やるなら、楽しく音楽続けられるような場として機能するようにしっかり考えたいです。
YouTubeでの本当のライブ配信はやめていく方向です。
Discordでやって、そこで良いものをアップしていく形でやっていこうと思います。
Discordだとチャットでなくて、会話でも出来るみたいですし、それだと質問も簡単に拾えますしね。
64パッド的なものの演奏やちょっとしたものなどは別に分けたほうがいいかも考えています。
残念ながら情報発信することが結構なストレスにもなってきているので、疲れない場所を探したい。
情報を共有することで、いろいろ楽しめる。
意味があることだと思ってずっと赤字のブログをやってきたわけですが、ちょっと疲れてしまいました…
ブログも疲れず続ける方法を考えないと駄目ですね。
次回の予定が立ちましたら、またご連絡いたします。Ableton友の会、楽しく遊べるようにしたいですね!
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