Sly & The Family StoneのIf you want me to stayはサンプリングでも有名ですね。
今回は平歌の4小節部分を取り上げます。パッドなら簡単に弾けて楽しめるのではないでしょうか…
コード進行としては Bbm7|Abm7-Db7(9)|Gbmaj7|F7の4小節ループが基本的な解釈ですね。キーはBbmです。
動画では裏コードのA7を入れてますけど、ライブでそういう例もあったので弾いてみました。
そして、年代によってもキーがAmのものもあります。声が出なくなってるんでしょうね。生活がボロボロだったからですかね…
今回は、原曲をもとにして、他のいくつかの演奏例を参考にしてパッドで弾きやすい形にアレンジしてあります。なので、正確なコピーではありません…
原曲のピッチは40centくらいチューニングが違うのですが、キーはBbマイナーと解釈しました。 ただ、原曲の4小節目はFm7-Ab(onC)-Abm(onB)と解釈した方が適切かも。
動画ではドミナントマイナーのFm7で弾いてます。原曲ではホーンも入ってますし、3度弾かなくても全体としてはF7(#9)的に聴こえりゃいいやろという解釈です。
b13などのマイナースケール由来のオルタードテンションを入れても楽しめると思います。ジャズ畑のカバーはそういう例が多かったです。
ドミナントマイナーはゴスペルや古いソウルでは結構使われます。ちょっとブルージーに弾きたかったのでこう弾いてますが、F7で弾く方が普通でしょうね。
オンコードで弾きたい場合は右側のポジションで弾く必要がありますが、Fm7やF7なら左側で弾いた方が楽です。
今回は右下のポジションを覚えてもらうためにあえてこちらで弾いています。
押さえ方
Bbm7
Abm7
Db7(9)
Gbmaj7(9)
F7
Fm7
F7(#9)
マイナー系の更なるボイシングを知りたい方はこちらの記事読むと押さえ方がわかるかと…
R73のタイプのボイシングは低音域でバッキングする時に、ローインターバルリミット違反になりにくい。ギターを弾く方だと6弦ルート5弦弾かないタイプがこのように押さえるとわかるとパッドも楽しめるのではないでしょうか…
度数など視覚的に覚えたい場合は、こちらの記事をご覧ください…
スケール
Bbブルーススケールを中心に弾いてます。クロマチックアプローチもやってます。途中でマイナーダイアトニックから考えるとノンダイアトニックになるところがありますが、一発ものと考えてアプローチしました。原曲もそういうアプローチで弾いてますしね。
途中で、Dbmaj7のアルペジオを弾いていますね。Bbドリアンスケール的に聞こえるように弾いているということですね。9thのC音が入るとクールに聞こえるのではないでしょうか。
ソウル、ファンクの人たちはドリアンスケールの6度を敢えて使用せずマイナーペンタトニックに9thを加えて使うこともよくやります。George Benson大先生やジャズ・ファンクの人たちはよくやってますね。
ああ、ブルースだとB.B Kingもやりますね。
まあ、B.Bは9th使わずに6度使う方が多いと思いますけど。こういうペンタトニックスケール+1音というアプローチは簡単にカラーも変えられますし、知っているフレーズを拡張するのも容易で楽しいですね。
今だと、Tom Mischなんかはそういうアプローチを多用してます。
マイナーペンタトニックに6度と9度を加えたらドリアンになります。これなら簡単に覚えられますね。
チャーチモードは基本的にペンタトニック+2音と整理すると覚えるのも簡単ですし、アドリブする時にさっとモーダルインターチェンジもできます。
パッドでファンクも楽しいですね!
追記:2023/05/10
バッキングトラックとかあった方がいいですかね…
Ableton限定だとあれか。ベース弾いちゃったから、オーディオだとBPM落とすと不自然になる。
MIDIで打ち込むより弾いた方が感じはでるけど、練習と考えると不便ですものね。
ちょっと考えます…
ヒップホップなどでサンプリングされたもの、ソウル・ファンククラシックなどでリクエストがあったら取り上げてもいきましょうか。
短めの曲や、曲の一部で練習しやすいものをこのコーナでもやりたいですね。ブルース進行や、循環、よくあるものやっておけばコピーもできて楽しんでもらえるといいなあ…
追記:2023/11/26
伝記。ファンキーなエピソードが大量にあります。Freshではかなりリズムマシン中心のプロダクションになっていたこともわかります。パートごとに録音した初めての人間だったのこと。世界で一番初めにループを作ってレコーディングしたのもおそらくスライ。ファンクが好きな人にはたまらない1冊です…
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