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コードをブルージーに弾こう クロマチックアプローチの適用

押して覚えるコードとスケール
この記事は約10分で読めます。

ファンク、ソウル、ジャズ、ゴスペル、そしてブルースらしさを生み出している方法論の一つにクロマチックアプローチがあります。

ソロ、ベースライン、そして伴奏にも使われます。色んな使い方があるのですが、今回は、コードをブルージーに弾くための方法論です。

パッドは物理的にスライドができるので、鍵盤のようでありながら、鍵盤では出来ないプレイも可能になります。なかなか面白いですよ。

詳しい説明は、動画でやってあります。両手を使うことになるので、動画のほうがわかりやすいですしね…

ブログで書くのは大変なので、かなり喋りました。右手、左手の使い方などは動画を御覧ください。ここで取り上げているフレーズを覚えれば、モテまくるかもしれません…今回は動画のほうがボリュームが大きいです。現在登録者数352名。よろしければ是非ご登録ください…左うちわで暮らしていたい。心からそう願っています…

クロマチック・アプローチとは

ターゲットノートに対してクロマチックスケールでアプローチすることです。

ドミナント7thコードをブルージーに弾くには、R,3,5,b7に半音、もしくは全音でアプローチします。

パッドの場合、ターゲットノートの半音下、もしくは全音下からプレイすることがプレイしやすいと思います。別に上から弾いても良いんですが下から弾くほうが楽ですね。

左手でドミナント7thを修飾する場合

以下は左手でドミナント7thを修飾する場合の例です。いずれもC7です。

3度をターゲットノートにするパターン

137ボイシング。赤の四角で囲ってあるところがターゲットノート

右手でRとb7を押さえて半音下のm3度から3度にアプローチ。最もブルージーな感じがするのではないでしょうか。全音下の2度からアプローチすると明るいカラーになります。

半音のアプローチの場合、薬指、中指で弾き、全音のアプローチの場合薬指、中指、人差し指で弾くと楽だと思います。

左手で修飾する場合、このポジションでは半音下からのアプローチしか使えません。

追記:2023/10/24

もちろん、ファンクにも適用可能です。3度のアプローチと5度のアプローチを主に使ってますね。瞬間的に弾けるようになると楽しいのでは…

追記:2023/10/25

動画を追加 左手中指と薬指でスムーズに弾けるようにしましょう。初めはインテンポで弾ける必要はありません。弾けるようになってから少しずつテンポを上げていくように練習することで、どのテンポでも弾けるようになります。

b7をターゲットノートにするパターン

173ボイシング

右手でRと3度を押さえて、b7をターゲットノートにします。

半音下、全音下からアプローチできます。半音下からのほうが頻度は高いと思います。

Rをターゲットノートにするパターン

173ボイシング

ベースラインを弾くときに使いやすいフォームです。左手で弾くのが難しい場合は親指でクロマチックアプローチしてもいいですね。

全音下、半音上下どちらからでも機能しますが、半音上下の場合は音価(音の長さ)に気をつけると良いと思います。

こちらベースラインと伴奏をする時のパターンです。ファンクなどにも応用可能です。ブルース進行で弾いています。記事は書かないので説明はYouTubeの概要欄を見てください。b7からRへのクロマチックアプローチを用いています。こちらにあわせてコードをブルージーに弾く練習をするのもオススメです。

5度をターゲットノートにするパターン

173ボイシング

全音下、半音下からいずれも使えます。上からのアプローチは練習すれば使えますが、手の動きとしてはかなり不自然になります。

このポジションでは半音下からしか使えません。

ベースラインを弾く場合は2オクターブ下げたポジションで弾くこともあります。

半音下のb5からのアプローチはかなりブルージーになりますね。

右手でドミナント7thを修飾するパターン

以下は右手でドミナント7thを修飾する場合の例です。いずれもC7です。

右手はどちらかと言うとソロの合間にコードを修飾するときに使ったりします。伴奏としての優先度は左手で修飾するパターンのほうが高いですかね…

半音でアプローチする場合は中指、薬指で弾き、全音でアプローチする場合は人差し指、中指、薬指で弾くと速度が出せ、伴奏にもソロにも切り替えやすいと思います。

3度をターゲットノートにするパターン

137ボイシング。右側に展開するフォーム

左手でRとb7を押さえて半音下のm3度から3度にアプローチ。

先程の右手で弾くパターンと同じですね。ブルージーな感じがするのではないでしょうか。全音下の2度からアプローチすると明るいカラーになります。

このRと短7度のフォームは、左手で伴奏して、右手でメロディを弾くときにも役立ちます。

Rと7thだけですが、アンサンブルの中では、他の楽器が長三度を弾けばドミナント7th、他の楽器が短三度マイナー7thにも聞こえるので。64パッドは鍵盤と違って音域が狭いので、何が重要か考えて捨てることが必要になります。

バド・パウエルボイシングなんかはパッドだと鍵盤以上に使いますね。

3度をターゲットノートにするパターンその2

最後に短7度を弾くパターンですね。ニューオリンズR&B(50年代ですね。)などのピアノでよく使われますね。

これは、最後にC7の第一転回形になるように弾きます。動画見ていただいたほうがわかりやすいですね。

譜面使わないでというリクエストがあるから頑張りますけど、複雑なパターンは全部動画作らないとだめなんですよね。泣きそうです…

ニューオリンズ的に弾きたいなら、全音下の2度からアプローチすると良いと思います。5度と1度を同時に弾かないほうが感じが出ますね。最後に短7度を弾きますが、ブギピアノなんかにも応用ができます。

b7をターゲットノートにするパターン

左手でRと3度を押さえて、b7をターゲットノートにします。

半音下、全音下からアプローチできます。半音下からのほうが頻度は高いと思います。

これもバッキングと言うよりは、ソロ取るときに便利なポジションですね。

5度をターゲットノートにするパターン

左手でRとb7を押さえて、5度をターゲットノートにします。

半音下から弾くと特にブルージーですね。

これは、右手で修飾するパターンではソロにも使えるしバッキングでも使えて、パッドで速度を出しやすい。

メジャーを強調したい場合は3度、マイナーの場合は短3度を押さえても感じが出ます。

任意で。このあたりはフィーリングでとしか言いようがないところなんですよね。

たくさんブルースを聞くのが遠回りのようで近道だと思います。

響きが重いなと思ったら3度を押さえなくてもいい。押さえない場合はドミナント7thでもマイナー7thでも使えるので、使い勝手が良いですね。

Rをターゲットノートにするパターン

え、7th入ってないやん…騙したな!となると思うのですが、全音下からアプローチすることで全体としてドミナント7thのサウンドになりますし、右手でルートに弾いてから左手で7th弾くのもなかなか格好いいのでは。

まとめ

動画御覧頂いたほうが全体的にわかりやすいやつですね。皆さん、よかったらYouTubeチャンネル登録をお願い致します…

500名になればもうちょっとブログを書く時間を増やしたり、ブログに使う時間を増やせるかもしれない。みんながパッド10,000枚。Softubeのプラグイン100個買ってくれたら良いのに…

冗談はともかくとして、伴奏編は手形など動画だけでわかりにくいところを補足する形で作ることが多くなると思います。譜面使わないでとリクエストがあるので、できるだけ頑張ります…

視覚的なイメージを持つことは重要です。コードフォームを意識することはファンク、ソウル、ジャズ的なフィルを弾くときに助けになります。

ギターでもベースでも鍵盤でもパッドでも同じです。

両手を動かすパターンになると初めはぎこちなくなると思いますけれど、毎日弾くことで自然に弾けるようになるので、コツコツやっていきましょう。

できれば、ベースラインを入れる動画のようなブルース進行にあわせて弾くと反射的に弾けるようなると思います。

歌えるようにしてから弾くと良いですね。リズムがらしくないと感じが出ないので。

慌てずやってください。楽しんでいきましょう。

いつも通りなめらかに弾けるようになるまでクリックやバックトラックは使わない。

無理なく弾けるようになってからです。脳に学習させているのであって、手を鍛えているわけではないですからね。

無理な動きを後で修正するのは大変ですから。

間違った動きから再学習させるのは本当に時間がかかるので、慌てずしっかりやってみましょう。

ぜひ、ブルースをたくさん聞いてほしいですね。

パッドはジャズやブルース、ファンク、R&Bに向いている楽器だと思ってます。

鍵盤はベンディング出来ないけど、パッドは出来ますしね。MPEになったことでパッドならではの表現もできるようになりました。このあたりは、生きている間に書けたら良いなあ。

自分たちパッドプレイヤーしか出来ないブルース表現はかならずある。

鍵盤のように広い音域が64パッドでは使えるわけではない。

だから、パッドプレイヤーは常に何を捨てるかを考えないといけない。

何がこのフレーズや曲で重要なのかを考えないと上手く行かない。

でも、それは弱みではなくて強みかなと思っています。スペースを常に考えることって、プレイヤーだとかなり上達してから到達することだと思うので。

ギターや鍵盤の手癖を抜くのにパッドは物凄く私は良かったですね。少なくとも私には意味があった。

そして、パッドを長く弾くことで、パッドの構造上、やりやすいフレーズも見えてきた。

ギターやサックス、鍵盤だったら絶対にやらない節回しが出るようになってきました。

ピアノやギターはね。ずっと訓練してきた無駄ない動きをやろうと動くと痛みが酷いんですよ。

それこそずっとやってきたので、痛みが走るとわかってても弾こうと思ったらそういう動きをしようとする。本能みたいなもんです。

可動域も変わったし、麻痺もあるから無理なんですけどね。

今でも鎮痛剤なしにはギターは弾けない。痛みが耐えられるレベルになっただけなんですよね。

痛みが少ない弾き方は時間を掛けてマスターしたけど、痛みが少ない弾き方は自分のイメージしてる音とは全然違ったりするわけです。

常に痛みが出ない動きを頭で考えないと弾けない。動かないところをカバーするような運指や手首、肩の使い方を頭の中で考えている。

音楽に集中しているとはいえない。自由ではないですね。人生のかなり長い時間をリハビリに使って来たのに、これが自分の終着点かと思うと、なかなかブルージーな気分ですね。

パッドは痛みがない動きから学習した楽器だから、自分にとっては一番楽なんです。自由です。

痛みを我慢すれば正直ピアノのほうが遥かにパッドより弾けますよ。でもパッドは痛みがない分、頭は自由に動く。私にとっては意味があります。

ギターもピアノも自分じゃないみたいですよ。ハハハ…弾けるようになっただけマシとは自分は思えないですね。正直なところ。

私はギターや鍵盤の発想に縛られているから、パッドならではの発想になるには凄く時間が掛かった。

でも、おそらくパッドがメイン楽器の人たちが出てくることでしょう。

フィンガードラムや64パッドでのコードやメロディ、MPEを使ったプレイヤーがね。未来のブルースプレイヤーがいつか現れる。

私が到達出来ないところまで、未来のプレイヤーが到達することを楽しみに書いてます。

この記事を見つけるのが、自分がいなくなったあとでも、分かる人は見たらわかるはずですからね。

演奏能力を失った人、孤独のうちに音楽を始めようとしている人。そんな人に向けて書いている。

意味あると思っています。

パッドでブルージーに弾くのも楽しいですね!


譜面や追加動画、MIDIデータ、練習用バックトラックありのものを販売したら売れますかね…アドセンスでは350mlのビール2本も買えませんからね。

今年度はブログの黒字経営を目指します…

6年目にして初の黒字化って、企業なら潰れてますね…

右上の欲しいものリストから送ってくれてもいいのよ…と浅ましくアピールしておきます。

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