Addictive Drums2は楽しい レビューです
Addictive Drums2と言ったらみなさんどう思われます?
最近はBFD3.0が生ドラム系の中では一番の地位を占めて、やや、存在感が薄くなったきてる音源と言うイメージでしょうか。
Steven Slate Drums やSuperior Drummer3もありますしね。
ただ、フィンガードラムするときには、これが一番手軽でやりやすいのではないかなと思っています。
私の好み
まあ、超じじい趣味なので、ソウルやファンク、ジャズやブルースが好きですね。ブラジルものも好きです。
音色の好みなら、断然Ezdrummerの音源が好みなんですけど、ちょっと特殊過ぎますね…
私の好みが偏っているというのを勘案して読んでいただけるの良いかと。
追記:2018/10/15
simple studioさんのリンクを追加。
音作りについて非常に参考になります。Chessの記事やScrapper Blackwellの記事も面白い。アメリカーナの記事も非常に参考になります。
Addictive Drums内の設定だけで「Addictive Drums感」を消す方法
安い
安いです。時期にもよりますが、3つのパックついて10000円くらいですかね。もはやEzdrummerより安いですね。
はじめに導入する生ドラム音源としては値段お手頃でいいと思います。生ドラム系の音が必要な場合、付属音源から変えると一番違いを感じるんじゃないでしょうか。
MaschineやAbleton PUSH2買って、指ドラムやりたいんだけどどれが良いかと聞かれたら、Addictive Drums2を勧めますね。なぜなら簡単だから。初心者ならこれ使っておけばいい。設定が楽なのは本当に素晴らしいと思います。
軽い。安定している。
これ、フィンガードラマーだけじゃなくて誰にとっても重要だと思う思うんですけど、軽くて安定してます。
BFD3.0も使うんですが、時々DAWを巻き込んで落ちる。私、Ableton liveでクラッシュしたのBFD3.0のエディットしてる時だけです。他では一度もクラッシュしたことがない。
演奏メインの人間にとって、これは致命的なんで、リアルな音源としては一番BFD3.0が良いと思っていても使うのに躊躇するんですよね…
Addictive Drums2は軽い。一度も落ちたことがない。
MIDIラーンが良くできている
これが一番勧められる理由です。
指ドラムはレイアウトを色々作る必要性があります。
ドラムの配列をドラムマップで定義するわけですけど、それはソフトによって特徴があるんですね。
私はEzdrummerが好きですけど、MIDIマップをアサインする機能がそもそもないので、動かそうとする時はMPD218みたいなコントローラーやMaschineをMIDIコントローラーにして使わないと自由にレイアウトできない。
Session Drummerもそうですね。わたし、気軽に叩ける音源と言うことではかなり好きなんですけど、ドラムマップの機能がないので面倒くさい。
Ableton liveの場合はMax For Live使ってやればどんな音源でも出来る方法もあるんですけど、とても初心者向けではないですね。
Suiteが必要になるし、気軽にフィンガードラムと言う感じではなくなってしまいます。
キーマップでもEmptyという項目があって、ゼロから作るのも簡単。
MPC XからのMIDIラーンも簡単だった。
MPCはサンプリングが中心とはいえ、外部の生ドラム系統の音源を使いたい場合にはAddictive Drums2は良いと思いました。
MPCソフトウェアのバージョンにもよるとは思うのですが、本体から設定できるのはありがたいですね。
鍵盤無しで設定できます。
あとは、打点や叩き分けをCCで設定するのも簡単なのもメリットですね。
MIDIラーンが面倒くさいBFD3.0と比べると勧められます。もちろん、単純にMaschineをMIDIコントローラーとして使えばなんの問題もないんですけどね…
5回まで行かないとMaschineでまともに指ドラム出来ないというのは面倒臭すぎますね…
この記事では途中からキーマップの説明があります。
出来上がっている音が多い
これは、人によってはメリットにもデメリットにもなるでしょうね。
いじれるパラメーターはBFD3.0が圧勝です。
金物なんかはBFD3.0はすごいですからね。
でも、タムなんかは良くできてると思います。
あと、スネアのスナッピーの音を拾うような調整は簡単に出来ます。スネアの音色を簡単にいじることが出来るのはメリットです。
コンプやEQのパラメーターは少ないですが、シンプルでわかりやすい。
拡張パックで全く違う傾向の音があるので、そこをたたき台にバランスを変えるだけでも気軽に指ドラムを楽しめます。
音に関しては好みがありますけど、それぞれのKitを試聴できたりするので、購入の際にイメージが違うことはそれほどないんじゃないでしょうか。
明快なインターフェース
MIDIラーンが容易なことからもわかりますが、非常にわかりやすいインターフェースです。
EDIT画面は一画面にまとまっていますし、Kitを選ぶところは一画面と機能がまとまっているのでわかりやすい。
ビジュアル化が徹底しているのはXLN Audioの特徴です。
Transform機能は本当に強力で、既存パターン、ライドをハイハットに変えたり、ベロシティの幅を大きくしたり、ある程度タイミングバラしたりすることも出来ます。
こういうのって得てして操作が複雑だったりするわけですが、めちゃくちゃわかりやすいです。
まとめ
簡単操作、出来上がっている音が多くて、MIDIラーンが優秀なAddictive Drums2はフィンガードラムやりたい人にはいい音源です。
わかりにくい、キーマップについては、また記事を作ります。ここが簡単なのは物凄いメリットですから。
この記事で書くと長くなりすぎますからね。
この記事では、Addictive Drums2をAbleton LiveのDrumrackで叩く方法について解説しています。
トラブルの場合の記事です。
今度作る記事では、Drumrackを使わず叩く方法を説明します。MPD218などパッド持っている人も本体側の設定をしなくてもAddictive Drums2はMIDIラーンさせて簡単にKitを作れますからね。とにかく簡単な方法を説明していきたいですね。
安い、簡単、安定しているとAddictive Drums2はフィンガードラマーには本当におすすめです!
追記:2018/11/13
TASCAMのサイトに日本語マニュアルあります。
本国のサイトに登録して、インストーラーでダウンロードするしかないので、安いもののリンクをはっておきました。時期にもよりますが、10,000円くらいで買えちゃうんですね…パッケージ版買うより断然お得です。一つでは足りないと思うので、TASCAMのリンクを貼っておきます。
追記:2019/02/26
仲良くさせてもらっている、ゆめはて.comさんには、AD2の記事がたくさんあります。
パラアウトや、お得なADPakの記事などカテゴリがあって充実してます。
こちらの記事なんか特に便利ですよね。mogさんの記事はいつも丁寧で勉強になります。
追記:2021/11/26
AD2特有の音色があるとか言われますけど、全部オフにしてやってみるとだいぶそのらしさは消せると思います。
Roomやアンビエントマイクはまあ、BFDだろうが嘘っぽく感じるので、それをSunset Reverbで。スネアのプレートも同じくSunset Reverbでモノに。
オーバーヘッド中心で音作りする生ドラムと同じ考えでいろいろプリセンドしてパラレルで処理してます。
何より軽いのがいいですね。AD2の記事書き直していたら、BFDが立ち上がらなくなったのでアンイストールします…
IK multimediaからSunsetとFameが出たので、AD2でかなり遊べて楽しいです…
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