友達から、AbletonのメーターってPeakとRMS以外、どうやって出せばいいの?あと、プラグインの表示、よくわからんから教えてと鬼LINEが来ました。切羽詰まってますね。
ごめん、メーターに関してはデフォルトではそれしかないんや…
でも、私の提案を受け入れて口車に乗せられてSuiteにしたから、いくつか方法はあるからね。
友達へのメモです…
AbletonのメーターはPeakとRMSしかない
他のDAWを使ってきた人からしたら信じがたいことだと思うのですが、AbletonのメーターはPeakとRMSしかありません…
ProToolsみたいにメーターだけでも10いくつもあったりはしないわけですね。メーターの0、つまり基準値を調整できたりもしません…
Abletonでデフォルト以外のメーターを使いたい場合は、純正以外のプラグインを使うということですね。
Suiteの場合、M4Lを使うこともできますね。
で、友達が困っていたのは、もう1点、プラグイン表示の方法です。まずはこちらについて書きます。
プラグインの表示の方法
設定で「複数のプラグインウィンドウをオフ」にしているとプラグインは1つしか開きません。
ディスプレイが大きくない場合なんかはこの設定がいいですね。
「プラグインウィンドウ」を自動的に隠すとしておくと、トラックを切り替えるとそのトラックに挿してあったプラグインが表示されません。
複数プラグインを常に開いておきたい場合は「複数のプラグインウィンドウ」をオンにすればいいです。マスターに挿してるメーターが見えないと友達がテンパってましたが、これで大丈夫ですね…
トラックが変わるごとにプラグインの表示がそのトラックだけにしたい場合はどうすればいいか。
いちいち前のトラックのプラグインが表示されたらだるい。スパナマークを毎回トラック変わるたびに押すのは面倒臭いですね。
そういう場合は、「複数のプラグインウィンドウをオフ」にした上で、「プラグインウィンドウを自動的に隠す」をオンにしておけばいいです。
これでトラックにあるプラグインだけが表示されますね。
なんだけれども、一時的に複数のプラグインを開きたい場合もある。そんな場合はどうすればいいか。
そういう時はcmdを押しながらスパナマークをクリック。すると、「複数のプラグインウィンドウ」をオンにしたのと同じになります。
基本的にこれでいいんだけれど、マスターのレベルの確認はメーター系プラグインでちょくちょく確認したい。そういう場合は多いのでは…?
この設定だと、トラックを変える毎にマスターに挿してあるプラグインは表示されなくなっちゃいますね。絶望です…
そういう場合はどうすればいいか。キーマッピングすればいいんです。この辺りは使ったことがないとよくわからないですよね…
機能はマニュアルを見ればわかっても、流儀はわからないですもんね。
そうすると、キーマップした任意のキーを押せば、必要な時にマスタートラックにあるプラグインを表示できます。安心ですね…
Cmd+option+Pはプラグインウィンドウの一括オン・オフができます。表示関係はcmd+optionで覚えておくと便利に使えますね。
私は基本的にこう設定してます。
Cmd+option+Pは画面を開きたい時に使いまくるので、トラックボールやマウスにアサインしてもいいですね。
追記:2023/08/15
キーマップのやり方と、ちょっと小ネタがあります。
Suiteならメーターはいろいろ選べる
LUFSを表示できるようなものは、Max For Liveで探せばいろいろあります。Abletonで遊び倒したい人はSuiteにした方がやっぱりいいんですよね…
Ableton単体でできないことは、M4Lを使って機能拡張して自分好みのシステムにしていくのが、Abletonのやり方なので。ちょっとしたものならM4Lで自作することは難しくないですしね。
Max For Liveのメーターを使うメリットは、いちいちプラグインウィンドウを開かなくても表示されることです。VSTプラグインなどのようにプラグインウィンドウを開かなくてもいいということですね。
高機能なものだとこれですかね。有償ですけど。
DIFF DevicesのASPECT 3はMetric AB的にも使えるので、Abletonで全部やるぜという方には嬉しいのではないでしょうか。
私は、VUメーターのこちら愛用してます。無償です。どのトラックにも挿してますね。
VUメーターのプラグインを使っているのは、針の方が視認性がいいのとそもそも音量が出せないので低音の反応がいいVUを使ってるということもありますね。あと、慣れです…
いちいちソロにしてマスターでVUメーター監視するよりずっと楽ですし、適正なゲインにするのも楽ですからね。
まとめ
友達がAbletonを急遽使わなければならないとのことで、メモ代わりに書いたのですが、こういう視点で書くのもいいですね。
最近はStudio Oneを使う機会が3分の1くらいになってきたのですが、DAWごとの流儀は結構違う。
Studio Oneはよく使う機能に関してはAbletonよりかなり工数が少なくできるんですけど、無茶な加工や飛び道具はAbletonは充実してるなと思います。
作りたいジャンルによってDAWを変えるのは確かにありだなと感じるようになりました。手癖ってありますしね…
AbletonとStudio Oneの併用はかなり気に入ってます。こういうことが簡単にできます。いいとこ取りできますね。
AbletonユーザーがStudio Oneを使う時に便利な記事などもありますので、興味がある方はこちらをご覧ください。
Abletonユーザーの観点からStudio Oneを使う際に間違いやすいところを書いてあります。
Abletonでミックスも楽しいですね!
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