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スペカンさんのレッスン4回目 2フィンガーダブルの可能性と奏法を選択するときの考え方

指ドラム(フィンガードラム)
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スペカンさんのレッスン4回目 2フィンガーダブルの可能性

やー、今回もすごい話満載でした…

今回はフェイスタイムを使ってのレッスン。

前回の記事はこちら

今回はスペカンさんのメソッドの中で他のフィンガードラムの手法と全く異なる、2フィンガーダブルについてのレッスンでした。

スティックを使わない指ドラムには、ドラムのようなダブルストロークは存在しない。

こう考えていくと、生ドラムと全く違う可能性が見えてきます。

また、基本的にベロシティ固定なので、ドラムの場合のような音色変化もないです。

ベロシティ固定でこんなプレイになるんですよ…

もうエライところまで行ってます。ベロシティの考えについては、長く話してきたことなのでいずれ、時間を掛けて書きます。

スペカンさんみたいに、ドラムを教えることで生業を立てている人が、ベロシティは固定じゃないと難しいだろうというのは理由があるんです。

もうそろそろベロシティ固定じゃなくてもいける目処が経ってきたと聞いているので楽しみです。

私からしたら、全然ベロシティ固定じゃなくてもいけるレベルなんですけどね…

スティック使った練習の意味

これは、1ヶ月やって実感しました。スペカンさんは指を脱力する感覚を掴むためにスティックを使ったらよいと勧めてくれたのですが、これはわたしにとっては物凄く良かった。特に中指、薬指に関しては力む癖があって、それがずいぶん良くなってきました。

これ、スペカンメソッドの一番重要なのは、いかに楽に叩くかなんですね。シングルストロークが楽に叩けるなら、それが一番使用頻度が高いわけですから良い。

これねぇ。本当にフィンガードラムばっかりやっている人は、改めてやってみると良いです。

力んできたときにスティックで軽く叩くと力んでいたのがわかるんです。脱力はめちゃくちゃ難しい。

まず、自分が緊張している状態を知ることができるのがスタートだったわけです。私はだから、3月から歩き続けました。

いろいろ、後遺症が残っているのでマイナスからのスタートです。

どこがどれくらい悪いかすら感じられないレベルだったわけです。情けない話なんですけどね。

スペカンさんは、状態が大事とよく教えてくれます。

叩くときにボトルネックとなっているところを徹底的に潰していくわけです。

これは迂遠にみえると思うんですけど、真面目に楽器やってきたら当然なんですよ。

そこを改善させないと上達は出来ない。

上達しないと、いやになってしまいますからね。そのために単調でしんどくても、効果があるところを教えてくれる。

私の場合は、それが歩くこと、スティックを使った練習でした。

これは私にむけて作ってくれたメニューなので、他の生徒さんだとまた別のレッスン内容になると思います。

私は、いちおうへっぽこですが元ドラマーで、譜割りやドラムの知識はあるので、特に体の使い方について教えてもらってます。

ダブルストロークは存在しない

これは、この動画でも説明してくれています。

Xpresspadsが指ドラムのプログラムの中で最も包括的かつ体系的なプログラムです。

20のルーディメンツを設定し、ドラムのルーディメンツとは違うものを設定しています。

Xpresspadsの場合は全てのリズムをオルタネイトで叩くことを考えます。シャッフルでさえ、デッドパッドテクニックといって、パッド以外を叩く。

基本的に表は利き手、裏は利き手ではないように叩きます。シャッフルもデッドパッドテクニックを使わなくても、オルタネイトで叩きます。跳ね方をコントロールしたい場合の叩き方ですね。

Xpresspadsのテクニックの中には、ダブルストロークを前提にした3連符や6連符のフレージングもあります。

なんですが、これは、体の使い方を考えると速いシングルストロークです。そして、早いシングルストロークの連続は手が緊張する。緊張するんでリズムキープができなくなる。

ワンモーションで2発叩ける2フィンガーダブルとは奏法原理が根本的に異なります。

スペカンさんの動画を見てもらうとわかると思いますが、特にスペカンさんの場合は2フィンガーダブルをキックを8の裏に使ったりしてますね。

私は手が悪いので、右手の演奏限界速度に近づくと、オルタネイトに奏法を切り替えます。まあ、普通の人だったら、片手でたたけるテンポでも今の私では残念ながら無理ですから。ハイハットに2フィンガーダブルを使っていけばいろいろできるかもしれない。

スペカンさんのテクニックだったら、ハイハットに2フィンガーダブルを適用させるのもできるし、どうなのと聴きました。

原則を考える

答えは、できるけれど、優先順位としては後だろうということでした。

私の場合、シングルストロークの能力を向上させるほうがプレイ全体が向上する可能性が高い。

2フィンガーダブルで使う音価は、主に16分音符、32分音符です。ドラッグ的に使うことが多い。

私の考えでは、自分の遅い手を補うために2フィンガーダブルを使えないかと考えたのですが、そうなると、結局シングルストロークと同じになってしまうわけですね。

これ、理屈から考えると私の考えは間違ってはいない。

でも、2フィンガーダブルをテンポに合わせてコントロールするのは至難の技です。

だから、優先順位は最後。

できるかもしれないけれど、時間が掛かるものをやるなら、短い時間で効果があるものを選択する。こういうところは、本当に生徒のことを考えてくてくれていると思います。

いや、本当、凄い丁寧なんですよ。生徒はみんな知ってることですけど。

スペカンさんが、前回のレッスンから、「うりなみさん、普通のパターン叩きながら、4拍目とかフィルの感覚で2フィンガーダブルをつかってみると良いよ」と教えてもらったんですが、これは楽に叩くということを考えたら当然です。

基本パターンを叩いていて、苦しいときに2フィンガーダブルを入れる。

奏法選択のロジックは忙しくなったらまずオルタネイト、オルタネイトで右指3本使うのを選択するなら左手で2フィンガーダブルです。

2フィンガーダブルのスピードをコントロールするのは難しいんですね。

だから、実際のリズムを叩いている中で入れていく。

利き手で2フィンガーダブルを入れるのは、キックとの兼ね合いで難しい。

ただ、2フィンガーダブルでないとしても、一つのパッドに中指、人差し指を割り当てて、叩くのは可能性が広がります。

5フィンガートレーニングをやっているから、こういう叩き方もできるようになったんでしょうね。

5本使えれば、指が相当駄目でも違うやり方はできる。

誰もやってないことをやるのは本当に大変

スペカンさんに、「これすごいね」って話すと、「いや、別に普通だし」とよく言うんですが、そんなところは謙遜しなくてええんや…

まだ、確立していないものは全部検証しなければいけない。

だって、みんなダブルストロークはあると思っているわけですから。私も思っていました。

ドラムで学んだことをフィンガードラミングで全部できるか検証していって、これはやっぱり駄目だったとか、そういう無数の試行錯誤をしてるのを私はいろいろ話を聞いていて知ってますからね。

体の動きから言ったら、これは手を壊すから駄目とか、いい動き、悪い動きであるとかフィンガードラミングで判断するのは誰もやってないわけです。これ、本当に大変ですよ。

興味がある人は、習うのが一番いいです。

大体、スペカンさん怒ってる時は、理不尽なこと言ってたり、人を軽んじたりしてるのに怒ってるんですけど、Twitterだとただの全裸のヤベー奴くらいに思われてるはずですからね。

本当、お世話になっているので、指導者として物凄く優秀なことは生徒の私は伝えていきたいなと思いました。

スペカンさんのサイト

本当、ちょっとでもマシなフィンガードラマーになれると思うなら、なんとか生きられます。

フィンガードラム、楽しいですね!

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