テープストップというとプラグインもあったりしますけど、Ableton純正のプラグインや機能でも簡単にできます。
テープストップがどういうやつかというと、こういうやつですね。
聞いたらああ、あれねとなる奴だと思います。EDMからFunkadelicまで使われてます。テープストップでFunkadelicはイメージしないですかね…
インタールードなんかにもよく使われるので、耳にしたことはあるんではないでしょうか。
Abletonの3つの方法はこれです。
- Clipのピッチをいじる
- DelayをRepitchモードにして、Delay Timeを変更する
- EchoでDelay Timeを変更する。
考え方
テープストップってどういうことか考えてみましょう。
カセットテープの回転数が遅くなれば、ピッチが落ちます。早くなればピッチが上がるわけですね。テープの早送り(分かります?)のような効果も得られます。
ピッチを変更できるならどれも似たような効果を得られます。考え方理解すると応用できて楽しいですね。Lo-fi的なRackを作る時なんかにも使えると思います。
Clipのピッチをいじる
Abletonでは昔からあるテクニックですね。メリットはどのバージョンでも使えることです。Warpモードをオンにして、ClipのTranspotisonにエンベロープを描きます。
EchoのDelay Timeを変更する
これが一番らしい感じになりますかね。EchoそのものがTape Echoを模しているのでらしい感じになりますね。サイケな感じにも出来て楽しい。
やり方もシンプルです。テープストップの効果を得たいトラックにEchoを挿して、DelayTimeのオートメーションを描きます。
DelayモードをSyncではなくてTimeにしておくことだけは注意ですかね…
メリットはアレンジメント上でオートメーションを掛けるので素早くできること。音質面では一番アナログテープっぽいですね。M/Sも使えますしフィードバックを100%以上にして混沌とした感じにもできます。
DelayのRepitchモードでDelay Timeを変更する
Echoと考え方は同じ。Delay Timeのオートメーションを書きます。
Repitchモードは、Delay Timeを変更するとピッチが変化します。Echoとの違いはディレイタイムが長くとれることですね。
左右のリンクは切らないようにするのもEchoと同じですね。全体にかけたい場合はマスタートラックにオートメーションを描けばいいですね。
まとめ
ピッチ変化でもよりテープ的な質感になるEchoはなかなかいいですね。出た当初はダブやる時しか使わなかったんですけど、歌にも普通のディレイにも大活躍してます。
単にDelayを使うなら、DelayよりEchoを使うことが個人的には多いですかね…
ダッキングもあるし、ゲートもある。フィードバックで色々無茶できて楽しいんですけど、Suiteしか使えない。
Suite以外でも他の2つは使えるので遊んでみてはいかがでしょうか。
しかし、DAWだとオートメーションで拍単位でできて簡単ですね。
昔からあるテクニックですけど、それぞれ質感が違って面白いですね!
追記:2024/03/09
まあ、Abletonでも出来ますが、Kiloheartsの無料プラグイン使ったほうが簡単です。
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