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Move日記 9日目後半 サンプリングとControl Liveモード

Ableton Move
この記事は約22分で読めます。

では9日目後半です。既にControl LiveモードについてはMove日記の4日目で取り上げてあります。

今回はControl Liveモードでのサンプリングを検証するのと同時に、Moveをコントローラーとして使うことで、Contol Liveモードの使用感を深堀りしてみます。

PUSH3と比較している情報は少ないように思いますので、執拗にやります…

いよいよMoveそのものの機能の確認としてはこれで終わりでしょうか。

MIDI Sync周りはもうちょっと情報が出てからやることになるでしょうし、Linkは動作確認くらいでしょうしね。

Control Liveモードで、Abletonの純正デバイス全部MoveとPUSHで確認するというクレージーなことをやりました。サンプリングで作成する時に、コントローラーの操作感を知りたい人はいらっしゃると思うので。

君はAbletonのデバッグ担当なのかという苦行でした。

連絡待ちだったとは言え、二度とこんな事やらんぞ。疲れました…

PUSHとMoveの違い 9日間の結論 Moveは簡易型PUSHではない 入力デバイスとしては十分な機能がある

このMove日記ではPushとMoveの違いをかなり意識的に書いてきました。この9日間いろいろ検証して改めてPushとMoveの違いを感じましたね。

Moveは簡易型PUSHではないということです。

そもそもMoveのコンセプトはAbletonの惹句にあるように、直感的な音楽制作のためのポータブルなガジェットということです。

ちょっとスカした言葉で書いてありますけど、要するに簡単に持ち運べて簡単に使えるということですね。

そこを押さえていたら楽しく使えます。

MoveのControl Liveモードは、Pushのようなデバイスなどのフルコントロール機能はありません。

ですので、出来るだけハードを使って操作したい人は、MoveではなくてPUSHの方が楽しめるはずです。

PushはAbletonのコントローラーと思っておけばいい。そもそも、初代Push,Push2とスタンドアローンではなかった。あくまでAbletonというソフトウェアを操作するものとして作られたものですから。

スタンドアローンで持ち運べ、軽快な操作を目指しているMoveと根本的に違う製品です。

ただ、MoveのControl Liveはおまけ的なものとしては必要十分なコントロール機能を持っているんではないでしょうか。

私は人によっては、Moveで良いという方も結構いらっしゃるんじゃないかと思いました。

MoveをMIDIコントローラーとして演奏。Double Loop、ノブでオートメーションを書いたり、Quantizeなどをしましたね。

これくらいならPC+Moveで出来ます。

エレピはEzkeys2、ベースはMODOBASS,オルガンはB-3X,ドラムはDrumrackで演奏しました。ドラムはドラマーに叩いてもらってマルチサンプルして作ったやつですね。

Moveで得意なこと、苦手なことを理解していれば、楽しく使えます。だって、苦手なところはPCを使えばいいわけですからね。

Control LiveモードでPUSHと同じコントロール力を求めるとガッカリするのではないかと思いました。

知って購入するなら満足度は高いんじゃないかなあ… 

せっかく、気軽に持ち運べるスタンドアローンで、パッドフレンズを増やせるポテンシャルがあるマシンだと思うので、楽しんでもらえるようにしたいです。

誤解されている方はいらっしゃらないとは思うんですけど、一応書いておきますね。

得意なところ、苦手なところがわかっていたらMoveは極めて楽しいです。

苦手なところは明確にある。そこはPCを使う。そうすればかなり満足は行くと思います。

人によっては明確にPUSH3の方がいいということもあるし、Moveがいいということもあるはずですから。

自分はControl Liveモードを使うのか?

うりなみさんだったら、使います?という意見を頂いているので書いておきます。

使いません… すみません…

メインとして使うことはないです。嘘はつけないです…

これだけ肯定的な評価をしてきたMoveですが、Control LiveモードでMoveを使うならAbletonのコントローラーでああるPUSHを使いますね。

Abletonをコントロールするのに使うのであれば、PUSHがメインで、LoupedeckとConsole1を組み合わせたスタイルがもう完成している。

PUSHのコントローラーとして一番使っているのはパッド、Capture,トランスポート、Quantizeです。

コントローラーとしての機能を活用するのはサンプリング主体でやるときぐらい。あとはDrumrackを使いたい時ですね。そう考えるとPUSH2とほぼ使い方は変わってないな…

メグさんのサムネイルが攻めすぎてて恥ずかしい…でもマネーのためには鬼にもなります…たくさん作る必要がある人は、ああ、こういうのは手間が掛かるんだなとわかっていたら快適に使えるんじゃないかと思います。鍵盤全く使わない縛りで数年やった(レッスンでは鍵盤弾きましたけど、制作ではやらなかった。)結論です。

PUSH3、もういいかなと思っていたんですけど、そうではなかった。

検証したら、PUSH3ならではのメリットはやっぱり大きかった。

最大のメリットはパッドです。圧倒的な感度だった。あと、当たり前やろと言われると思うんですけど64パッドあることですね。

私はほぼ演奏して作るので、音域が広く取れるPUSH3のメリットは大きかった。後は感度。ゴーストノート的なものもリアルタイムで入れられますしね。

そしてサンプリングやる時にはPUSHはあらためて超強力です。

でも、正直パッド以外はなくても良い。代わりはある。正直すぎますかね…

サンプラーとしてはPUSHは本当に強力なんです。今までサンプラーは大量に使ってきたけど、これだけ速く作業できるものはなかった。

64パッドあるのはアサインの上でもプログラミングする上でも大きい。

クロマチックで演奏できたら鍵盤触らずとも完成形に持っていけるわけですから。鍵盤的なものからドラムまで全部パッドでやってしまうわけですから。それはもう速いです。

Moveはそこまではできない。32パッドなら音域も考える必要がありますからね。モーダルなテクノみたいなものなら全然行けると思いますけど。

Moveの場合はオーバーダブしたりするのは手間と言えば手間ですかね。

十分速いですけれど。

私がMoveをControl Liveモードで使うとしたら、出先で修正したりする場合で使うかな。今、介護で結構実家に行く必要があって、移動中にControl Liveを使うことは出てきそうです。

とは言え、PUSH2もまた手に入れて、実家に置くので移動時間は寝てるかも。

あと、私はPUSHとMoveの2台併用はアリだと思ってます。メインとしての使い方じゃなくて。推奨はされてないけれど。

PUSH3,デスクに置くとノブがちょっと遠いんですよ。

身体側に設置したらノブを使う時に使ったり、キースイッチやベースの音域が欲しい時に使うかなあ。Quantizeの設定が2つ分けられますし。

Moveでサンプリングして作ってみた

ということで、実際サンプリングしたもので作ってみました。極力Moveで操作しました。

作れないかというと全然Moveで作れてしまいます。

ただ、私はストレスが溜まりました…

これは私がPUSHに慣れすぎてるからです。

ドラムのループ、シェイカーのループからチョップしてリズムを作成。ベースに関してはMother32をサンプリングしたものを弾いてます。色々加工はしました。エレピは演奏。

ギターは自分で演奏したものをsimplerに取り込んでチョップしました。

普段はPUSHは鍵盤としての利用がほとんどなんですけど、サンプリングする時はがっつりコントローラーとして使うのでMoveもそう出来ないかやってみました。

操作を覚えているというのもありますけど、PUSHならこれくらいのものなら10分も掛からないかなあ。

やることが見えていたら3分くらい出来ると思います。自分なりのチェーンもRackもありますし。演奏で作りますからねえ。

脳筋すぎますね…

Moveでは一つ20分くらい掛かってしまった。2つ目は10分くらい。

演奏は1テイクしかやらないんですけど、トラックの切り替えや録音など、操作でまごつきました。手順見えていてもMoveで出来るだけ操作するのであれば、PUSHよりは時間が掛かります。

十分Moveも速いとは思うんですけれど、PUSHと比べると違いはありますね。

でも、原因を知ってPCでやるところを決めたら、Moveで良いという人の方が多いんじゃないかなあ…

スペースと軽さは機能が豊富なことより重要な人は多いと思いますし。

Moveすべてやろうとするとストレスが溜まる 出来ることを知っていれば快適

まず、ストレスが溜まったのは、ディスプレイの表示能力ですね。ここに起因していろいろ問題は起こる。

Moveの場合、ノブを触らないとパラメータがなにかわかりません。PCを見ても、どこがMoveでコントロールできているかわからないわけです。

でも、まあ、これはMoveが持ち運べることを重んじているわけですから、トレード・オフです。

PUSHはディスプレイ上にパラメーターが表示されているのでそういう意味でのストレスはないんですね。

普段はノブをそんなに使わないんですけど、サンプリング主体で使う時はスタートポイントやフィルターなどかなりノブを使うので、ここはストレスでした。

Moveでサンプリングするなら、Simplerのノブがどこにアサインされているかは覚えておくと快適に使えると思います。

Moveはバンク切り替えがない。常に8つまでしかコントロールできません。階層構造はないんです。だから、Move上でSliceに切り替えたりは出来ないということですね。

マニュアルには乗ってないんで書いておきます。

  • ノブ1  Transpose
  • ノブ2 Start
  • ノブ3 Attack
  • ノブ4 Decay
  • ノブ5  Release
  • ノブ6 Filter Frequency
  • ノブ7  Resonance
  • ノブ8  Volume

あ、ここちょっと薄くしたいからフィルター変えたいなと言う時にPCで操作しなければならない。

エンドポイントもノブで調整出来ませんし。初めからこれだけしか調整出来ないとわかっていたらストレスはたまらないはず。PCでやればいいだけですしね。

Move1.1.3では、Move上でマニュアルのスライスが出来なかったんですけど、1.2.0では出来るようになっていて良かったです。私の環境だけだったかもしれませんけど、これ、人によっては購入するかどうか決めるポイントだと思いますので。

上手くいかなかった方はアップデートしましょう…

MoveをAbletonのコントローラーとして使うなら、機能を把握する時間があったほうが楽しめると思います。ここだけMoveを使うと決める。あとはPCという使い方が楽しいと感じました。

使えるところだけ使えば良い。Abletonのデバイスを全部ハードでコントロールしたいなら、コントロールに特化したPUSHで良いんです。

では、特に手間取ったところをみてみましょう。

トラックの選択は出来るが、PCを使ったほうが速い

Control Liveモードでは、トラックの選択が独特です。ハゲそうになったよ…

奇数がトラック選択、偶数がセッションビューのストップですね。8列目がシーンの再生です。かなり戸惑います。32パッドというパッドの制限がある以上これは仕方ない。

パッドを目印に覚えるなどすれば出来ると思いますが、個人的にはPCでの操作のほうがストレスがたまらないと思います。

何トラック目か直感的にわかりにくい…

ステップを見ていると見失うので、パッドを見たほうが間違いにくいですね。

流れるように録音するためにはトラック切り替え、アームが出来る必要がありますけど、Move単体で操作は出来ますけど、素早くというのは結構厳しい… 

ライブパフォーマンスでセッションビューの切り替えに使うかというと私は操作ミスしそうですから使わないです。

4トラックならトラック選択でいい(Moveスタンドアローンと同じですね。トラックボタンで選択できます)、それ以上になるとステップキーを使う必要があるので、戸惑う。

例えば7トラックを選択して、すぐ録音となると、セッションモードで13を押したうえで、ノートモードに切り替える必要があります。

Moveでアームも面倒くさい…

セッションモードにしてから、

Armにするには、Shift+ステップキーでトラック選択

ステップキーをダブルタップでトラック選択

これだけのアクションがいるわけです。それからノートモードに切り替え。モードの遷移は結構なストレスになります。

PUSHならキー一発で切り替えです。アームも同じところで出来るから速い。

4トラック以上になるとセッションモードとノートモードの行き来が発生するので、Moveスタンドアローンモードの快適さに対してかなりストレスが溜まりました…

だから、本当にMoveは良く出来ているんです。スタンドアローンで4トラックに絞ったのは、素晴らしい。Ableton,良く決断したなと思います。だから、思考を止めない。

対して、MoveのControl Liveモードは違います。トラック数が増えたことによって、切り替えが生じた。

ノブやパッドの数の限界があるわけですから、仕方ないです。

作ってるときに切り替えで時間が取られた。

体力も集中力もないので思考の流れが切れないようにしているので、ここはストレスでした…

作業時間というより、考えていることが流れるように出来るかが作る時は大事なわけですからね。集中力やイメージが消えたらなかなか難しい。

正直、Moveで操作は出来るけれど、PCでトラック選択したほうが速い。コントローラーに拘る必要はないですね。

PUSHの方がMoveよりコントロールできますけど、それでもPCを使ったほうが速いところはたくさんあります。私はメインのコントローラーがPUSHなので他のAbletonユーザーよりかなりPUSHを触る方だとは思うんですけど、PUSHよりPCや左手デバイス使ったほうが速いところはそちらを使ってます…

追記:2024/12/19

スライスしたものをDrumrackに一発で変換は出来ない

これはもう仕方ない。専用機であるPUSHが圧倒的に速いです。

Ableton本体ではスライスしたものをDrumrackに一発で変換できません。

出来るんですけど、ひと手間掛かってしまいます。

ちなみにファイル名が表示されているところでは、右クリックしてもメニューがでないので注意されたい…

そうすると、「Drum Rackにスライス」というメニューが現れます。

ドラムなどを切り刻んでMoveに持っていきたい場合は、「サンプルをクロップ」する。Finderに表示させておいてからMovemanagerに持って行けば良い。

PUSHならConvertキーでスライスしたものが一発でアサインできます

ドラムのループをサンプリングして、キットを作るなんかは爆速で出来ますね。

ここはPUSHが差別化しているところですから納得は出来ます。

思考の流れを止めないんですよね。

だからPUSHを使っているんだなと改めて思いました。いろんなデバイスを使っていてもここはPUSH以上に速くは出来ていない。快適です。

サンプリングで作りたい人はPUSHの方がいろいろ出来ますね。

PUSHでConvertしたもの。スライスされたものがアサインされている。

オーディオクリップの編集能力はない

たとえば、自分でサンプリングしたものをループにして質感を変えたかったりしますよね。

ピッチを落としたり、ゲインを変えたり、WARPを変更したり。こういうのはMoveではコントロール出来ません。

別にPCで出来るので問題ないんですけど、ハードで作ってきた人だと、PCでやるのは嫌だというのはあるかもしれないです…

私は取り込んだもの質感変えながらこうするか?と考えることがあるので、サンプリングする時は結構WARPやピッチを変化させますね。

今回は、自分が弾いたギターをチョップしたのでやらなかったですけど。

セッションビューに取り込んで聞いたりすることもあります。

サンプリングする時は使ってる頭の部分が違う感じはしますね。

こういう時はPUSHでどんどん再生しながら、WARPを変更したり、ピッチ変えたりしてるのでPCよりコントローラーで出来たほうが速い。サンプリングする時はPUSHありきのフローになってますね。自分は。

ノートの編集は面倒くさいがPCと併用すれば問題なし

Drumrack,Drumsamplerに関しては、Moveと同様な形で入力できます。パッドを選択して、ステップキーですね。

これはいいです。速いです。Moveスタンドアローンの操作体系を引き継いでますし。

Control Liveモードに16pitchesがないのは、PUSHにもAbletonにもないからでしょうね。

PUSHには搭載されても、Ableton本体に搭載される可能性はあんまりないんじゃないかな。ピアノロールの扱いを変化する必要があるので。

追記:2024/12/21


Moveの16pitchesはMPEのPitchbendでやっていることがわかりました。PUSHに搭載される可能性はないわけではないけど、Drumrackに読み込んだサンプルをSimplerに変更できるので、必要あるかどうかはわかりません…


ナッジなどもステップキーを押しながら左右で可能。ただし、微調整はできなくなっています。

このあたりはPCでcmdキーを押しながら、ドラッグしてナッジしたほうがステップキーを押して編集するより速いです。

ドラムの打ち込みには良いですけれど、それ以外の音価を変更するようなものは、ステップ入力してカーソルで長さを変更したほうが速いと思います。

ホイール回してもNoteの長さは相対値なので、リズムがシビアなものやるには向いてないのでは。

全部コントローラーでやってみましたけど、だるかったです…

パッドで音程指定してカーソルでというのが打ち込みでは一番高速だと思います。

音程の変更もPCの方が速いです。まあ、一番は速いのは演奏することですね…それを言ったら終わりな気もしますけど…

私はコントローラーでMIDIの編集は遅いのでやりませんけど、コントローラーでやりたいという方は、PUSH3だととホイールでノートの選択が出来るので、Moveよりはずっと速いですね。

あと、PUSHだと音価の設定が、始点を押したまま終点を指定する方式なので正確に素早く出来ますかね。

とは言え、一番速いのは弾くことですけど…

Moveを使うと快適なところ

検証してみてPCを使うより、Moveを使ったほうが効率が良いなと思ったのはこのあたりです。

  • Drumrack,Drumsamplerの入力、編集
  • Simplerでの手動でのスライス
  • Simplerでスタートポイントの設定
  • SimplerでSensitivityの設定
  • Double Loop
  • Quantize
  • メトロノーム
  • 単音の編集
  • Full Velocity
  • Note Repeat
  • ノブの使用(ラック化、グループ化してマクロが設定してあれば)

単音の編集は、音価に関してはあれですけどね。

音価が一定のシーケンスフレーズとかなら速いかな。とりあえず発音タイミングだけMoveで入力する。音程の変更はPC使ったほうが速いと思いますけれど。

Note Repeatに関しては、ハイハットロールなどを作る時に、基本的なパターンが入力してある中で、Noterepeatを使ってCaptureするなら速いかもしれないです。

専用キーがあるPUSHに比べると遅いですけど、PUSHもキーが固いですからね…

私はケース・バイ・ケースかな。

Ableton12で目玉はMIDIノートの分割(マジです。今まで出来ませんでした…)で、これだと、もうそんなにグリッド変えなくてもいけちゃうんですね。

考えながらやりたい場合はNote Repeatを使うと思いますけど、頭の中で出来てたらPC使いますね。

あと、MoveをContol Liveモードで使うならGroup化が楽しく遊べる鍵だと思います。

バンクがないので8つのノブでコントロールするとなると、Rackにしてマクロを作っていくと快適かと。

Audio Effect Rackの作り方、考え方が詳細に書いてあります。Instrument Rackも考え方は同じです。
パラメータのアサインは、上記記事をご覧いだければわかるかと。

PUSH3だと12.1でコントローラー上でMacroを作れるようになりました。コントローラーでできるだけ完結したい人はPUSHですね。

まあ、でもPCの方が早いので私はPCでやってます…

サードパーティのプラグインのパラメーターをMoveも自動でマッピングしてくれるんですけど、バンクがないので8つまでしかコントロールできないんです。

なので、ノブで弄りたい人はラック化して、マクロ設定がオススメですね。

個人的には激推しのEQ。色付け系でAbleton付属のものとは被らないし、パラメーター少ないので、MoveでどんどんEQ出来ます。

Moveで難しいのでPCでやったほうがいいところ

  • トラック選択
  • 巨大なセッションビューの扱い
  • 素早い録音

トラック選択、巨大なセッションビューの扱いは、MoveでやるよりPCでやったほうが楽ですね。無理してやる必要はないです。

PUSHだと結構出来ますけどね。

素早い録音はMoveでは難しい。何故か。トラック切り替えの面倒くささ、アームの設定の面倒さがあるからです。さっき書いたとおりですね。

コントローラーでやりたいならPUSHの方が速いです。

あと、ショートカットキー覚えていれば問題ないですけど、Captureした時に必須になるCropはPUSHなら一発で出来ます。

PCでトラック切り替えしたほうがMoveは快適に録音出来るということですね。無理にMoveを使う必要はないと思います。

Moveのパラメーターのアサインは良く出来ている

良く使われるパラメーターが純正デバイスではアサインされています。ノブでいじれるということです。

PUSHとMoveを同時に繋いで、それぞれのノブにアサインされているものが同じか全て確認しました。ハゲそうになったよ…

結論からいうとMoveとPUSHでは違います。使いやすいように考えてありますよ。

もちろんパラメーターが8つならMoveもPUSHも違いがないものはあった。

いや、大変な手間だったでしょうね…

Moveはバンク切り替えがない分厳選されてノブにアサインされています。

PUSHはデバイスのパラメータ全てにアクセス出来るんですけど、これもPUSHで使いやすいようにちょっとAbleton本体とは違ったりします。そういう工夫はしてあるんですよ。

Moveにもその気配りは生きてますね。同じパラメーターがアサインされていてもノブが違ったりします。

例えば、ReverbならPUSHではノブ1にPredelayがアサインされているけれど、MoveではPredelayはノブ4というように異なる。

よく使うものが厳選されているという意味ではMoveは適当に弄って、細かいところはPCで運用が楽ということになりますかね。

もうこんな検証はやらんぞ…

まとめ

概ね、Control Liveモードで押さえておけばいいのはこんなところですかね。

サンプリングに関しては色々やったりしたい場合や出来るだけコントローラーでやりたい人はPUSHの方が満足度が高いと思います。

特にスライスしたものをDrumrackで刻んだものが一発で配置されられるのは大きい。ちょっとしたことなんですけど、それだけで流れがきれてしまったりしますからね…

あと、64パッドなので、打ち込む時に2小節単位で考えられるんですよね。指もスライドして打ち込めますから、Moveとは比較にならないくらい速いです。

というか、64パッド以外のものではこのスピードは無理です…

MPCもMaschineも大好きで、楽しさはPUSHより上だと思ってますけど、速度という面ではパッドの絶対数は覆せないですね。

また、16pitchesがなくてもPUSHなら問題ないんですね。パッドにあるものをsimplerに変換出来るので。

例えば、キックが入ったものなんかスライスして、あ、これ音程付けたいなと思ったらConvertしたらいい。

16pitchesだとクロマチックではありますけど、配列は4度ではないですから、ハーモニーを作ったり跳躍があるフレーズを弾くのは大変です。16パッドの限界ですね。

まあ、おじさんだから昔MPCではそうやってメロディ作って遊んだりはしたんですけど…

PUSHなら64パッドで弾けるから自由さは全然違いますね。

Moveはスタンドアローンで使うと楽しい機材。でも、PCに繋いでも楽しいです。

PUSHはAbletonのデバイスとセッションビューをフルコントロール出来る機材です。

明確に違います。

理解して遊ぶと楽しいですよ。次回Linkの検証と、PUSHとMoveの比較を総括してMove日記は終了としようと思います。

さて、処分する機材は何になるでしょうか…

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