Ableton PUSHでAddictive Drums2を使って打ち込む方法
パッドでフィンガードラムするための設定はいままでいろいろ書いてきた。
Drumrack使って作りたい場合は、手間はかかるけどこれはすごく便利だと思う。PUSHで使うための最初の設定がだるいんだけどね…
PUSHのDrumrackシーケンサーはとにかく高速にドラムのフレーズを打ち込むことが出来る。そのメリットを活かしたやり方だよ。もちろん、DrumrackシーケンサーにExternal Instrumentをアサインするよりは出来ることは少ないんだけどね。
別に、鍵盤やパッドで打ち込むだけなら、MAP WINDOWからMIDIラーンさせたらいい。
フィンガードラムする人の多くはこっちでやっているんじゃないかな。これは別にCubaseだろうが、LogicだろうがDAW問わない。
こっちはAbleton Live introでもDrumrackシーケンサーを使ってやる方法。
でも、これ、とくにフィンガードラムは興味が無いけど、PUSHのDrumrackシーケンサーを使いたいという人には役に立つ。改めてやり方とメリットを書いておくね。
やり方
- 空のDrumrackを立ち上げる
- Addictive Drums 2を別のトラックに立ち上げる
- Monitorをinにする
これで、PUSHのDrumrackシーケンサーが使える。メリットはなにか。
メリット
- フィンガードラムする必要がないなら、MIDIラーンする手間が省けるのですぐ打ち込みが出来る。
これは大きいよね。PUSHの打ち込みはめちゃくちゃ早いから。
- 豊富なMIDIデータをそのまま使える
Addictive Drums 2 やEzdrummerは豊富なMIDIデータが付いている。BFD3.0もそうだね。
大抵の生ドラムを意識したものはこういうことができるよね。
でも、これ当たり前だけれど、MIDIラーンして配置を変えたら使えない。フィンガードラムする場合だとレイアウトは変えるやろうしね…
でも、この方法だとDrumrackシーケンサーを使って編集したり、追加したりするのも簡単だよね。
譜読みの練習にも使えるし、ちょっとパターンを変えてみようというのもPUSHを使えるから、便利だよね。
デメリット
もちろんデメリットはある。External Instrumentを使うのなら、PUSHでDrumrackシーケンサーで一音だけリバーブ掛けたりすることができた。
エンベロープが描けるんだよね。めちゃくちゃ早い。これ以上早く出来る方法はないと思う。でも、これは出来ない。からのDrumrackからは当たり前だけど、出来ない。
絶望や!
フフフ。大丈夫。やり方はあるよ。
PUSHをメロディックシーケンサーで使えばええんや。小技やね…
ただ、ちょっと工夫は必要だけどね。
Addictive Drums2のトラックをコピーする。
例えば、スネアにリバーブを掛けたいとするよ。
元のトラックのスネアをオフにする。この場合だと、D1を押して「0」キーを押してスネアをミュートした。
こっちはキックとハイハットをミュートした。
メロディックシーケンサーもDrumrackと操作は同じでエンベロープ描けるからね。センド・リターンを使ったやり方を書くよ。
- 変えたい音を押したまま
- MIXキーをおして
- リバーブなどの量をコントロール。
ね。できるよね。
Drumrackつかってエンベロープ描くよりは時間がかかるけど、マウスで描くよりずっと早い。
PUSHだとトラックのDuplicateも簡単だしね。
PCでの操作も覚えておくとより快適に使えると思うよ。
PUSHを使わないやり方
PUSHを使わないやり方やね。
出先でPUSH持ってないときなんかはこっちでやればええんちゃうかな。
パラアウト、リバーブって検索してくださった方がいるみたいだから書いておくね。
パラアウトしてからエンベロープを描くといい。
こうやってみてね。
こうやってから、Ableton Live側の入力を変える。そして録音する。
Audioトラックを新たに作って、入力をAddictive Drums 2 にして、任意のものにする。この場合はkick,Snare,Hi-hatとパラアウトしてあるよ。
Live10.1からは、もっとやりやすくなるね。
MIDIラーンさせると便利
生ドラムなんか、さっとそれぞれのレベルを調整したいときあるよね。
もちろんパラアウトして一つ一ついじってもいいけど、PUSHにMIDIラーンさせると、マウス使わなくて済むからとっても便利やよ…
- MIDIマップモードスイッチを押す
- Addictive Drums 2でコントロールしたいパラメータをいじる
- もう一度MIDIマップモードスイッチを押す
MIDIマップさせると、PUSHのDeviceでコントロールできるようになってるからね。
だんだんオーバーヘッドのレベルを上げていくようなミックスもあるよね。
こういうのはMIDIラーンさせてみたらすごく簡単。それでオートメーション録音すればいいわけだからね。
あと、ちょっと細かいけど、AUでやっておいたほうが手間は少ないかも。せっかく自分でMIDIマップしたいのなら次も使いたいよね。
ドラッグアンドドロップして、名前をわかりやすい様につけておくといいよね。
こうすると、次回以降も簡単に使えて便利だよね…
まとめ
こういうやり方もある。多分、もっといろいろ工夫して使ってるかたもみえるんちゃうかな。PUSHも使い方に慣れてくると、いろいろ考えつくから面白いよね。
Addictive Drums 2の使い方はまだまだあるよ。Simplerで切り刻むのもなかなかに面白いしね。
Addictive Drums 2 も楽しいな!
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