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Move日記 3日目 いろいろなものと接続 Moveの割り切り

Ableton
この記事は約12分で読めます。

パッド大処分のために導入されたMove。

Linnstrument,Launch Pad,PUSH3,そして今回導入されたMoveも全部使ってみて最終的にどれかを減らそうと思います。今のところPUSH3スタンドアロンが劣勢でしたが、今日の評価はどうか。

接続について

クラスコンプライアントのものは問題なく接続できました。

USB-Aで500mA以下のものなら繋げるので、ちょっとパッド数が足りないなという人はLaunch Padが一番の選択になるんじゃないでしょうか。

まずLaunchpad Pro初代を繋いでみました。問題なく動きました。

暫く使うと不安定になるものもあるので、1時間ほど繋いだが問題はなかった。
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可搬性に優れていて、パッドも覚えたい人ならMove+LaunchPadはありだと思いますね。LaunchPadだとProとXでは感度が違うので、Proの方が後々も使えていいと個人的には思ってます。MIDIあるのは大きいですし。

PUSH3スタンドアローンだと268,000円で付属することAbletonはintroです。

そう考えるとMoveとLaunchpad Proを購入してもPUSH3のコントローラーより安いですからね…

では200パッドのLinnstrumentも繋いでみます。

200パッドだと5オクターブの音域になるというモンスターパッド。シーケンサーもあります。

これも1時間ほど繋いでいましたが問題なし。特に不安定になることはありませんでした。

MIDI CCが受けられないのことはわかっているので、今回はPAD接続のみにしました。ピッチベンドやモジュレーションあったら、Touché SEを使ったりしてもめちゃくちゃ楽しいだろうなと思いました。

拡張性はPUSH3が圧倒的に上ですね。LaunchControlなんて繋いでそのまま使えるわけですし。

PUSH3に関してはかなり厳しい評価を自分はしたんですけど、Moveはそんな事ないんですよね。

この価格でIntro付いているのなら安いと思いますし、フル機能を期待されないということは大きいんだと思いました。

さっとビートを作るのに特化しているので、出来ないものは仕方ないと割り切れますし。

ここからAbletonに慣れていって、StandardやSuiteに必要があるならアップグレードしていくのは満足度が高いと思いました。

Ableton、気になるんだけどという方がMoveから始めるのはありだと思いますね。コントローラーとしてもPUSHほどの機能は持たないですけれど、Abletonもコントロールできる。

オーディオインターフェースとしても使えるわけですからDAWの初心者にもいい。

ただ、MIDIに関してはマスターにはなれるけれど、スレーブにはなれないようなので、このあたりはマシンライブにMoveを組み込みたい人は残念かもしれません。

Ableton本体と違って、このトラックは外部入力だけということは出来ません。

ロック。複数のMIDI機器を接続している場合便利。PCを使ってパフォーマンスを考えている人にとっては便利な機能。

MIDIの接続は何も考えずにUSB接続するだけですからシンプルです。これは良いところだと思っています。

Moveはとにかくシンプル。スケッチ目的。コンセプトが徹底していますね。

MIDIに関しては最低限の機能と思っていればいいと思います。ただ、私はスケッチや4トラックで軽く遊べるものと思っているので不満は覚えませんね。

Groove機能

ちょっとびっくりしたのが、スイングはないんですよね…

Shift+7でGrooveです。要するにSwingなわけですけど、Moveの場合は全トラックにスイングが適応されるということなんですね。

ハイハットだけ跳ねるといった表現をしたい場合は、個別でナッジするか、手打ちで演奏するしかないわけですね。

初日は操作も良くわかってないなかでやったんですけど、ハイハットだけ手打ちでやったんですね。

ハイハットだけ跳ねるとか、パーカッションだけ跳ねるとか、そういうのはブラックミュージックではよくあります。

ですので、そういうのやりたい人はナッジ(該当ステップを押したまま、左右、微調整はシフトを押しながら左右です)か練習して演奏できる必要がありますね。

ここはSwingパラメータがあるPUSHの方がコントローラーで作りたい人にはいいかもしれませんね。

私はどうかといったら別にリアルタイムで演奏すればいいと思っているので、特に不便には感じませんでしたね。

Shiftキーを押しながらエンコーダーを回すと1%刻みの微調整になります。Shiftは微調整ということですね。

Nudgeと同じ。覚えておくとはかどりますね。

トラック全体にエフェクトを掛ける

PUSHの場合はマスタートラックにエフェクトを読み込んでというやりかたで、それこそエフェクトも色々使えるわけですが、Moveは違います。

セッションモードに切り替えると、画面上に2系統のエフェクトが選択できる画面が表示されます。

え、なんでセッションモードなのと思いますが、セッションビューでトラック全体を俯瞰するからというイメージを持っておくと覚えやすいのではないかなと思いました。

なんでもいいから覚えないとこういう機材は楽しく使えないので、自分なりの覚え方を持っておくと楽しめるようになると思います。

個人的にはReduxや下品に掛かるDynamicsがお気に入りです。

Moveはタッチセンシティブクリックホイール(これが正式名称らしいです。必殺技味がありますね…デカいエンコーダーのことです)で2系統のエフェクトを選択。ノブでパラーメータを調整です。

コンプはなかなか悪いです。いいですよ…

Attackがない。プリセットで選んでという仕様です。でもまあ、Moveで細かくコンプ調整しようと思いませんから、不満に思わなかったですね。

え、アタックがないのと思いましたけど、コンプでエンベロープ形成と言ってもわかりにくいですよね。

それだったら、プリセット選んで、リリースとスレッショルド考えればいいというのは確かに初心者でもわかりますね。レシオもないという。

結構パツパツに掛けて見たんですけど、治安が悪い感じで楽しかったです…

細かいことをやりたい方は断然PUSHです。

Note Repeat

専用キーをMoveはPUSHと違って持ちません。Shift+step11で選択。

なんですけど、始めから専用キーがないから出来ないとわかっていたらそんなにストレスにもなりませんね。調整はエンコーダー。アフタータッチがあるのでベロシティは付けられます。

今回のビートでは使ってみたんですけど、再生しながら必要なところだけNote Repeatを使ってCaptureという形で問題なかったです。

トラップみたいな精密なハイハットが欲しかったら、コントローラーよりPCでやった方が速いという事をわかっているからですかね…

グリッド変更

Shift+step3です。

PUSHと違って専用キーがないですけど、これもそんなに不満がないですね。

グルーブボックスと思ってるからでしょうかね。

PUSHのような速度はないですけど、十分な速度で操作できます。

3連やハーフタイムシャッフルなどを打ち込みで作りたい人は(実在するかはわかりません…)が、お世話になるんじゃないでしょうか)クオンタイズの設定、カウントインのオン・オフなんかもここですね。

カウントインは機能も書きましたけど、1小節以外は欲しいですね。

三角っぽいマークで、なにか切り替えみたいな表示ですけど、スクエアと三連符系統を表していると考えたら覚えやすいと思います。

拍子などは4/4しかないのだと思われます…

Deleteの扱い

Deleteキーを押しながらオートメーションが記録してあるノブに触れるとオートメーションオフです。これはPUSHと同じ。

PUSHならDeleteキーを押しながらノブに振れるとパラメーターが初期値に戻るのですが、ここは踏襲してほしかったです

アップデートに期待ですかね…

ピッチの変更

ノートモードで、変更したいノートがあるステップボタンを押して、そこから+か-ボタンを押すと半音変更です

また、長押しでオクターブの上下です。 パッドを見ていると音程の変化がわかりますが、これは修正で使うのが速いんでしょうね。

初めはパッドを見ないで長押ししてたんですけど、見てたら視覚的にわかって、「お、わかりやすいな」となりました。

後で気づいたんですけど、長押しすると大きな単位で動くのはナッジとも同じです。

私はクロマチックで弾くので多分そんなに使わないと思います。

ただ、In Keyモードをお使いの方は半音移動させたいときなんかはこれしか方法がないので、早い段階で覚えると捗ると思います。

パン

おどろくなかれ、おそらくですけど、Drumsamplerにしか適用されません。

間違いだといいなあ。マニュアルには文言がないんですよ…

これは、Moveに搭載されているスピーカーがモノラルだからですかね。ヘッドフォンはステレオなので出来るかと思ったんですけど、マニュアルには記述がないです。

Autopanとかエフェクトで処理するのかと思ったけどAutopanもない。

Autopanあれば疑似サイドチェインコンプでポンピングサウンドも簡単にできるわけでAutopanはエフェクトしてあるかと思ったらありませんでした…

Autopanは音量制御という意味でも基本的なエフェクトなので搭載してほしいですね。

さて、やり方です。

ドラムで波形が表示されている状態にして(パッドを押してということですね。)shift+エンコーダークリック。「Filter & Setup」でノブ8で調整です。

Double Loop

バリエーションを作っていくのに必須の機能。Shift+15です。

PUSHは専用キーがあるから速いんですけど、まあ、使ったり使わなかったりしています。

というのは機能キーが固いからです…

PC上でDuplicate押したほうが楽ということもあるくらいです。これでPUSHを使うのをやめようかと思うくらいには駄目なところですね。

Moveはかなり機能キーが軽いからストレスにならない。

ちょっと押し込む形になっているので誤動作もこれならありません。ここはMoveのいいところだなと思いました。

まとめ

Move、機能として割り切ってはいるんですけど、ストレスはPUSH3に比べるとかなりたまらないですね。快適です。

キーの固さがいかにストレスになっているかわかりました…

操作の複雑さって、まあ使っていけばある程度慣れる面はあるんです。

でも、物理的に操作しにくい機材は使わなくなる。

PUSH3、多機能なのに使う機能が限定されたのはここだとMoveを使って感じました。

まあ、それでもパッドにはそれだけの価値はあると私は思いますけれど。

ただ、手が悪い人にはAbletonは向いてないですね。そういう方にはStudio Oneがいいと思います。

以前はAbletonを勧めていたんですけど、私がやっている工夫を聞くと、皆さんビックリされますからね…

傲慢だったなと思います。時間もお金も費やしてますからね。今でも少しでも楽に使えないか考え、改良を続けている。

これだけの労力を掛けることを楽しいからと勧めることは出来ませんね。やっぱり。

使えるようになったら本当に楽しい機材やソフトであることは間違いない。だからこんなに記事や動画も作ってきた。

なんとかして欲しいです…

Ray Charlesが使っていたのはCakewalkだったんですよ。

Abletonは古臭いところは本当に古臭いですからね…

こういうところは本当にがっかりするところです…

マニュアル、翻訳しましょうか?Abletonさん。ちゃんとしたもの作れると思いますよ。

Ableton12,いつまでもマニュアルが日本語化されないとか、日本のユーザーは軽視されてるのかなと思っちゃいますねえ…

こんなブログが情報源になるのはおかしいですからね。

ショートカットキーの変更が出来ないだけで使うのを諦める事実はある。

なんだかね。凄く愛用しているものだけにこういう不必要な敷居の高さはなくしてもらいたいです。

改善されたところもある。PUSH、機能キーが軽かったらパフォーマンスに本当に強いマシンになったと思う。
ミュートなどキーが固いことで、抜き差しなどはハードのサンプラーよりやりにくいです。

PUSH,PUSH2のときから機能キーの硬さはかなり問題だと思ってきている。色んな方に聞いても、ユーザーの多くが不満を持ってるところです。

海外フォーラムでも話題に登ることはありますね。そんなの知らないわけもないですから。

改善してほしいですね…

Moveでこういう事が出来のは進歩とするべきなんでしょうね。愛ゆえのおじさんの苦言と思ってくだされ…

個人ユーザーで世界一PUSH2所有していたと思いますよ。また、手に入れましたし…

でも忖度はしませんよ。

別に音楽ブログじゃないからどうでも良い。生活ブログですし。

友達に勧められないところははっきりと書く。ただの一ユーザーであるから出来ることですしね。

今日のビート

グルーブ機能やパンニング、Noterepeat,LoopDoubledなど覚えた機能を色々使ってみました。

ハイハットはピッチ変化を色々使い分けてます。往年のMPCみたいな使い方ですね。こういうのはやっぱりMPCは良く出来てましたね。

ハーモニックマイナーで弾くとG-funk的に感じますね。おじさんだから仕方ない…

ディミニッシュ、ブルーススケール、ドリアンとどんどんモーダルインターチェンジして弾いて遊んでます。眠かったので動画見たらびっくりしました…

Double Loopの使い方を覚えたので、色々変化を加えてます。

使ってみるとかなりPUSHと違う感じがしますね。次回はPCに繋いだ状態の検証をしてみましょうかね。

Moveだと、PUSHに比べると色々出来ないんですけど、不便に感じない。

出来るんだけれど、時間が掛かるPUSHより出来ないことがたくさんあってもそれ以外は早いMoveの方がストレスが溜まりにくいという、ある種の認知のバグのようなことが起こってます。

ハードはいかに素早く使えるがユーザーの経験としては大事。

だから、PUSHも使う機能が限定されたんだということを改めて思い出しました…

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