Maschine JamをAbleton Liveのコントローラーとして使うと便利
Maschine mk3とAbleton PUSH2を組み合わせてAbleton Liveを使うと非常に快適という話をしました。
モスナルドさんに、Maschine JAMとAbleton PUSH2のどっちがいいのと質問いただいていました。
モスナルドさんはMaschine JAMを購入されるとのこと。私はAbleton Live10に移行してMaschine JAMをコントローラーとして使って不満が出たら、Ableton PUSH2に移行されたらどうかと提案しました。
で、Maschine JAMで基本的な操作とミキシングできるかと更に質問いただいたのですが、出来ます。
Maschine JAMはかなりAbleton PUSHを意識して作られた機材なので、人によってはAbleton PUSHはいらないとなるひともいると思います。
Maschine JamをAbleton Liveのコントローラーとして使うやり方
Maschine mk3と手順としては同じですね。
どういうことができるか、公式の動画を見ていただくとイメージが掴めるんではないでしょうか。
途中から、Ableton Liveのコントローラーとして使っています。
マニュアルをダウンロードしていただくと、機能の説明は載っていますが、ざっとできること書いておきますね。日本語での説明ないので、かいつまんで書いておきます。
トランスポート・グローバル関係
MASCHINE Ableton Live Template Manual
/110より引用
トランスポート関係
- ほぼできる。タップテンポの設定も可能
- 録音、再生もできる
グローバルコントロール関係
- レベル調整 マスター、それぞれのトラックに対して調整可能
- オートメーション可能
- デバイスのパラメーターのコントロール
- クオンタイズ
- パターンの長さの調整
- アレンジメントビューとセッションビューの切り替え 10のSONGで切り替え
注意点としてはShift,SELECTの使用頻度が高いところです。SELECTおしながら、空のトラックを選択すると、新しいオーディオトラックが作られます。なんだろうとおもったら、shift,selectを押せばいいということですね。
これはMaschine mk3と同じく、専用キーが少ないから仕方ないですね。
あと、エンコーダーに機能がもりもりです。パターンの長さやグリッド、ノートリピートなど。
詳細はマニュアル見てくださいね。
マトリックスとノートインプット
MASCHINE Ableton Live Template Manual
/113より引用
8*8マトリックスでは、ほぼAbleton PUSHと似たようなことができます。これは結構びっくりするかもしれません。
- UNDO アンドゥ
- REDO: リドゥ
- QUANT クオンタイズ
- QUANT 50% 50%クオンタイズ
- SEMI- / SEMI+ 半音上げ下げ
- OCT- / OCT+ オクターブ調整
これ、8*8マトリックスで機能させるためには、SHIFTボタンを押してやらないといけないです。これはMaschineと同じ機能がLiveで使えるということですね。
特にここで大事なのは11のPAD MODE / KEYBOARDです。これ、Ableton PUSH2のDrumrackのシーケンサーと似たようなことが出来ます。あそこまで細かくいじれないですが、人によっては充分だと思います。
これができるだけでもPUSH買う価値ありますからね…。時間はかなり短縮できます。
ステップ入力なども可能ですし、ベロシティ調整もここで行なえます。
スマートストリップを使って、ミキシングができる
MASCHINE Ableton Live Template Manual
/114より引用
スマートストリップでは、ボリューム調整が出来ますし、SENDの量、PANなどのコントロールも可能。デバイスラックもコントロールできます。SELECTとCONTROL押してやらなければいけないですが、かなりのことが出来ます。
まとめ
トランスポート、ミックス関係、Drumrackのシーケンサー、シーケンサーが使えて、セッションビューも使える。もちろん純正のAbleton PUSH2ほどはコントロールできるわけではないです。
でも、Ableton Liveもっていて、Maschine JAMもっているなら使ってみると便利だと思います。私はPUSHがあるのでJAMでAbleton Liveをコントロールするのは一回しか使ったことないんですよね…
Maschine mk3と比べると、Maschine JAMはちょっとわかりにくいですけど、打ち込みはすごく便利なんですよ。MaschineだとSceneとPatternの切り替えが面倒くさくて、嫌になりますけど、Maschine Jamだったら早い。Liveとの統合でいうと、Maschineよりずっと上だと思います。
Maschine JAMとAbleton PUSH2の違いは、ディスプレイがあることもそうなんですけど、すべての操作が早いことだと思います。専用キーが有るのは違います。
Ableton PUSH2ならほぼPCを見ないで作業することできますからね。
Maschine JAMではそれは無理です。スケールの切り替えとかもPUSH2のほうが早い。専用コントローラーですからね…
楽器としての側面もベロシティあり、なしも違います。高速に演奏することはJAMでは不可能です。高速にナッジしたり細かい所の使用感は違う。
ただ、値段考えるとどうか。Ableton PUSH2の半額で音源がついてきて、これだけの機能がつかえたら、後は打ち込みで調整するという人もいると思います。
モスナルドさんに申し上げたんですけど、Maschine Jam使ってみて、足りないと思ったら移行するので私はいいと思います。Maschineソフトウェア使うなら、Maschine Jam快適ですしね。
指ドラムやらないなら私はMaschine JAMを一番に買ったと思います。
細かいパラメーターいじるならMaschineソフトウェアは結局PC使いますからね。
Maschine mk3のブラウザは快適ですけど、別にPCで使うと割り切れば、それも悪くない。
ただ、便利さを求めていくとNIの沼にハマっていきますね…
MaschineもKomplete Kontrolもあると便利ということになりますからね…
でも、Maschine JAMも楽しいですね!
フィンガードラミングやらないんなら、MaschineよりMaschine JAMなんですよね…
追記:2018/09/03
Maschine Jamが安くなったんですね。
追記:2018/11/26
JAMは付属ソフトがKomplete Selectというのはメリットが大きいと思います。フィンガードラムやらないなら、こっちの方が普通のMaschineより使いやすと思うんですけどね…
コメント
僕の質問に対してわざわざ返信どころか一つ記事を作ってくれるなんて・・・うりなみさん半端ないって・・・そんなんできひんやん普通。と言うことで本当に丁寧に丁寧を重ねたような対応ありがとうございました!!!!これからもブログの方楽しく拝見させていただきます!!!!本当にありがとうございました!!!!
いえいえー。お役に立てたなら幸いです。笑
全部検証してないですけど、shiftキーやSelectキー、Controlキー押しながらやると隠し機能あると思います。Maschine mk3もコントローラーとして使うとありましたから。笑
また、機会があったら一緒に遊びたいですね!