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Ableton PUSHでボコーダーを使って遊ぼう

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Ableton PUSHでボコーダーを使って遊ぼう

ちょっと前にパッドフレンズのカバさん(@toronikaryoに質問いただいたんや。

X (formerly Twitter)

そして、北のPUSHフレンズのカケルさん(@_aYaHUaSCa)からもどうやるんですかって質問頂いた。

ボコーダーって他のエフェクターとはちょっと違うからルーティングがややこしい。理屈がわからんと使うのは難しい。

Ableton PUSH2からはオーディオインタフェースのI/Oを選択したりできる。

サイドチェインの設定なんかはPUSHから出来るんやけど、ボコーダーからは出来やんのやよ…

Ableton Liveで設定しないと動かせんのね。そのまま使えるようにスクリーンショット多めにしておくから遊んでみてな。

でも、その前にボコーダーってどんなエフェクターか考えてみようか。

目次

ボコーダーとは

トーキングモジュレーターとボコーダーって効果としては似た感じやけど違う。

ボコーダーは音声を楽器音で置き換えるもので、トーキングモジュレーターは楽器の音を口に戻して響きを拾うもんやね。

オッサン世代がトーキングモジュレーター(トークボックス)と言ったらこれを思い浮かべるんちゃうやろうか。

自分はなんと言ってもロジャーやな…銃社会はあかんな。ロジャーも亡くなってしまって悲しいわ。

ま、トークボックスは口の中にいれた楽器の響きをマイクで拾うということになる。だから、この管を必ず使うのよ。

口の形が変化して、その響きが反映されるわけやね。

対して、ボコーダーは仕組みがちゃう。

音声の特徴を抜き出してから、楽器の音で音階をつける。

こうやって理解したらルーティングがわかりやすくなると思うよ。

もともとは通信のための技術らしいな。

追記:2023/09/06

ブラックミュージックだと圧倒的にトークボックスが人気ですね。

時期が早いものだと、もちろんSlyなんですけど、Johnny Guitar Watsonなんかもやっています。

ナンバープレートが最高にカッコいいですね…

マニアックな情報にはなるんですが、Rogerは初期はMoog、後期はDX100だったとのこと。強制トランスポーズを掛けていたというのがわかっています。カナダのトークボックスフレンズが教えてくれました。

誰が喜ぶ情報なんでしょうかね…

トークボックスは見た目が最悪なので、ファンクバンドでは汚れ役がやるものだったんですけど、今はどうなんでしょうね…管変えたりいろいろしないと難しいんですよね。

ボコーダーは2つ信号が必要

音声と楽器の音声が必要ってことやね。

普通に録音した音声とMIDIファイルを使ったやり方はSleepFreaksさんの情報見てくれ。

自分に期待されてるのはリアルタイムでPUSHで弾く方やと思うから、その設定をしていくよ。

PUSHで演奏するのは音階があるトラック。インストゥルメントを読み出そうか。

それと、マイクでのオーディオトラックが必要なんや。

技術的にはこちらのサイトがわかりやすく解説してくださってるね。

入力信号をボーカル、モジュレーターソースを好きなものにする。自分はストリングスにしてみたよ。

覚えておけば良いのは、音程をつけたいボーカルのところに、Vocoderを読み出すことやよ。

わからんかったら質問してね。

設定はこんな感じ。2トラック作ろう。

まず、今回はストリングスでやってみた。Cello Sectionってトラック。

ノコギリ波を使う場合が多いって言うけど、別になんでもええよ。

これはストリングスで音声に変化を加えるんやけど、ストリングスの音は出てほしくないよね。だから、ボリュームはオフやね。

そして、マイクに繋いだ方はこうやって設定してみてね。Audioって名前になってるほうね。

マイクは1トラックに繋いであるんで、Ext inに設定してある。

で、ボコーダーの方はこの図のように設定してね。

Enhanceは付与。ボコーダーって、人間の声ってわかるところだけ抜き出すのね。

だから、どうしても高音域がなくなるからそれを補う設定にすればええかな。

あ、ちなみにBandsってパラメーターを増やすごとに、元の人の声の特徴がわかりやすくなる。特徴を抜き出す量が増えると理解してもらったらええ?

解像度が上がるってことやね。

で、音程つける方をCarrierって考えればいいよね。音程の情報を運んでくるって考えたら覚えやすいかな?

この場合は、当然、ストリングスの方だよね。

Audio FromをCello SectionとPOST FXにしてくれたらええよ。

はい、出来ました。こうなるよ。

忘れたらアカンのは、ちゃんと、音程つける方のチャンネルをアーム状態にすることやね。トラック名長押ししたら出来るよね。この場合だとストリングスの方だね。

ドラムにも掛けられるよ。

こうやって考えよう。

音声の特徴を抜き出してから、楽器の音で音階をつける。

これ、声じゃなくてドラムだね。そして、ということはこっち側にボコーダーを立ち上げる必要があるね。

変化して欲しいところに、ボコーダーを立ち上げる。これだけ分かればええね。

さっきまでは、リアルタイムで演奏していたけど、この場合は録音したデータを再生してるから、Monitorをインにする必要があったけどなくなるね。普通にAutoにすればいい。リアルタイムの場合のみ、Monitorをインにすると思ったらええよね。

で、設定はさっきと同じよ。当然、コードを弾く方のストリングスの音は出てほしくないよね。だから、ゼロにする。

まあ、ボコーダーはいろいろあるよね。若いみんなはDaft Punkがボコーダーのイメージが強いんかもしれやんね。

これ、別にPUSHでのリクエストがあったからやったけど、他の鍵盤でもおなじやからね。色々遊べると楽しいな!

追記:公式にも情報あるよ。英語やけど。希望があれば訳すよ。

みんなトラブルあったら言ってよ。多分、自分は役に立てると思う。ナレッジベース英語やから手間かかるやろ?

一応本職ではあるからさ。トラブルの解決策、ここで見つかったらみんな手間減らせるもんな。

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この記事を書いた人

うりなみ(@urinami)です。

無理ない暮らしにずっと憧れていました。

無理なく音楽を続けるにはどうすればいいのか。

環境がないなら作ろう。

紆余曲折あってAbleton友の会を主催しています。

楽しいことが一日の生活時間で増えれば、それはいい暮らし。

ちょっと目線を変える。最後まで主体性を失わないのが私にとっての無理ない暮らしと思っています。

YouTubeやってます。パッド成分、Abletonの話題が多めです。note始めました。

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