シンセサイザー入門 音作りがわかるシンセの教科書 松前公高
Ableton Liveでサンプリングは楽しいというコーナーを作りました。
サンプリングで一曲を作る動画を作って、それと記事を見たらサンプリングの考え方と手順がわかると思ってるんですね。
記事を参照してもらったらわかるようにこつこつ準備してます。
で、サンプリングで全部やってみようと思った時、シンセベースとパッドサウンドの説明どうするかなというところで、あれ、よく考えたらシンセの理解ないと、simpler使えないよなということに気づきました…
LFOやADSRと言ったパラメーターを理解したら、正直simplerだけでも相当遊べるんですよね。
説明しなきゃいけないけど、参考文献あると勉強しやすいよなと思ってました。
私は、シンセを使う音楽で聞くのが、P-FunkとStevie Wonderくらい。新しくてAmp Fiddlerくらい。時代に40年は遅れていますね…
一番好きなシンセはMS-20。叔父さんが実機を持っていたので、子供の頃からいじってたので、使えるというレベルのシンセは正直これくらいしかないんですけど・・・
でも、そんな私でも、simplerは使えるんです。
アナログシンセサイザーの仕組みがわかると他のシンセも使えて楽しい。
松前さんの説明は簡潔で、様々なシンセを使う時の基礎的な考えを身につけるのに役に立ちます。
持っているプラグインだけでもめちゃくちゃ遊べるようになって楽しい本。
持っていたんですけど、ちゃんと記事にしていなかったのですることにしました。
プラグインをフル活用に出来るなる
説明上手だなと思うのが全体を説明してから、少しずつ焦点を変えて説明してくれるので分かりやすい。
初めからこれで勉強してたら時間ずいぶん短縮できたなと思います…
VCO,VCF,VCAを分かりやすい日本語に説明してくれるところなんか、プリセットいじるしかなかった人にはおお!となるんでじゃないでしょうか。
私、シンセを数年いじってからこれをやっと理解しました。アホすぎる…
- 音程、基本波形
- 音色
- 音量
こう言われたらだれでもわかりますよね。
Ableton Live SuiteについているOperatorは4オシレーターだから、ああ、いろんな音出せるんだろうなってわかりますもんね。
VCOの段階で矩形波、ノコギリ波、パルス波の特徴をさっと解説していてくれるので、頭の中に見取り図ができます。
それから改めてモジュレーションの説明に入る。VCOに掛けるか、VCFに掛けるか、VCAに掛けるか。わかっていたら狙う効果は簡単に得られるけど、わからなかったらプリセット探すしかないですからね。
わかるといろいろ応用できます。
- LFOをVCOに掛けたらビブラート
- LFOをVCFに掛けたらワウ
- LFOをVCAに掛けたらトレモロ
こうわかってたら簡単ですよね?
オートパンからトレモロサウンド作ってみたんですけどこういうのも原理原則わかってたら簡単ですもんね。
素晴らしいなと思ったのが各楽器の特徴をエンベロープで表すとどうなるか考えているところ。サステインがあるかないかで考えるように記述してるのは、音作りで迷わない。
こういうの、わかっていたら大まかな方向性は作れますもんね。私、叔父さんの手書きの図で覚えましたからね…原人すぎるやろ…
音源もダウンロードできるので、イメージもつかみやすいです。
で、エフェクターについてもディレイから説明してくださってるので、習得コストが低い。
ディレイ、リバーブ、コーラスっていうのが、いずれもディレイを起点にして考えたら分かりやすい。
まとめ
改めて書籍って学習するのに適した形だなと思いました。
プラグインをフル活用できるものと考えたら、やっぱり書籍は破格だなと思います。プリセットは凄く便利ですけど、ちょっと変えたいという時に知識があったら自分好みのものにもっていくことは簡単になる。
シンセサイザー入門はコスパ最高だと改めて思いました。
今日もPUSH勉強会の問い合わせを頂いたんですけど、これだけ記事を書くと、かなり情報については書いてあるんですよね。
でも、検索できない。
記事書いても、検索できなかったら意味ないですもんね…
書籍で情報まとめなおしたほうが簡単でいいかもしれないなと思いました。音楽に関する習得コストを下げるのが私の目的ですからね。
シンセも使えるようになると楽しいですね!
こっちはkindle Unlimitedで読めます。
新しいのも出てるんですね…また買おうと思います。ただ、Kindle Unlimtedでは読めません…
追記:2019/07/03
Kindle Unlimitedで読めるようになりました。内容的には増補がある感じで大きく変わっていませんが、アナログシンセの基本を学ぶのにコンパクトで優れた書籍であるということは変わりません。こちらをおすすめします。
DTMやってるひとは紙のサンレコ買うより安い。楽器弾く人ならさらにギター・マガジン読めたりします。毎月買う人なら確実にコスト下げられます。
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