全くの初心者が指ドラム(フィンガードラム)やるのに知っておきたいこと 第6回 レイアウトについて知ろう ジャズレイアウト
さ、今回でレイアウトについては最終回。
次回から機材設定、練習などについて話していこうと思う。
特に、レイアウト、具体的な練習方法については、スペカンさんの動画を使えるのがなんといっても一番速いので、それを生徒の自分が習う立場からの視点で書くということになると思う。
フィンガードラムを始めてみようという人は、レイアウト、機材設定、練習方法といくつも面倒くさいことをクリアしないとなかなか叩くことに到達しないから、しんどいよね。
冗長やとお叱りもあるんやけど、自分は少しでも後からフィンガードラマーになろうとするパッドフレンズが増えるようにしたい。本当に面白いものやからね。
はじめから、全部わからんでもええよ。斜め読みしてもらって、実際にやってまた戻ったらええからね。あせらなくてええよ。
追記:2021/07/18
究極の1冊が出版されました。このコーナーの意義は終わったと思いますが、資料的な価値はあると思いますので残しておきます。スペカンメソッドについては、インタビューを今後記事にしていきます。64パッド、16パッドの配置から基礎練習など、このコーナーで扱ったことより遥かに深い内容が書かれてます。この記事読むなら本を買ったほうがいいです。
ジャズレイアウト
凄いレイアウトやな。
右手でライドを刻んで、2拍4拍でペダルを踏むのがジャズでよくあるスタイルや。
ジャズの場合は、バックビートにスネアを規則的に入れたりしない。ライドとペダルハイハットで基本的なグルーブを作って、それ以外はむしろフィル的に使う。
ジャズレイアウトも右手でシンバルレガートとペダルハイハットを入れる。ライドは中指と人差し指で刻む。
奏法としては最難関。自分も遊んでみたけどできんな。でも、これは物凄く可能性感じる。
フィンガードラミング初心者の人がこのレイアウトを使うことはないと思う。でもこれは基本のレイアウトで紹介する意味がある。
レイアウトにはすべて意味がある
このレイアウトの記事を作るときに、スペカンさんにライド2枚ある意味を聞いたんだよ。
自分はてっきり、右側にもパーツを展開するためにライドを2つ設定するかと思っていた。
でも、これは違ったんだよ。
ジャズのテンポ速いのは、BPM200なんか余裕で超える。メタルより速いのはざらにあるんだよ。
とんでもないな。
これ、自分がいかにわかりが悪いかを示してるんや。しょんぼりやな…
レイアウトで重要なのは2点やったね。
- 最も使用頻度が高いものを両手で叩くことができる
- パッド間の移動が少ない
ジャズの場合、オルタネイトでプレイすることは出来ない。常に左手はフル稼働している。オルタネイトでシンバルレガートを刻みながらインプロヴァイズをすることは無理や。
じゃあ、この原則はなにかっていうと、楽に叩けるということやよね。
自分は、刻むのは強い指の中指という原則は入っている。でも、右手二本指で刻むという発想はなかった。これね。やってみると人差し指と親指を同時に動かせるから楽なんだよ。
レイアウトってのは究極的には、どう、体が楽に動かせるかまでわからないと出来ない。
みんなが、フィンガードラミングやっていくときに、いかにしたら楽に動かせることができるかを考えていくと多分、凄いところまでいけると思うんやよ。
こんなん言ったら、みんな笑うと思うんやけどね。
あと10年たったら、今から真剣に指ドラム訓練したフレンズたちがジャズ・フィンガードラミングというものを作ってくれるかもしれんなと思う。PUSHにもそういう可能性を感じるんやよね。
カマシ・ワシントンを今日聞いてたんやけど、別にこれスペカンさんが叩いても変じゃないなと思ったよ。ベロシティなしで叩くジャズは究極の難易度やと思う。ジャズ・ドラムのイディオム知らないと成り立たないし。
でも、できるんじゃないかと自分は思っとるよ。
今、本当に指ドラムは革新が進んでいる。本当、生きてる間にこれだけ面白い楽器が出てくると思わんかったよ。
指ドラム、面白いな!
自分のヘボプレイですまんけど、指の使い方はわかるかな。本当、このレイアウトを考えられるのが凄いよ。自分は話をたくさん聞いてるから、みんなに伝えたいと思うよ。日本で始まったもので他と全然違う体系のものが生まれてるんだよ。興味持ったらスペカンさんに習うのが一番ええよ。自分くらいのプレイならすぐできるようになる。
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