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Move日記 4日目 CONTROL LIVEモード検証 PUSH3のメリットを感じる

Ableton
この記事は約8分で読めます。

パッド大処分のために導入されたMove,今回はAbletonのコントローラーとして使える、Control Liveモードを検証することにしました。

Abletonのコントローラーとしては当然PUSHの方が高機能なわけです。Moveからするとおまけの機能と言って良いものだと思うのですが、どうだったでしょうか。

サポートされていないがPUSHと接続できる

マクロを動かしたら、PUSHのマクロのパラメータが変化する。実はPUSH2を2台繋いで実験したこともある。

うん。これは人によるでしょうが、結構便利です。4度のクロマチックだと音域は3オクターブと減5度になるのですが、ピアノライクなプレイをしたい場合なんかはベースの音域が足りなくなったりしますがMoveを繋げば簡単拡張出来るのは良いとことですね。

Shift+左右で音域を半音変更できます。これ、Moveスタンドアローンのモードで出来るといいんですけどね。

また、キースイッチ専用にしておけば切り替えもいちいちPUSHのオクターブを変更しなくてもいい。

PUSHをお持ちの形で、クロマチックで使う人はこれだけでも価値があるんじゃないでしょうか。私は気に入りました。

外部プラグインのマクロマッピング

これはPUSHが持っている強力な機能です。64パラメーター以下なら自動的にマッピングされます。

ノブは8つしかないですから、8以上のパラメータはバンク切り替えで対応します。

Moveは冒頭の8つまでが自動的にマッピングされます。ですがバンクの切り替えなどはありません。

ここはPUSHの方が優れていますね。

MoveはAbleton上でマクロを作ってコントロールするという方が良さそうです。

Drumrackのコントロール

使ってみてびっくりしました。バンク切り替えが出来ないので、コントロールできるところは少ないのですが、良く出来てる。

  • ノブ1 Transpose
  • ノブ2 Start
  • ノブ3 Attack
  • ノブ4 Decay
  • ノブ5 Release

となってます。良く使われるところを厳選してアサインしてある。サステインレベルはいじらないようにしてあるわけですね。

Drumsamplerはもっと良く出来ていました。

  • ノブ1 Transpose
  • ノブ2 Start
  • ノブ3 Attack
  • ノブ4 Hold
  • ノブ5 Decay
  • ノブ6 Playback Effect
  • ノブ7 Playback Effectのパラメータ1
  • ノブ8 Playback Effectのパタメータ2

Drumsamplerはエンベロープの形式がより打楽器向きになっているので、AHDとなってます。6〜8がエフェクト。

さっと音作りするなら重要な8つがノブでコントロールできるならかなりいい。Moveは可搬性を重視しているでしょうから、全体的に割り切りが素晴らしいですね。

フルにコントロールしたい人はPUSHです。画面も見えますし。Looplengthなどの調整もMoveも速いですけど、そこはPUSHの方が64パッドあるので圧倒的に速いです。PCの画面で見るとCropがさっとキーで出来るPUSHは便利ですね。

ですが、持ち出し用のコントローラーと考えたら結構良いですよ。

どういうことか。PUSHの64パッドのDrumrackに相当する32パッドモードがあります。Control Liveモードでしか存在しないいわけですけど、Copyが結構簡単に出来ますので気に入ったキットから配置を変えるのも容易です。

PUSHももちろん簡単にできるんですけど、機能キーが硬いのでちょっと面倒くさい…

ここはMoveの方が気軽にやる気になりますね。ミュートも簡単です。

ただ、フィンガードラムするとPUSH3の感度が良いことをあらためて感じました。

Drumsampler,DrumrackシーケンサーはほぼMoveと同じ操作感でいけます。ステップを押して入力。ボリュームでベロシティコントロール。ステップを押して左右でナッジ。これだけでもかなり快適だと思います。

PUSHのDrumrackの機能は改めて圧倒的だと思いました。左右のパンニング、ノートリピート、音価の変更、probabilityの設定。自分がPUSHで価値を感じているところはここだなと思いました。

ただ、Moveは機動性が武器。これにPC持っていってちょっとPCで修正しようというなら十分な機能だと思います。微調整はあとにして、まずはアイデアに没頭しようとWebサイトの惹句にありますけど、あくまでスケッチと考えたら必要十分な機能だと思います。

ただ、私はPUSHは必要だなと感じました。Drumrack使うのやめたらいらないかもしれないですけど、もうそれだとAbleton使う意味がほぼないということですしね…

ピアノロールの操作性

Moveの編集と同じです。ステップを選択して、左右でナッジ、エンコーダーで長さを調整。

ただ、これ正直そんなに私は使わないだろうと思います。

PUSHでも使い方を説明するのにコントローラーでの操作は知っているけれど、やりません。

ただ、この編集に関してはジョグダイヤルがあるPUSH3が圧倒的に速いです。クリップモードに切り替えてノブだけで、ベロシティ、ピッチ、ノートの長さ、ナッジ、スタートポイントの移動が出来ます。

ノートのナッジなんかはPCで操作したほうが速いですからね。

あえてMoveでやる必要もないと思いました。

出先のステップ入力などには便利そう

これは全然思っていなかったんですけど、かなり便利では。外で突然MIDI修正する必要が出たときなんかマウスでやるより素早く出来ますし。

クロマチックを使っている人なら、LaunchpadよりMoveの方がノブもあるし便利だと思います。

左手でMoveでコードを押さえて、PCのカーソルで音価変更。

PUSHを外に持っていくのはキツイし、演奏もなというときに便利そうです。MoveのサイズならノートPC開いて左側にMove配置というのは結構行ける気がします。

パンはコントロールできないがボリュームはコントロールできる。

これはそういうものだと覚えておけば良いんだと思います。

セッションモードには入って、ステップでトラック選択してボリュームでコントロール。

あくまでざっとしたバランスをMoveで撮って細かいところをPCというのは合理的です。

PUSHでもミキサーのコントロールは出来るんですけど、正直そんなに使わないですしね…

PCでやったほうが速いし、問題はないかなと感じました。

私がConsole1を使ってることもありますし、オートメーションの事を考えるとUtilityでコントロールすることが多いと思うので実用上問題になることはないんではないかと…

キーが柔らかいのはいい

実際並べて少し検証してみたんですけど、PUSH3よりCaptureはやりやすいです。軽いので手に負担がかからない。

鍵盤とMoveを使うような人だとかなりCaptureを使うようになるんじゃないかと思いました。

そして、Shiftキーを使うのはどうなのかと思ったんですけど、一番使うだろうクオンタイズは片手で出来るんですね。いいなと。

サポートされていないがPUSH3と併用すると快適

これは全然思わなかったので意外でした。

Quantize、PUSH3とMoveで別の設定にしておけるんですよ。

たとえばPUSHでは自然にしたいからAmountを50%にしておいて、Moveは100%にするとかね。

PUSHで画面にセッションビューを写しながら、パッドはノートモードというのがあるんですけど、これやるより、Moveをセッションモードにしておけば快適にセッションビューももつかえます。切り替えに慌てませんし。

あと、PUSHより奥行きがないので、右手で演奏しながらノブをいじるのも楽です。UNDOなんかまずPUSHでやらないんですけど(機能キーが固いので)、Moveならさっと出来ますし、Deleteも楽です。

え、意外に行けるんだなというのがComtrol LIVEモードを使った印象です。

まとめ

思った以上にMoveはアサインしてあるパラメータが割り切っていました。

PUSHがどれだけ高機能で複雑であるかも感じましたね。私はDrumrackの速さは他では代替出来ないと思っているんですけど、Moveも改めて使ってみて感じていますね。PUSH程は早く出来ない。

エフェクトなどPUSHより工数少なく出来るところもあるんですけどね。64パッドと昨日キーを多く持っているのは強いなと思いました。あとは、感度。これは店頭で触った時は、まあ、PUSH3の方がいいなと思ったけど、実際長時間触ると、全然違うなと思いました。PUSH3のいいところが良くわかりました。

PUSH+MOVEの組み合わせで使うのもありですよ。Control LiveモードはMoveのコンセプトから行ったら、出先で使うのがメインで、あくまで補助的なものだと思うんですけど、それでも十分実用的だと感じました。

ただ、PUSHのフル機能に慣れている人より、コントローラー持っていない方や、Ableton初心者の方のほうがより楽しめるんじゃないでしょうか。

今日のビート

今日はControl Liveモード中心で特にMoveの使い方を覚えたわけではないんですけど、疲れてたので Moveで普通やらんやろうことをやってやろうと思ったらソウル・ジャズと言うかゴスペルっぽいものになりました。

昨日のG−funk的なものからエライ振り幅ですね…

嘘くささをリバーブで誤魔化したり、ドラムラックのキットをライドに変えたりしました。覚えたことはそれかな。今回は3連にグリッドを変えたんですけど、ドラムもフィンガードラムしてそのままキャプチャしただけなのであんまり変わってるところはないですね。

ピッチ変えたりしようかと思ったんですけどちょっと勢いが失われそうだったので。

明日はちょっとお休み頂いて、引き続きControl Liveの検証か、サンプルなどを持ってくる形にしましょうかね。

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