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HARDWARE TECHNO LOOPS発売記念 ササキタカシさんインタビュー 6 質疑応答 1

音楽
この記事は約10分で読めます。

SONICWIREより、ササキタカシさんが制作されたHARDWARE TECHNO LOOPSが発売されました。

非常に高品質なサンプルパックで愛用しています。

TECHNOと銘打っていますが、ハウスやR&Bなどにも使える。ループを組み合わせだけでいい感じになるというちょっとびっくりするようなサンプルパックです。

この高品質なサンプルパックがどのようにして作られたのか。作られたハード、録音方法、レイヤーなど、ササキさんの信じられない作り込みがあることがわかってきました。

前回のインタビューで特に印象に残っているのは、「驚きをあたえる」とササキさんは繰り返し仰っていたことです。単調にならないような工夫がディレイ、フィルターにも凝らされています。リズムパターンの選択であり、全てに通底していると言っていいんだなと思います。

もっと言えば、ADSRのリアルタイムのコントロールなどでグルーヴを変化させるという、人間だけでもマシンだけでも出来ない表現を突き詰められていることがわかりました。ササキさんのサウンドでしかない。

いやあ、とんでもないですよ…

サンプルパックという話からは多少脱線するのですが、音楽を作るうえで非常に参考になると思いますので、このインタビューの補足として8回目か9回目に追加インタビューを掲載したいと思います。

今回は、質疑応答です。購入を検討されている方のお役に立つといいのですが…

まあ、悩んでるのなら買ってしまえと私はいいたいですけれど。

実は一番面白い話は質疑応答の後に大量にでてくるんですよ。フフフ…

発売を記念して、現在30%オフで販売中です。

パーカッションループを聞かせてください

(再生する)

うりなみ:Sawryleさんステレオで聞こえました?
このシェイカーとかハイハットとか …

(チャットで返信聞こえたとのこと)

うりなみ:うんそうそうなんですよ…めちゃくちゃすごいんです。

ササキさんの超技術が炸裂していました。モテ散らかしている事がわかりますね。名誉バツ5つぐらいかなって言う。笑
ディケイの最後だけパンニングのスピードが上がったりしてるんです。(これもスイングしていたり、3連系だったりします…!LFOで単純にやってるのではないという…)

実に使いやすいなって思ったのが、Drumrackにもちろんそのままね。投げ込むこともできるわけですよ。
こうササキさんが作ったループを元にこのパーカッションだけ自分でやってみるとか。素晴らしい音色を自分のキットにすることも出来ますよね。

(AbletonのDrumrackはドラム音源。プレイバックサンプラーでもあるが、シンセなどもパッドに立ち上げることが可能)

あるいはね、先程申し上げたように、このササキさんのこのループからグルーヴを抽出してくってこともできるわけです。非常に勉強になる。まあ、作ろうと思っても出来ないんですけど。笑 

(Abletonにはグルーヴ抽出機能がある。ベロシティ、スイングなどを抽出し、他のトラックに適用することが可能)

出来ないところに私は意味があると思ってます。いや、真面目な話。笑

音色の変化やエフェクトで音符じゃないところでもグルーヴを表現している。 

グルーヴ抽出したらわかると思うんですけど、このササキさんが作ってるようなグルーヴっていうのをまずこれ MIDIで打ち込むっていうのは正直不可能なんですよね。笑

その出来ないところこそがこのサンプルパックを価値あるものにしていると思うので。そのまま使ってもいいし、出来ないところはなにか考えるのも私には凄く面白かったです。

しかもこれマシンの 美味しいグルーブじゃないですか。

MPC2000のグルーブとかよく言われたりもしますけど 他のそれぞれハードのグルーヴもありますよね。

そういうのをうまく組み合わせたループでかつ音楽的に使えるって本当ないと思うんですよね。
それぞれハードのグルーヴまで知悉していないと出来ない。気が遠くなりますね。笑
是非、皆さん購入されてください。笑

ソングとしてのカテゴリーはあります?

うりなみ:ソングとしてのカテゴリーっていうのは特にないんですよね。
ただ、即戦力のループがいっぱいあるんで、それ並べていけば気が 付いたら曲になりますけどね。笑

これらの項目ごとに分かれている。余談だが、Ableton12で格段に検索はやりやすくなった。自分はブラウザからすぐアクセスできるようにしてあります。

そうなんです これなんてねAマイナー一発にしてたんであれですけどね…

これなんかいいかな。

他にループ重ねても なんとかなっちゃうんでね
ちょっと異常な技術力なんで見てもらいましょうか。

(再生する)

これね例えばシンセのものですけれど…

Aマイナーとなってるので組み合わせている時に分かりやすいかな。
ミュージックループが分かりやすいですかね。

(再生しながらループを加える)

これだとねじゃここら辺でシンセのループちょっと加えていきましょうか。
[拍手] [音楽] [音楽]

ササキ:オルガンかっこよかったですね。笑

うりなみ:ありがとうございます。笑

これ、凄くないですか。MIDIBOYさん、分かるでしょう。笑
おかしいんですよ。笑

私がずっとおかしいおかしいって騒いでたかって皆さんわからなかったと思うんですけど、これでおわかりいただけたのでは…笑

だってこれ私がが作ったファンクのって割とオーセンティックなやつでしたよね。

リバイバルであるような ファンクっぽいやつでそれでこれ足しただけで、それこそあのアンプ・フィドラーさんとかが作っている雰囲気になる。

アンプ・フィドラーさんはテクノやハウスもやるから当然なんだけど、こういうの作るのはめちゃくちゃ難しい。でも、そういう雰囲気になりますよね?

こう言うシーケンス的なもの一応ShaperboxやAbletonのEnvelope Followerなどを駆使したら作れるかもしれないんですけどめっちゃ手間かかるんですよ…というか、出来ないですね。笑

コードやシーケンスなどもそうですね。これならわかるかなあ?

(再生する)

普通に打ち込もうとするとディレイのところでピッチダウンするようなやつとむっちゃ手間かかりますよね。そして、これもLFOで単純にやってないですよね。ササキさん!?笑

ササキ:

こんなあのササキさんがやってるのを真似しようとするだけでもどれくらい大変かわかる。

むちゃくちゃすごいんです。ああ、こういうところまで作り込めば気持ちいいというベンチマークになりますね。出来るかどうかは別にして。笑

ササキ氏のパフォーマンスの特徴は常になんらかの変化が行われていること。作品とライブパフォーマンスの違いに驚かれる人も多いかもしれない。

圧倒的な時短

うりなみ:音色が作り込まれているから、そのワンショットをエイブルトンを使ってる方だったらこれDrumrackにそのまま投げ込んじゃうのもありですよね。

例えばクラップを入れて ハイハット方はオープンとクローズを入れて…

よいしょ。(打ち込んでいる)
ま適当にオープンを入れて そしてえっとキックを入れます。

でまあまこういう風になる。笑

(再生する)

これだけでいい感じになる。凄くないですか。笑

単音系は?

うりなみ:単音系も結構ありますよ。
あのね1個1個めちゃくちゃ数があるわけじゃないんですけど…

ハイハットだっ たらこれだけなんですけど全部ね、質が高いんですよ…
例えばこれもハイハット(再生する)
耳に痛くないのはインタビューなんども話してますけど、素晴らしいです。処理する必要がない… 

意外に時間取られるところでもありますしね。
こういうのめっちゃR&Bとかでも 使えますよ。

(再生する)

こういうようなこういうのとか 作ろうと思ったらむちゃくちゃ面倒くさいやつですよね。?

ササキ:多分MachineDrum使ってます。

中古市場で 20万円とかになっちゃいましたよね
もう 買えないですもんね。笑

うりなみ:これも鬼加工したでしょ…笑 ともはや追求しますけど。笑

ササキ:はい、そうですね。笑
これもね、自分の大好きな多分909…
うん…909の 元ネタから加工していってますね。

数は?

うりなみ:量は昨今のサンプルパックに比べると少ないですね。品質が高いものが厳選されています。(と言っても538MBあります。詳細は冒頭のリンクからご確認ください)

これも 面白いですねちょっと飽和感がある感じ(再生して聞いてもらっている。)

使いやすいなと思ったのがディケイの処理です。意識されました?

ササキ:そうですね。
そういう部分も使い勝手に繋がるのでこだわりました。

うりなみ:総数としては 少ないんですけど使いやすいものは助かります。多くても使いにくかったら視認性悪くなるからおっさんには厳しいです。笑

ササキ:そうなんです。
大量にあって、探しても結構結局使わないこと多いじゃないですか。笑

うりなみ:数は少ないけどどれも即戦力っていうのが私の使った印象ですね。繰り返しになりますけど。

まとめ

今回は、質疑応答部分を抜き出しました。購入を検討されている方の参考になるといいのですが。

タイトルに質疑応答1と銘打ったのは、この後、私も事前インタビューで聞いてなかった話がどんどん出てきて、もう一度質疑応答を行うことになったからです…

いやあ、ここまででも大分濃い話がでてきているんですけど、もっとすごい話が出てきます。

一番面白いのが質疑応答の後だったという…

古い機材を活かす方法はハッとすると思います。ササキさんと同じことは出来なくても、自分に手法を取り入れることは出来るはずです。

いよいよササキさんとAbleton友の会のSawryleさんのライブが近づいてきました。下に情報があります。2024/08/31ですね。

関西のみなさん、ササキさんは北海道や東京のライブは多いですが、関西でのライブは貴重ですよ。

インタビューで興味を持たれた方はぜひ、遊びにいきましょう…私も行きます。

お二人共ギターを使ったパフォーマンスをされるということで楽しみですね。私も繁忙期で死にそうなんですけど、お二人のパフォーマンスだけはなんとしても見たい。

翌日に、Ableton友の会のオフ会をやろうと思ってます。参加ご希望の方はDMやメール、ライブ会場で私におっしゃってください。

秋になったら、時間が出来てくると思うので配信再開したいと思います。申し訳ないです…

ライブ情報

2024.08.31(sat)
sound×dance×visual
Collaboration Event
“SPANDA Vol.3”

open18:00 start18:30
charge2500yen + 1 drink order
at environment 0g [ zero-gauge ]
大阪市西区南堀江3-6-1 西大阪ビルB1
(出演時間は20:10から20:50までを予定しています。)

リリース情報

リリース情報 フランス Naeba Recordsよりリリースされた

TAKASHI SASAKI Featuring SAyA – Night Loop 収録のコンピ Japanese Xperience

好評につき追加製作、リリースが決定したRemix Night Loop remixes

Night Loop remixes 2

昨年イタリア LETS TECHNO recordsよりリリースされ beatportで2位になったEP Future Memory

Beep

ササキさんが主催されているDAWLESSのイベント、Beepの予定です。

beep 50 NON PC ELECTRONIC SOUND LAB.
2024.09.27(金)
21:00 – 23:30
¥1500(別途1ドリンクオーダー)

■Guest:
HATAKEN
MADZINE

■LIVE:
Takashi Sasaki
Shohei Takata
Yohei Kisaka
kousuke sato

■VISUAL:
chiyo_midnight
omi(Amejika)

大人座 札幌市中央区南1条西1 板谷ビル 8F

https://www.otonaza.com/

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