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George Jackson

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George JacksonはまさにSam Deesと並ぶソウル界のグレートライターなのだけれど、一般的な知名度はないように思える。

良い曲だらけなんだけど、シングル盤だらけで長い間のソロの全貌をつかむのはなかなか難しかった。

これだけのライターなのに、インタビューなどはおそらくSoulexpressの一件くらいしかない。

ゴスペル的なバックボーンがあるのに、シンガーとしては線が細いのだが、また、それが独特な魅力を持っている。和声的に面白いことをするタイプではないのだが、メロディメイカーとしてはずば抜けていて、ああ、あの曲のGeorge Jacksonだったということは多かった。

ギターは弾くというのはわかるが、鍵盤も弾けたのではないかと思われるところもある。

プレイリストを作りたいが、サブスクに入っていないものが多かったので、YouTubeなどを付けておくしかないか。

目次

基本情報

本名: ジョージ・ヘンリー・ジャクソン(George Henry Jackson)
生年月日: 1945年12月3日
出身地: ミシシッピ州インディアノーラ
職業: シンガーソングライター、プロデューサー

B.B. Kingと出生地が同じ。ディープサウス。

音楽的特徴・影響

ジャンル: サザン・ソウル、R&B、ゴスペル
歌声:
影響を受けたアーティスト:
– Five Blind Boys Of Mississippi
– Sam Cooke & Soul Stirrers
– Staple Singers
– Mahalia Jackson

ゴスペルの影響は当然だが、唱法にはゴスペル的な影響は薄い。だが、コードの積み方はゴスペルっぽいところはある。Ovationsの仕事をしてるのはなかなか面白い。

キャリア年表

– サン・レコードで運試し
1963年: アイク・ターナーとの出会いでデビュー
– 「Won’t Nobody Cha-Cha With Me / Who Was That Guy」(Prann)
1965年: 「There Goes My Pride」(Dot)- 初の認知されたシングル

Ike&Tinaにも一曲提供してるはず。

ゴールドワックス時代(1960年代中期)

– ジェームス・カー、スペンサー・ウィギンズに楽曲提供
– オヴェイションズとの協力関係構築

Trying to Live my Life without youは確かに、歌詞もGeorge Jackson節ではある。

Hi Records時代(1967年〜)

– ウィリー・ミッチェルとのコラボレーション開始
1967年: 「So Good To Me / I’m Gonna Wait」- 最高傑作の一つ

Syl Johnsonなどにも曲を提供しているが、初めはライターとしての関わりはなかった模様。70年代初頭から、Ann peeblesなども手がける。

– リック・ホールのもとで重要ソングライターとして確立
主要楽曲提供:
– クラレンス・カーター: 「Snatching It Back」「Too Weak To Fight」
– ウィルソン・ピケット: 「A Man and a Half」
オズモンズ: 「One Bad Apple」(1971年全米No.1)
ボブ・シーガー: 「Old Time Rock And Roll」(1979年)

この時期はソウルファンなら誰もが知っている名曲ばっかり。

A Man and a Halfは諸説あるけれど、個人的にはBobby Womackではないかと思っている。

Picketバンドのギタリストでもあったし、1968年リリースのThe Midnight MoverまではBobbyが参加していることもある。

I’m a Midnight Moverタイプのリフを弾いていることと、あれ、微妙にレギュラーの右利きでは弾きにくいので… Duane説もあるけれど。

ミクソリディアンのフレーズで妙な(失礼)グリスをしているところは典型的なBobby節だと個人的には思う。

Clarence Carterとはソングライターチームだったのは知らなかった。確かにクレジットを追いかけると70年代も仕事をしている。
マラコ時代(1981年〜)

1981年: マラコ・レコードと専属契約
– Z.Z.ヒル、ボビー・ブランド、リトル・ミルトン、ジョニー・テイラーなど多数のアーティストに楽曲提供
– 「Down Home Blues」(Z.Z.ヒル)で大成功

Down Home Bluesは60年代以降で定着した珍しいブルース・スタンダードではないか。

「There Goes My Pride」 (1965) – 初期の傑作
「I’m Gonna Wait」 (1967) – Hi Records時代の名曲
「That’s How Much You Mean To Me」 (1970) – 初チャートイン
「Aretha Sing One For Me」 (1972) – アレサ・フランクリンへのトリビュート
「Struggling Lady」 (1991) – 最後の45回転シングル

チャートでは奮わなかったかも知れないが、Talking About the Love I Have For YouなんかはGeorgeのメロウな側面がでた美しい曲だと思うので、プレイリストに入れた。ファンキなーものも良いんだけれど。

ファンキーな側面は、自身ではなく、Clarence CarterやJBのレコーディングの方がよりわかるのでは。

「One Bad Apple」 – オズモンズ(1971年全米No.1)
「Old Time Rock And Roll」 – ボブ・シーガー(1979年)
「Down Home Blues」 – Z.Z.ヒル
「The Only Way Is Up」 – ヤズ(ヨーロッパでヒット)

George Jacksonが自ら語った貴重なインタビューあり。功績に比してあまりにも情報が少ない。

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この記事を書いた人

うりなみ(@urinami)です。

無理ない暮らしにずっと憧れていました。

無理なく音楽を続けるにはどうすればいいのか。

環境がないなら作ろう。

紆余曲折あってAbleton友の会を主催しています。

楽しいことが一日の生活時間で増えれば、それはいい暮らし。

ちょっと目線を変える。最後まで主体性を失わないのが私にとっての無理ない暮らしと思っています。

YouTubeやってます。パッド成分、Abletonの話題が多めです。note始めました。

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