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お金2.0 新しい経済のルールと生き方 佐藤航陽

無理ない暮らし
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お金2.0 新しい経済のルールと生き方 佐藤航陽

東京にしばらくちょっといられるので、病院での検査の時間に読んでみた。

一昨年話題になっていたが、読む機会がなかった。

Kindle Unlimtedの新着タイトルにあったので読んでみた。

ちょっと前の本なので、特に新しい知見が得られたわけではないんだけれども、価値経済についてはいろいろ思うところがあった。

価値経済では、信用やお金に変換する事が出来るという下りがあった。

そうだよな。

でも、それ、お金を介さずにできたほうが幸せかもしれないなと。

お金に換算した瞬間に課税からは逃れられないし。

多数のレイヤーがあるなかで生きるとなると、お金を介さないほうがより複数のアソシエーションに移動が可能になるんじゃないかと最近はぼんやりと考えている。

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信用をお金に変えるだけじゃなくて、自分が持っている技術とか時間と交換できんかなと。

お金の価値尺度機能って、重み付けされてないから価値経済という中では違うだろうし。

中学生の1000円と大人の1000円は違う。

で、中学生が1000円握りしめてきて、音楽やりたいといったらどうなんだろうかと思うのだ。

大人でも病気や怪我がある人で、仕事がないが、音楽をやりたいと言った人がいたとする。どうなんか。

なんとかしたいって思うだろうな。

だが、それぞれの状況を勘案するのは無理だ。

もし、それをクレジットスコアみたいにして可視化されたらええという人もいるかもしれないけど、それ、地獄だよな…

あるコミュニティでは悪人と見られるような人が、あるコミュニティでは善人であってもいいのではないか。

もちろん、善人、悪人なんて見方自体が恣意的なもんではあるんだけど。

人間そんな単純なものでもないしな。

価値尺度機能を使わずに、お互いの需給をマッチさせるようなことは今は技術的に出来るんじゃないか。

機材の交換とか。貸し借りができたらいいんだけど、それだと信用の問題があるしな。うーん。

いま、いろいろ言われているように、株式みたいに長く持てば待つほど議決権があるみたいな制度設計にすればいいのか。

会員で長くあればあるほど、優先的に交渉権が上がるとか…

コミュニティに貢献した人は還元があるような仕組みを作れば、上手く機能するだろうか。

考えされられる本はいい本。

自分の目標は音楽を無理なく日常にすること、いろいろ考える切っ掛けになった。

もっとシェアリングエコノミーも自分で体験したほうがいいんだろうな。自分で実際にいろいろ体験してみないと。

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