移動が多い人生を送ってきました。こういう生活をやめたくて仕方なかったです…
ちょうどこのブログを開始した2017年は移動しまくりの生活が終わって、拠点を東京にして少しずつ生活のペースを落とす予定でした。
仕事も縮小して、小さいソウルバーでもやりたいなと思っていました…
なんですけど、状況が変わった。途中でまた出張だらけになり、実家に戻らざるを得なかった。
いろいろ絶望やという状況でハチャメチャに働いていました。
なんですけど、大阪から仕事の話が来たんですね。
ある程度残務処理が終わったら、仙台、大阪、福岡の3都市のどこかに移住しようと思っていました。
このブログを休んでいた間、それぞれ民泊を使ってどうしようか考えていた。どこも良い都市で甲乙つけがたかったですね。
でも最終的に大阪に引っ越したわけです。まあ、大阪に引っ越してからはてんやわんやでした…
コロナウイルスで大きな仕事がなくなり、売上の半分以上が吹っ飛んだ。今でも回復してません。引っ越す前の売上5分の1ですからね…
まあ、ポジティブに考えれば生活の規模を縮小できたと言えます。ポジティブシンキングが過ぎますかね…
コロナウイルスで引っ越してからの2年間は自分が学生でなくなってから最も移動しない2年間でした。
今まで移動が多かったから、物を増やすという発想がなかった。
自宅にはモノはあったものの、戻ることが少ないので生活空間にモノを置くのとは違う感覚なんですよ。適切な言葉が思いつかないんですけど…
音楽に関しても大きな変化があった。
ずっとやってきたオルガントリオは、活動停止。毎月ブッキングしてもらっていた店も潰れてしまった。大阪でも演奏する機会もなくなった。
友達も音楽で食えなくなってしまった。子供食べさせなきゃいけないから仕方ない。本当、残念ですけどね…
自分も翻訳の仕事はほぼやめて、教える仕事が増えた。教える仕事から派生して、映像から音声から音楽まで何故かいろいろ請け負うようになってしまって、デジタル百姓のような形でなんとか生活している。
収入として大きいのは動き回る仕事なんですけど、これはもうやめたい…
今まで、無理なく音楽を続けることを考えてきました。それは、仕事で移動がありながらも音楽を続ける方法だったわけです。
でも、まあ、今の所自分の仕事だけでなんとか生活は出来る。クライアント仕事なしでもなんとか生活は出来る。ギリギリですけどね…
今の自分で一番重要なのは時間なんです。動けるうち、会えるうちに会いたい人たちに会っておきたい。何があるかわからないし、今より時間があるときはない。
自分の仕事ならPCとネットがあればなんとかなる。
今年度の後半からは、仕事のためではなくて、音楽をするために移動したいんです。
音楽をするために移動して、その時間の合間に仕事をする形なら友人やお世話になった人、パッドフレンズに会いに行ける。
リゾート地に行くわけではないからワーケーションとは違う。
やりたいのは生活と音楽を地続きにすることです。
そういう実験をしてみたい。
友達がPCを含めた環境設定ができないなら、行ってやってしまえばいい。オンラインでやるのが難しいものは自分が録音するなら出来るでしょう。
今ならそういう知識もあるわけだし。昔と違って本当にPCで出来ることは増えた。
オンライン上で一緒に作る方法を確立しつつあるけれど、どうしても一緒にやったほうがいい場面は行けばいい。
私のバンドのドラマーやオルガニストはプレイにいままで集中してきてるからDAWなんて邪教徒が使う怪しげなものくらいにしか思ってないですからね…
やつらが出来るようになるのを待っていたら私の寿命が尽きてしまう…
音楽を生活の一部に出来ずに、音楽から離れている状況をなくしたい。
もう、この歳でモチベーションを保つのってめちゃくちゃ難しいんです。
多分、今、続けられる環境を作らないと、生きながら死んでいくような事になってしまう。
自分たちが受け入れられたことは一度もなかったし、これから受けいられることはない。
若者のときですら時代遅れでしたしね…そんなのはもうどうでもいいんです。
受け入れてほしいという段階はもうとっくに越した。誰かが死ぬまでぬるくても続けていけると思ってきた。
それが自分の大きな励みだった。やつらもそのはず。
ボンクラが揃ってへらへら遊べるようにしたい。曲作りだけでも出来たら、時間は掛かるかもしれないけれど、続けられると思いたい。
本当は仕事せずに音楽のためだけに移動できれば良いんですけどね…
今、実質的に一人で仕事を回しているのでそれは出来ない。
移動が多かった今までの生活は重量との戦いだった。
誰かに会いに行くのが目的なら、1日で移動するということもないでしょう。今までと自分の仕事の形態も違うし、もう一度考えたい。
すぐには出来ないとしても、こうしたいと思って考えていけばいずれは出来るはずですしね。
どうやれば無理なく音楽を続けることが出来るか、ボンクラの実験していきます…
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